ザ・ジャグル 1: 汝と共に平和のあらんことを (ハヤカワ文庫 JA サ 9-1)
- 早川書房 (2010年1月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150309800
感想・レビュー・書評
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記録していなかったので、後追い記録。
結構面白かった。
クラッシャージョウとかダーティペアシリーズに夢中になっていた頃を思い出しました。
次巻が楽しみです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ストレイトジャケットシリーズの榊 一郎氏の新シリーズ。SFである。ファンタジー的要素はまったくない。
ザ・ジャグル(はじめジャングルだと勘違いしていた)と呼ばれる秘匿された組織を巡る物語。ちなみにジャグラーとかジャグリングという言葉のジャグルであろう。手品師という意味合いだそうだ。
人型の兵器、偽りの平和、戦いの中で生きる者、戦いの中でしか生きられない人、・・・
隠密部隊ということである程度は仕方がないかも知れないが、登場キャラクターがあまり立っていない。それが一般的なラノベとの差なのかもしれないが、主人公(男)がうまくイメージとして浮かんでこない。
それでもダークな世界観とミリタリー的要素はなかなか好みである。次回作を買うかどうかは今のところ微妙。 -
☆3.7
地球国家群間の大戦終結後、復興と平和のシンボルとして建設された永久平和都市オフィール。軌道国家群から軌道エレベーターで入都した報道士キャロルと記録士シオリは、都市の取材を通じその表層的な“平和”に疑念を抱く。やがてテロや大規模犯罪を密かに闇に葬り去る特殊部隊手品師“ザ・ジャグル”の噂を耳にした2人は、この都市の真の過酷に絶句する―ライトノベルの実力派が戦争の本質を描く本格アクションSFシリーズ開幕。
メカの形状は想像しにくいし、難し説明は飛ばしながら読んだけどおもしろい。秘密組織<手品師>に所属する面々の個性がもうちょっと出てるとよかったけど。途中で誰が誰だがわかんなくなる時もあったり・・・。 -
地球における国家間紛争ののち復興と平和のシンボルとして軌道エレベーターの根元に建設された永久平和都市オフィール。穏やかなその名とは裏腹な実態にさらされるその都市を守るザ・ジャグル〈手品師〉と呼ばれる特殊部隊の存在が噂されていた。機動兵器VACを駆り都市で起きる問題を文字通り無かったことにする手品師たち、その都市の名が真実となる日は来るのだろうか。
人型機動兵器の成立背景、戦闘描写など、丁寧な設定でかつ迫力のあるものとなっていて楽しめた。主人公ジェイドと記者二人が今後どうからんでいくのか、薄氷の上のオフィールの行く先がどうなるのかが非常に楽しみ。 -
榊さんの好きなほう。
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以前から気になっていた作品。
最終巻が出たと云うことを知って、取り合えず一巻を購入してみた。
その行動に意義があるとかないとか、実はあんまり関係ない、かもしれない、と云うお話。 -
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イメージとしては士郎正宗的な世界観を思い浮かべる。世界大戦後に築かれたモデル都市とかアップルシードのオリュンポスだし、超法規的組織とか都市における機動兵器による戦闘とかは、9課とかランドメイトを思い浮かべます。
ただ、戦争が終わったのか終わってないのかどこか曖昧な「戦後」の描き方とか、都市の表の顔をレポーターの視点で、裏の顔を「手品師」の兵士の視点でという描き方はおもしろいと思う。
元がメディア企画らしいので、できれば映像で観たい作品でもあります。 -
ジェケ買いです。読む口は昔よく読んでいた海外もの元祖SFアシモフとかに似ています
人類が太陽系に広がり、地球規模の戦争が終結してから5年。戦後のお話です。
主人公は、う~ん工作員?、非公式の治安維持戦闘員です(公職ですが。
+ジャーナリスト2人組も主人公です、
続きものっぽいですが、今後人物関係に発展があるのやらないのやら。。 -
独特な雰囲気のSF?モノです。
全体的な話の流れは好き。
でも、SFモノだからか最初の設定説明はやっぱり長いね。