微睡みのセフィロト (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
制作 : 獅子猿 
  • 早川書房
3.57
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本棚登録 : 547
レビュー : 68
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150309909

感想・レビュー・書評

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  • 「天地明察」とはまた全然違った読み応え。

    人間を微細な立方体へと超次元的に砂粒のように切り刻む「混断」、またそれを繋ぎ合わせる「結合」、他人の感情を感受する「緒感」、鏡のように分身を作り出す「同時並在」、未来を見る「予見」…

    波打つプラチナブロンドに薄いブルーの瞳、華奢な身体つきの少女 ラファエルはほぼ全ての能力を網羅して、空間や時空さえも操る。相棒は忠実な頼もしいシェパードのヘミングウェイと、人体改造で脅威の回復力を持つ 人間狩人のパット。

    感応者たちの持つ能力の説明がややこしくて混乱した。そもそもがっつり文系なんすよ、私は…。でもこの言い回しとか、中2的な格好良さは認める。アニメ化するとこの魅力が活かせそう。

    マルドゥックの方を早く読みたい。

  • 黒い月は全てを抱く。
    憎悪も祈りも愛情も。
    微睡みの中を飛び跳ねて今日も天使は祈り続ける。




    ウブカタ作品はこれが初めて。
    ページは少ないけれど世界観の作りこみが半端ない。

    最後の終わり方もエピローグもいちいちかっこいい。

    ウブカタさんは初見だけれども
    刃物のような文体がつきささる。
    クールのヒトこと。
    マルドゥックも見てみたい。

    ただページ数が少なかったせいか、
    少々わかりにくい節も。
    多眼装置とかいつの間にか使われていてハッとなった。

  • 感応者の能力が素敵でした。SF!最高です、あとがきも勉強になりました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「あとがきもちょっとした勉強に」
      気になるなぁ~
      冲方丁は「天地明察」しか読んでないので、次はコレにしようかな?
      「あとがきもちょっとした勉強に」
      気になるなぁ~
      冲方丁は「天地明察」しか読んでないので、次はコレにしようかな?
      2012/10/24
    • tyさん
      作者は相当な知識人かと思われます。笑
      これもいいですが、私はマルドゥック・スクランブルがとても好きです。
      作者は相当な知識人かと思われます。笑
      これもいいですが、私はマルドゥック・スクランブルがとても好きです。
      2012/10/24
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「マルドゥック・スクランブルがとても好きです」
      最高傑作って言われてますものね、完全版の文庫が3冊なので、最初は短めのを読んで、それからチャ...
      「マルドゥック・スクランブルがとても好きです」
      最高傑作って言われてますものね、完全版の文庫が3冊なので、最初は短めのを読んで、それからチャレンジしまたいと思っています!
      2012/11/05
  • マルドゥックシリーズの元となる物語とのことですが、壮大な設定と世界観がこのページ数では描き切れてないように感じました。
    設定も判り難い部分が多かったかな。
    結末もやや強引な感じがしました。

    比較すると悪いのかもしれませんが、やはりマルドゥックシリーズの完成度の高さを改めて感じました。
    マルドゥックファンの方なら楽しめる作品だと思います。

  • 5月28日購入
    俺にとって新人さんの作家さん。

    5月31日終読
    外国の作品のような雰囲気が感じられた。
    硬質でドライ。
    甲殻機動隊ポッイ。
    イイ作家さんを発見したー!

  • 『マルドゥック』や『天地明察』より前に書かれた作品と言うことで納得

  • 我々のサード世代と、新しい力を手に入れたフォース世代の確執と融和の話。スピード感が半端ない。読後感は爽やか。冲方氏の他の小説も読んでみたい

  • 超次元的能力を持つ者フォースと持たざる者サードの対立が原因で一度滅びかけた地球を舞台にする近未来ハードボイルドSF。

    主人公パットはその戦争で妻子を失った軍人。装置による制御がなければ正気を保てないほどフォースを憎んでいる。改造した肉体を持つ軍人であるパットはフォースを育成する機関から派遣された少女ラファエルとともにある事件の捜査に当たる、というあらすじ。

    展開が早く文字数あたりの情報量が多いのでやっと着いていってる感じだったが、読んでいて不思議に状況が見える。迫力のあるサイキックバトルは怖いくらいだ。

    父親としてのパットに共感しながら読んだのでラスト少し前パットとある人物の対面シーンでグッときた。

    あとがきを読むとこの話は完結しながら他の話のプロットにもなっているらしい。それらも気になる。

  • 2015.07.02 読了

  • 冲方丁の著作を初めて読んだ.もっと早くに読めばよかったと思えるほど,面白かった.
    頭のなかで情景を映像化しなから読んでいたけど,どうもパッドはバトーの声で再生される.ラファエルは分からない.

    最後の方の,思考ロックを解除されたパッドがラファエルを連れ出すシーンはカッコ良かった.
    最終局面の時間操作について,跳躍は「1秒を長くする」という奇妙な表現で理解出来るんだけど,沈むというのは「1秒を短くする」というのでいいのかな?
    1秒が一瞬で終わってしまうから,自分の身に何が起こったかが全くわからない,みたいな.
    そもそもこの解釈もあってるのだろうか.

    中編小説だけあって,とんとんと物語は進む.
    読みやすいとも言える.まどろっこしい描写も無く,シンプルなのだ.重厚な世界観ではあるけれど,さほど難しい表現も無い.
    他の本も是非読んでみたくなった.

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