虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
4.13
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本棚登録 : 11543
レビュー : 1547
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150309848

感想・レビュー・書評

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  • 発売された時から気になっていて、とうとう読む時が来たというか、やっと読めた。
    今読んでもすごい世界観で、今だからこそ背景はすごくマッチするように思いました。

    ルビが多すぎて読みにくいのと、虐殺の文法に触れられていないのがもったいない。登場人物みんなが自分勝手で、誰にも感情移入できなかったのがまた残念でした。何よりウィリアムズが無念すぎる‥。もっと個々の心情や立場を掘り下げて、もっと長編でもよかったなぁと思うけど、これだけの内容をたった10日ほどで書き上げたというのはオドロキ。
    世界観が凄すぎて、読んでて理解仕切れなかったけど、これを文字だけで頭に映像見えるような作家さんだったらまた違った感想があっただろうな。次はハーモニー読んでみます。

  • 前評判を聞いてなかったら途中で読むのをやめていたかもしれない。
    自分のことを「僕は」という殺し屋と、能書きばかりで前半は退屈でしかたなかった。

    後半は急速に動きが出てきて、ふむふむというところに物語は着地する。

    前評判を聞いていなかったらもっと満足感は高かったかも。
    あと攻殻機動隊を見る前だったら。

  • 本屋さんで見かけておもしろいのかな~と思って手に取った

    アメリカの近未来、戦争が商売になる(今も?)
    テロ対策として徹底された情報社会
    貧しい国などで起こる内乱虐殺
    虐殺の起こる国にみえる人影・・

    わりとすっきりする結末でよかった
    罪の意識とかそういう話はちょっとむずかしかった

    若くしてなくなってる作家さんらしく、
    巻末のお母さんの言葉に涙涙・・><
    やりたいことがいっぱいあって、しかも才能があった人が早くに死んじゃうのはやりきれない

  • ずっと気になっていて、タイトルに怯えて読めなかったけれど背中を押してもらってついに通読。最たる凶器は言葉であるというそのロジックに押し込めるための緻密な舞台装置に眩暈がしそうになる。森博嗣のスカイ・クロラと近いものをかんじる。

  • 引き込まれるけれど
    全体の印象はそんなに面白くはなくて、

    身体の感覚を持たなくなる兵士の感情と
    自分達がテレビ越しに見る戦争への感覚
    小説を読んで痛みを想像する感覚
    など考えさせるあたりが良かった。

  • 期待しすぎたせいもあるけど、どちらかと言えば好きな雰囲気だったけど。。
    なかなか面白いアイディアだけど、もうちょっとこのアイディアをうまく使えたんじゃないのかなぁと。。
    高野氏のジェノサイドのように、ドキドキハラハラさせて欲しかったかな。ちょっと難しい。

  • 9.11以降に大きく変わった世界を描いたSF。
    発想はかなり面白いと感じた。前半が個人的にかなり読みづらかったのが残念なところ。
    でも後半やラストなどはなかなか好きな展開だった。著者がすでに亡くなっていたことも解説で初めて知る。もっと他の作品も読んでみたかった。

  • ずっと気になっていた作品。映画を観たので補完する意味も込めて読んでみた。近未来のSFものはもともと好みだがこれもかなり引き込まれて読んだ。見たいものしか見ない、というのは日本のような平和な国に住んでいると本当にそう思う。虐殺の文法とはどのようなものなのだろうか。

  • 生得文法+言語は思考を規定+自由は通貨(選択の問題)、絵はきれいだが、ストーリーは目新しくなく。感情にマスキングした仲間が主人公の大切な人を売ってしまう。仲間にとっては自分の内側の世界が平和であればよかった。敵のジョンポールにとっても、だから殺戮を先進国には持ち込ませないよう、新興国で煽った。

  • SFだけれど現代の延長線上にある未来感。なんなら地球上のどこかですでに展開されている気さえした。最初タイトル「虐殺」の文字に反応してしまったが、あくまで「虐殺器官」の論説を読んでいる感覚。映像にすると虐殺色が強くなりそうではある。

著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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