機龍警察 (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2010年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150309930

感想・レビュー・書評

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  • 自分の☆をつける基準は、

    『面白い!この場面、台詞、雰囲気いいなぁ、好きだなぁ』が☆3個
    『面白い!この本大好きー‼︎』が☆4個
    『読み終わった後、ぎゅっと抱きしめたくなる本』が☆5個

    月村了衛さんの『機龍警察』、
    読後、面白すぎてぎゅっと抱きしめたら、
    本からもぎゅーっと抱きしめ返されたような気持ち‼︎
    うーん、つまり☆10個‼︎笑‼︎

    絶対に‼︎映像化熱烈希望‼︎

    近未来の警察小説。
    裏社会から機龍警察と呼ばれる、法改正により
    突如、警視庁に設置された特殊セクション
    "特捜部"(SIPD)は、警察の中で異物扱いされる。
    公安にも刑事部にも属さず、独自に動く事ができる。

    特殊部隊の為、組織構成、人員、装備など非公開。
    その中でも『龍機兵』は最高機密。

    それらの秘密が1巻では、少しずつ明かされていく。

    最初3ページ読んで、ん?ゆうきまさみさんの機動警察パトレイバー?かなと思った!
    でも違う!パトレイバーは最高に面白いけど、『龍機兵』はもっと操縦者の体と繋がっている。
    おーもーしーろーいー‼︎

    近未来では力を持ち過ぎた大量破壊兵器が衰退し、
    近接戦闘兵器が使われるようになる。
    『人体を模して設計された全高3.5m以上に及ぶ
    二足歩行型軍用有人兵器"機甲兵装"』

    これだけでも、わくわくするのに、
    違うんです!『龍機兵』は機甲兵装のはるか先を行く次世代機なんです!対処能力が全く違う!操作も操縦者と龍機兵とのつながりもっ‼︎

    もう書きたい事が沢山ありすぎて困るっ!
    月村ワールドすご過ぎるよっ!
    ガンダム、パトレイバー、エヴァ好きな人、
    絶対おすすめです!あぁ、たのしっ(^^)

    この本はbera5227さんの『機龍警察、白骨街道』の感想を読んで興味を持ちました。
    beraさんの5つ星の本はやばいんですよ(^^)
    感想から面白さが伝わってきて、他の方の感想も見てみたら、そこからも皆さんの面白かったぁー!が伝わってきて、いつか読みたいと思っていた本です。最高ー‼︎
    べら、Muit Obrigado!(^^)

    • 松子さん
      ひまさん、おつかれさまっ!
      お気持ちありがとう( ;∀;)
      そして、お待たせしてほんとにごめんなさいっ
      平日の勉強で前倒しして
      土日で読書で...
      ひまさん、おつかれさまっ!
      お気持ちありがとう( ;∀;)
      そして、お待たせしてほんとにごめんなさいっ
      平日の勉強で前倒しして
      土日で読書できるように、なんとか頑張ってみるー!
      2022/08/03
    • ひまわりめろんさん
      そんなん頑張んなくてええんやで
      TOEIC終わるまででも全然待つで

      ただ『未亡旅団』50ページくらい読んだ時点ですでにめちゃめちゃ面白いけ...
      そんなん頑張んなくてええんやで
      TOEIC終わるまででも全然待つで

      ただ『未亡旅団』50ページくらい読んだ時点ですでにめちゃめちゃ面白いけど(悪魔の囁き)
      2022/08/03
    • 松子さん
      50ページ読んだ時点ですでにおもしろい…
      くぅ、なんて魅惑的な囁き!_:(´ཀ`」 ∠):
      ドラグーン待っててね。(←本に向かって)
      ひまさ...
      50ページ読んだ時点ですでにおもしろい…
      くぅ、なんて魅惑的な囁き!_:(´ཀ`」 ∠):
      ドラグーン待っててね。(←本に向かって)
      ひまさん、土日で読むので、ちと待っててね☆
                    ドラ友松子より
      2022/08/03
  • 至近未来警察小説。
    「ガンダム」と「西武警察」と「特装最前線」を混ぜた様なドラマの画面を丁重に語っている様な感覚。新食感。体言止めと会話が多いからかなあ。
    「攻殻機動隊」も思い出した。

  • 土漠の花で月村了衛さんを初めて読み、ドキドキハラハラとスピード感、臨場感とリアリティに引き込まれました。月村さんの作品で評価が高い機龍警察を読みたいと思い購入したのですが、私はシリーズ物と面白いと感じた作者にどっぷりハマる傾向があるので積ん読に埋もれていました。SFタッチの物はあまり読まないのですが近未来警察で登場するのが大型のロボットではなくパワースーツの発展形というところにリアリティを感じました。しばらく月村了衛さんにどっぷりハマりそうです(笑)

  • 月村さんの原点、機龍警察シリーズの1作目。攻殻機動隊×パトレイバーみたいな雰囲気に冒険小説や活劇小説の趣を混ぜ込んだ贅沢な作品。冒頭から中々の描写でスタートするが月村作品に触れたことのある人ならばサラッと読み進められる。1作目はミステリとしての要素は少ない。警察小説によくある内部の軋轢をこの世界観に見事に落とし込み独特の雰囲気を出している。ごちゃっとした印象を受けるが非常に読みやすい。まだまだシリーズ1作目なので続きが気になるところ。

  • 機龍警察(ハヤカワ文庫JA)
    著作者:月村了衛
    発行者:早川書房
    タイムライン
    http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
    facecollabo home Booklog
    https://facecollabo.jimdofree.com/
    ロボットと警察、ロマン溢れる世界観が魅力の一冊。

  • 近未来の話。

    警察が、龍機という機械に乗って操縦する人を雇い、3機と3台を使う話なのかな?(最初はパトレイバーみたいだなぁと思ったのですが、それとも違うみたいで)

    龍機を操れる人は3人しかいないみたいで。

    そんな中、テロ関係の事件が起き、その事件には3人のうちの1人の知り合いが関わっているみたいで。

    2冊、3冊と読むと内容がわかるのかな?(龍機に関しての謎など)

    まだ最初の方なので、ちょっと分からないことが多かったです。

  • スピード感があり、面白い。
    SFが苦手な私が楽しめたのだから、SF好きには堪らなく面白いのだろう。

    ハードボイルドな文体も悪くない。

    続編も読んでみようかと思う。

    星は3.8といったところ。
    ちょっと厳しめ。

  • 緊迫したシーンに始まり、頁を捲っていくとそこはもう至近未来だった。
    龍機兵の武骨さ、冷徹さも良いが登場人物たちの個性豊かな面子も良い。
    十二分に面白いのだが、犯罪者との駆け引きももっと読みたかったし、迫力満点の戦闘シーンももっと読みたいと思えた。

  • これがデビュー作かと思うと凄い。
    SFやけど、近未来なので現代の警察も出てくるし、映画を観てるようなワクワク感があった。
    続きも読んでみよう

  • 雰囲気は押井守作品に近いものを感じる。
    好きだからいいのだけれど。

    風呂敷が広がりつつあるところで突然話が切られたのは続編があるかららしい。
    機会があれば読んでみようと思う。

  • 2019.12 再読

    やっぱり凄く面白い。スピード感も好きだし、登場人物を三次元にしたら、どんな感じかなって考えると、わくわくする。

  • 機龍警察シリーズ 第1弾

    秘密裏に製造された機甲兵装の最新鋭機種・龍機兵。

    その運用を任された警視庁特捜部・SIPD.

    龍機兵・フィアボルグ、バンシー、バーゲストを操る姿、ライザ、ユーリ。

    密造された機甲兵による襲撃により、多数のSAT隊員が殲滅され、その継続捜査に当たる特捜部。

    逃げた犯人は姿がかつて傭兵時代の戦友だった。

    迫力の戦闘シーン、警察内部が疑われる黒幕の存在と、中国の裏社会。

    特捜部の戦いは続く。


    パトレイバーとエヴァンゲリオンを足して、ハードボイルドを加味した感じ。

    黒幕が気になるから続きを読もうと思います。

  • 近未来の警察小説である。テロと戦うために、警察に雇われる傭兵なのだが、戦う相手は過去に同僚であったというストーリである。傭兵たちの心の葛藤と、近未来に登場する機甲兵装なる武器の詳細と、どちらを描きたいのか欲張り過ぎて、焦点が定まっていない気がする。当然、この一冊では完結されていない。

  • 買っては見たものの、龍(ないし龍型のマシン)に乗って宇宙空間を飛び回る、的な世界観を勝手に想像して、なかなか手が伸びなかった作品。そういう意味では、良い方向に予想が裏切られて、自分的には期待以上に楽しめました。あくまで舞台は地上で、あまり詳しくないけどパトレイバー(?)的な機械が活躍する世界。確かに反則的な暴力を発揮はするけれども、そこまで無い話でもないかな、っていう。結局小手先の事件が解決された(犯人皆死んでるけど)ってだけで、黒幕には到底たどり着けず終了。あくまでこの続きを楽しんでください、っていう体で完結しました。この水準で継続するなら続きも読んでみたいかも、って感じでした。

  • これはまず警察小説であり
    ハードボイルドアクションです。

    機龍を操っての戦闘シーンより、
    戦いを生業としたプロ集団の男たちを描くことに
    力点が置かれていて、心理描写の方が多いです。

    その上で機龍での戦闘が。私達の知っているのと
    よく似た近未来の東京に書き込まれていて
    こちらの想像力を容易に喚起させるのが上手なところ。

    この方は、初読の「土漠の花」の時も思いましたが
    ステレオタイプのお約束、とわかっていることを
    面白くツボにハマる形で読ませるのがお上手です。

    陳腐というより、「お約束」に溺れ、好きなだけ
    脳内で想像して堪能する面白さを提供してくれる。
    アニメの脚本家さんでもあられるので尚更でしょう。

    かつての藤川桂介氏のお作を彷彿とさせます。

    この、斬新な世界でお約束にハマるという
    暗黙のルールがお好きでない方には、もう一つ
    「どこかで見たような」
    という不満がぬぐい去れないかもしれません。

    が、そここそがいいんじゃないか。
    俗っぽく言えば厨二で何が悪い。
    細けぇこたあいいんだよ、という向きには
    すごく面白いはずです。

    そういう意味では人を選ぶかしら。

    警察と機龍をめぐる犯罪。機龍そのものの謎。
    過去をそれぞれ背負った人物たちの心の行く先。
    物語で解き明かされるべきことはまだ端緒に
    ついたばかり。次作を読ませるヒキは十分です。

    設定がしっかりしている上に、組織小説
    群像小説としても面白く
    エンタテイメントとしては最高ですね。

    アクションも小気味いいですし、これを
    アニメにしたらさぞやと思います。

    アニメからノベライズしたものより
    しっかり読ませるのが私には嬉しく

    アニメをノベライズした時に感じる
    無理に小説に向かないものを小説にしたザラ感が
    ないので楽しめました。

    これはやはり、読んで楽しむものなんだなと。
    そう来なくちゃね、と思う読後感でした。

    ちなみに星が3つなのは、シリーズ化が前提で
    ここではお話が完結してないから、です。

  • いやいやいや、これは面白い。何と言っても臨場感が素晴らしい。何だか読み進める程に引き込まれちゃう…
    読んでるとそんなにSFっぽくもない。
    しっかり刑事物って感じだけど、それだけじゃない…
    刑事、テロリスト、軍人…ちょっとワイルドセブン的な設定に
    モビルスーツのようなロボットアニメを巧妙に取り込んでいるのが
    面白い。
    早く次が読みたい…と喉から手が出る気にさせる良本です。

  • 警察内部の確執、龍機兵と呼ばれるロボット(見た目はエヴァっぽい感じ)、龍機兵搭乗員と選ばれたわけありの傭兵3人など警察ドラマとロボット物を7:3くらいで掛け合わせたような内容。
    今回は傭兵3人のなかで白髪の日本人姿俊之の過去が中心。普段はおどけた態度をみせ仕事に関してはドライな姿勢を崩さないが内面では過去共闘した王兄弟と敵対関係になったことに悩む。冷めてるようで中身は熱い男な姿が良いキャラしてます。
    バトルシーンは龍機兵もかっこよかったですがライザのバイクシーンが一番熱かったです。バイクで疾走する死神、G線上のアリア、ベタだけど素直にかっこいい。
    人間ドラマで進めながらもべたべたした雰囲気がなく、よく言えばクール、悪く言えば連帯感のない特捜部がこれからどうなるのか楽しみです。

  • 評判がよかったのですが、なかなか手に入らなくて、やっと読了。
    評判に違わぬ出来です。
    ただし、ロボットもの(特にパトレイバー)みたいなものと考えると肩すかしを食います。機龍という大いなる秘密を秘めた兵器が出ては来ますが、基本的には警察もの。警察内部は今のままの描写が至る所に出てきます。

    SIPDはパトの特車二課というより、雪風の特殊戦に近いかなとも思いました。

    『自爆条項』も一段落したら読もう。もっとも、これ長いシリーズになりそうな気がするんですが……。

  • 9月-6。3.0点。
    機龍警察シリーズ第一弾。近未来の警察、二足歩行のロボットに乗る特別捜査班。
    傭兵などを雇ったため、SATや警察内部からの反発が凄い。
    都内の地下鉄に、外人の機兵が立てこもる。

    シリーズ第一作。未来の警察もごたついているのだ。

  • 近未来SF的警察小説。人気シリーズの1作目。このシリーズ、ほとんどが「このミスベスト10」にランクインしてるのだけどこの1作目は入ってない。んで不思議なことにこのシリーズはあんまり文庫化されてなくって、他のランクインされてるやつが文庫化されたと間違えてこれを買ってしまった。この本はランクインしてないし、文庫版で同じタイトルで完全版とかいうのもあるので、こっちはなにか瑕疵でもあるのかなと思ったけれど、読んでみたらとても面白かった。先に、2作目を読んだので最初から設定も良く理解できたし、もともと読みやすいし。少し深みがないかもしれないけど、エンタメとしたらいいんじゃないでしょうか。他のやつも是非文庫化して欲しいけど何か揉めてるのでしょうかね。

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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