微睡みのセフィロト (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
制作 : 獅子猿 
  • 早川書房
3.57
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本棚登録 : 588
レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150309909

感想・レビュー・書評

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  • マルドゥック・スクランブルにいまいちのめり込めなかったので他の作品に挑戦してみたけど、うーん……。
    うぶかた作品の独特な感傷的な書き方に自分は馴染めないんだな。他にも感傷的な書き方してる小説はごまんとあるのになんでだろう……。登場人物誰にも感情移入できないからか。
    うぶかたさんの著作は、好きになる人は全部好きになりそうだけど苦手な人はとことん苦手なんじゃないだろうかと思った。

  • 後書きと解説が冲方丁を知る上で興味深い。

  • 言葉選びが難しい・・・。
    世界観はいいけど、短編であるためちょっと物足りない。
    やはり長編ものの方が作りこみの背景が分かって面白いと思う。
    サードがフォースになるというのもいまいちつかめなかった。
    私には合わなかったようで残念。

  • 2013/02/05 購入。解説で水鏡子さんが著者の「ばいばい、アース」と「マルドゥック・スクランブル」の位置付けにふれており、なるほどと感じた。どうやら「テスタメントシュピーゲル」も読まないといけないようだ。

  • ―――従来の人類である感覚者(サード)と超次元能力を持つ感応者(フォース)が共存している世界。
    世界政府準備委員会の要人が、300億個の微細な立方体へと超次元的に“混断”される事件が起こる。
    先の戦乱で妻子を失った世界連邦保安機構の捜査官パットは、感応者の少女ラファエルとともに捜査を開始するが……
    著者の原点たる傑作SFハードボイルド


    本屋大賞をとった『天地明察』の作者によるSF
    普通の人間と「超人」としての感応者の軋轢を背景に
    超能力バトルが繰り広げられる

    200ページぐらいの比較的短い作品やけどきれいにまとまって読める
    ヘミングウェイかわいいよヘミングウェイ笑”

  • この世界観はかなり好きかもしれない。SF。どちらかというと超能力方面が強め。AfterJudgement。もうこの辺からターミーネターとかダークエンジェルとか。近未来のニオイがしていて悪くない。サードにフォースにヴァティシニアンにマークエルフ。シュレッディング、エモーション。煙巻き大作戦のようなシャレオツ(風)な横文字に酔う。ラノベになりすぎなく、かといって重厚なSFでもなく。映像的で文学的。バランス感覚は好ましい。久しぶりに楽しく読んだ一冊。

  • 従来の人類である感覚者(サード)と超次元能力を持つ感応者(フォース)との破滅的な戦乱から17年、両者が確執を残しながらも共存している世界。世界政府準備委員会の要人である経済数学者が、300億個の微細な立方体へと超次元的に“混断”される事件が起こる。先の戦乱で妻子を失った世界連邦保安機構の捜査官パットは、敵対する立場にあるはずの感応者の少女ラファエルとともに捜査を開始するが…著者の原点たる傑作SFハードボイルド(「BOOK」データベースより)

    おーもーしーろーいーーーー!!
    そうそう、こういうしっかりした世界観を持つ骨太SFを書いてほしいのよ、冲方さん!
    『天地明察』みたいな爽やかな話も嫌いじゃないけど、やっぱりSF畑で活躍してほしいなぁ。

  • マルドゥックや黒い季節を読んだ後に読んだせいか、外連味のない素直な話だと思いました。

    設定は旧人類と新人類という、平たく言えばありきたりなモチーフなんですが、それを感応者と感覚者という切り取り方をしてあるのがいいと思います。感応者の痕跡が香りでのこるというのもいいですね。
    若い少女と壮年の男性の組み合わせは、いかにも冲方SFという感じ。
    個人的には主人公であるラファエルより、パットの方に感情移入して読んでいました。

    良い意味で、冲方さんの若さを感じさせてもらえました。
    設定はまだ続編を書けそうなポテンシャルはあるのですが、巻を重ねてしまうと、この巻で十分チートキャラであるラファエルがどんどんインフレしそうでもあるので、この作品はこのまま終わってもいいのかもしれません。

  • 初の冲方丁作品。
    本作は随分前に発表されたものを加筆訂正し、再出版されたものらしい。


    久々にSF作品を読んだ。
    あまりSFを読まないので他と比べたりは出来ないのだけど、「SFらしいSF作品」だなぁという印象を受けた。

    設定がやや入り組んでいたり、独自の専門用語が多いせいかはじめは戸惑ったけど、次第に独特な世界観と人々に引き込まれていった。

    登場人物それぞれが抱えてるものが重く、簡単に答えが出るものは全然無さそう。
    それぞれの葛藤をみると、「誰も楽して生きていないなぁ」と思う。
    SFらしい超人的能力とか、自身の思考を操れる技術とか、そういうものがあってもそうなのね、と。

    この人の本をもっと読みたいなぁと思った。
    『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』が気になる!

  • 「冲方丁」の看板がなければ読むことはなかったであろう凡作。
    最初にこれを読んでいたら冲方丁の他の作品を読もうとも思わなかったかも。
    内容はあとがきにある通り、「マルドゥックスクランブル」を薄く焼きなおした印象。
    解説もこの作品の評価はない。

    よっぽど熱心なファンで無い限り、読む必要はなし。

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著者プロフィール

冲方丁(うぶかたとう)
1977年、岐阜県生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。
代表作となる『天地明察』は2011年にコミック化、そして2012年に岡田准一主演で映画化されヒット作となる。2019年1月、『十二人の死にたい子どもたち』が堤幸彦監督により映画化。

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