天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA)

著者 :
  • 早川書房
4.08
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本棚登録 : 812
レビュー : 96
  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310035

作品紹介・あらすじ

西暦2310年、小惑星帯を中心に太陽系内に広がった人類のなかでも、ノイジーラント大主教国は肉体改造により真空に適応した"酸素いらず"の国だった。海賊狩りの任にあたる強襲砲艦エスレルの艦長サー・アダムス・アウレーリアは、小惑星エウレカに暮らす救世群の人々と出会う。伝説の動力炉ドロテアに繋がる報告書を奪われたという彼らの依頼で、アダムスらは海賊の行方を追うことになるが…。シリーズ第3巻。

感想・レビュー・書評

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  • 世界的感染が蔓延る今こそ読まれるべき作品。

  • 酸素入らず アウレーリア家 フェオの正体 などなど
    様々なピースが揃ってきた。

  • 3作目にして宇宙が舞台のアクションと少年の成長譚という王道SFのストーリー
    上手く前後の巻と相関しながら、一方でタッチは全然違うという「烏は主を」のような展開
    綿密に作られた話がそう進んでいくか楽しみ

  • 著者:小川一水(1975-、岐阜県、小説家)

  • 謎の遺跡「ドロテア・ワット」の探索シーンから始まる今作。ノイジーラント、エスレル会派のアダムスを主人公に据えて彼らと宇宙海賊たちの戦いをメインに物語が紡がれる。「酸素いらず」が訛って「海の一統」になったのか、ふむふむ。千茅たちの子孫である救世群や、カドムの祖先である瀬秋家も登場し、おぼろげながら過去と未来のピースが埋まってきた。地球外の生命と思しきダダーやミスチフたち、被展開体の正体も少しずつ明かされてきた。この後の展開がどうなるのか想像するのも面白いが、その予想をぶっちぎりで裏切ってほしいと思わせる。

  • 子供のころ見た、宇宙で戦闘するアニメ…そういう世界にどっぷり・違和感なく浸かる読書だった。今までの2巻とのつながりが多々示されつつも、謎はまだ尽きない。

  • 読むのに時間がかかり、話についていけない。これまでの巻の登場人物も出てきて・・・

  • またがらっと変わって、まさに王道なスペオペ。このまんまアニメにできそうな感じ。

  • プラクティスと宇宙海賊とアウレーリア。地球外文明の遺産を巡る三つ巴の争奪戦。
    真っ向勝負のスペースオペラ。

    ドロテア上での最終決戦で明かされたダダーとミスチフの関係。2巻の冥王斑の曝露が物語の始まりかと思っていたけど、データに生きる彼らの誕生、生存理由が起源であり、伏流水のように地球人類の歴史と進化・未来と共に生きていくのだろうか。
    彼らが表舞台に束の間現れたのが、ドロテアでの決闘か。
    観察・共生のダダーと、そうでないミスチフ。
    「オムニフロアと睦んでしまった」というのはどういうこたなのか?

    断章で語られたダダーと羊飼いの接触。メニーメニーシープへの伏線がまた一つ。

    断章のナンバリングが「四」なのは何故?2巻は「二」。
    抜けているのは、今後挟まれてくるということ?









  • 「天冥の標」ラストイヤーで再読。意外に忘れているものですね、物語展開を。「未知への愛」がこのシリーズを貫いている骨子かもしれない。海賊と海賊でないもの・・・というのはウィルス(あるいはオムニフロラとの闘い)との暗喩だと今更ながら気づく。
    フリルをはためかして宇宙を駆け巡る美少女としか見えない男子アダムスが、いかにして「大気なくとも大地あり」の境地に至ったかを描く。1巻では革命、2巻はパンデミック、ときて3巻は待ってましたの「海賊もの」であり直球勝負のビルドゥングスロマン。成長物語だから前2巻とは違って、読後感もすがすがしい。とは言っても、悪意ある「外部者」の存在がおぼろげにわかってきて、ますますページをめくる手が止まらないわ。フェオにカヨにドロテアといった名前に涙をそそられたりして。そして羊がここにきてクローズアップ。

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著者プロフィール

小川 一水(おがわ いっすい)
1975年生まれ。岐阜県出身。男性。1993年、17歳で応募した第3回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に、「リトルスター」で佳作入選。1997年、『まずは一報ポプラパレスより』で作家デビュー。
2004年、 『第六大陸』で第35回星雲賞日本長編部門を受賞。2006年、 『老ヴォールの惑星』に収録されている「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞。 『老ヴォールの惑星』は「このSFが読みたい!」ベストSF2005国内編で1位にも選ばれた。2011年、「アリスマ王の愛した魔物」で第42回星雲賞日本短編部門を受賞。2014年に『コロロギ岳から木星トロヤへ』で第45回星雲賞・日本長編部門賞を受賞。

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