- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150309909
感想・レビュー・書評
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『天地明察』や『十二人の死にたい子どもたち』の冲方さんしか知らなかったのですが、もとはSFがメインの作家さんと言うことだったので読んでみました。
代表作の『マルドゥック・スクランブル』は巻数も多いので断念。カバーイラストがラノベっぽくって躊躇しましたが、1冊で完結するので当作を選択。いやラノベでも構わないのですが、、、
前半は耳慣れない用語や固有名詞に戸惑いましたが、慣れてきた後半は読書スピードもアップ。フォースディメンショナー、シュレッディング、超胞体、、、SF初心者ゆえどこまでが一般的なSF用語でどこからが作者のオリジナルなのか判らないのが残念。ヒロインのラファエルが聖女すぎて、ラノベというより昔の少年マンガのようでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「天地明察」とはまた全然違った読み応え。
人間を微細な立方体へと超次元的に砂粒のように切り刻む「混断」、またそれを繋ぎ合わせる「結合」、他人の感情を感受する「緒感」、鏡のように分身を作り出す「同時並在」、未来を見る「予見」…
波打つプラチナブロンドに薄いブルーの瞳、華奢な身体つきの少女 ラファエルはほぼ全ての能力を網羅して、空間や時空さえも操る。相棒は忠実な頼もしいシェパードのヘミングウェイと、人体改造で脅威の回復力を持つ 人間狩人のパット。
感応者たちの持つ能力の説明がややこしくて混乱した。そもそもがっつり文系なんすよ、私は…。でもこの言い回しとか、中2的な格好良さは認める。アニメ化するとこの魅力が活かせそう。
マルドゥックの方を早く読みたい。 -
5月28日購入
俺にとって新人さんの作家さん。
5月31日終読
外国の作品のような雰囲気が感じられた。
硬質でドライ。
甲殻機動隊ポッイ。
イイ作家さんを発見したー! -
ページ数はすくないが、中味は物凄い濃い。独特な言い回しや世界観に振り回されてしまった。
途中で何度も読み返したくなる(ならざるをえない)一冊。 -
蔵書整理で手放すので、再び出会い読む日もあるか
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2002年刊の徳間デュアル文庫から復刊。戦争を経て感覚者(サード)と感応者(フォース)が共存する社会。研究者が300億個に混断(シュレッディング)された事件を、捜査官と少女が捜査する。超能力バトルSF。
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微睡みのセフィロト (ハヤカワ文庫JA)
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著者の作品はマルドゥックシリーズしか読んでいなかったので、復刊を機に購入。