微睡みのセフィロト (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
制作 : 獅子猿 
  • 早川書房
3.57
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  • (14)
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本棚登録 : 588
レビュー : 70
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150309909

感想・レビュー・書評

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  • ばいばい、アースとマルドゥックスクランブルの間に執筆されたとのこと。
    さもありなん。読めばわかりますね。
    思った感想がウブカタさんご当人のあとがきと、
    水鏡子さんの解説にぜーんぶ被ったので割愛。ですよねぇ。

    作品としては、いかにもウブカタさんにしてはやけに薄い本なので、
    その分さっぱり薄味。ですが、ファンならいろいろにやにや出来る点と、
    上述のあとがき・解説が面白いので+1点。
    「微睡みのセフィロト」なのに「ばいばい、ア-ス」を推しまくる解説に乾杯。
    ですよねぇ。

    ある意味コレクターアイテムなのかも。

  • 綺麗にまとまった作品だと感じた.
    能力を使った後に,特有の香りあるいは臭いが残るという設定は好きだ.
    面白かった.
    読了したのはかなり前のことで,年月日を思い出せない.
    なので,感想もあまり詳しくは書けない.面白かったことは覚えている.
    この作品は,「ばいばい,アース」を読了した後に,冲方丁の作品として買い,読んだ.
    個人的には,「ばいばい,アース」や「黒い季節」のように初期の冲方丁の作品にあった荒々しさが好きで,にも関わらず,洗練されたこの作品を直後に読んでしまったものだから,物足りなさを感じた.
    物足りないけど,粗がなかった気がするなあ,と思い出しながらの,レビューでした.

  • SFハードボイルド! 独特の世界観が一冊の中にきちんとまとまっている。面白い。

  • これっきりにするには惜しい世界観。
    この頃の文体はやや装飾過剰か。

  • 作者のストーリーテラーとして発展途上の作品であることは否めないが、解説にもあるように、のちのヒット作に繋がる設定と時代感、人物造形等、全てに、その片鱗が伺えるので、本来であれば、発表年代通りに、後の作品の先に読んだ方が良い作品である。後の作品を先に読んでしまうと、どうしても比較してしまうため、話としても主人公や敵役の造形としても、その表現方法にしても多くの点で物足りなく感じてしまうのだ。そういった先入観を抜いてみて、純粋に作品として見た場合はどうかというと、若さゆえか、多くの題材を少ない尺数に無理やり詰め込んでいるため、分かりにくく、消化不良気味な部分もある。ただし、個人的には、そういった作者の思いが迸るような作品は嫌いではない。

  • マルドゥックシリーズを読み終わった後だと、すっきり読みやすいけれど、だからどうしたというような「いかにもラノベ」に思われてしまう。

  • ラファエルはかわいいわヘミングウェイはかっこいいわパットはツボだわで大変なお話でした。マルドゥック・ヴェロシティを読んでから読むと、何となくパットがボイルドに被って、感慨深いものがありました。

  • まず、かっこいいおっさんと聡明な美少女とどがっこいい犬っていう組み合わせがヤバイと思う。
    ツボだよ。
    おっさんと美少女いいよ。そこに犬とか完璧にも程があるよ。

    なんだか2時間の映画を見ているような感じで、どんどん展開していく世界に引き込まれました。

  • 少し時間があったので何か読もうと、立ち寄った本屋で購入。

    ページ数は少な目ですが、その世界観や設定、ダイナミックな展開で最後まで一気に読めました。
    話自体はコンパクトですが、ドラマとして描くべき所とそうでないところが割り切ってあるので、芯の通った作りの印象を受けます。

    世界観や主人公達には描かれていない部分も多く、もっと外伝などもあればなぁ~と思ったり。

    以前、マルドゥックスクランブルを読みましたが、雰囲気は似ています。

    後書きによると初期作品のひとつなみたいなのですが、今発刊されている小説はそんなことは感じませんでした。
    自分は読み終わるまで、最近の作品だと思っていましたし。
    気軽に読めて、中身が濃く、良かったです。

  • ドンパチしながら、しっかりしたテーマがあった。
    「自分の最も愛する人が、自分の差別する対象になってしまったとき、
    それでも忌み嫌い、差別を続けることができるのか。」
    最後は少し泣けた。

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著者プロフィール

冲方丁(うぶかたとう)
1977年、岐阜県生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。
代表作となる『天地明察』は2011年にコミック化、そして2012年に岡田准一主演で映画化されヒット作となる。2019年1月、『十二人の死にたい子どもたち』が堤幸彦監督により映画化。

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