......絶句 上 (ハヤカワ文庫JA)

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  • 早川書房 (2010年9月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (464ページ) / ISBN・EAN: 9784150310110

作品紹介・あらすじ

素子の小説からキャラクターが現実に飛び出した!? 2短篇を加えcoco装幀で名作が甦る

感想・レビュー・書評

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  • the新井素子て感じの本です。
    まず自分と立場が同じ女のコを主人公にしちゃうところからしてもうセンスがいい。
    加えて作中人物全員会議があるところもたまらない。
    そして「グリーン・レクイエム」とかもそうだけどお題が「動植物の大切さ」に設定されているところとかをみるともう新井素子的小説以外の何物でもないッ!
    こういう新井さんの言葉を借りると「若書き」な感じも素敵だし、何を隠そう(?)新井さんの全てがつまってるなぁと思いました。
    読めぬ展開。下巻が楽しみ〜〜

  • 30年位前のSFだけど、携帯とPCがでてこない以外は全然古くさい感じがしなくて凄いね。

    小説家志望の女子高生が主人公で、何か知らないけど書きかけの小説の登場人物が現実に出現してしまったみたいな話し。取り敢えず上巻は面白い。

  • 学生時代以来の再読。これぞ新井素子だな~。「ひとめあなたに…」という別の作品の解説で、赤川次郎氏が[八方破れの完成度]と評価していたけど、言い得て妙!……今では大御所の新井素子さんですが、私はやっぱりこの年代の頃のもとちゃんの作品が好きです。

  • あの「絶句連」が帰ってきた!!

    新井素子20代の名作が、改悪文庫サイズで(泣)

    買うのを躊躇……のつもりが、なんと書下ろしが付いているではないか!!

    泣く泣く、購入し、素ちゃんの愛(注:書き下ろしのことね)を堪能した私です。

  • きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ。
    単行本のこれで新井素子さんにはまりました。今読んでも十二分に面白い。

    小説には“これこれこんな風に面白いから読んで”と勧めるものと、“なにも言わない、とにかく読め”というものがありますが、紛れも無く後者。まずは読んで見ましょう。

    あと、短篇は下巻の本編を読むまで読んじゃダメ、絶対!ネタバレですから。

  • 本棚整理中につき再読 77
    第13あかねマンション繋がりで読んでみたくなりました。

  • 中学生の時に読んだ本を文庫で再読。
    当時、新井素子の作品では一番好きだった話。
    その時のはもっと大きい本でイラストは吾妻ひでおさんだったなー。
    で、この本の表紙カバーのイラスト見て違和感はあった。小説の人物描写と違う感じもするし。
    ともあれ、肝心の中身は当然同じで、懐かしくも面白かった。ワイワイガヤガヤと、そして生き物とか環境とか世界、歪みとか命に対しての考えとかいろいろ。
    ラスト、下巻に向けて盛り上がってきた。続けて下巻も読む。

  • 懐かしい。文体に比較して、暗く、救いのない内面の作者だと思うが、これも壮大な自分との対話に読める、なんてことは考えもせず、ひたすら夢中になってページをめくった。

  • ブックオフにて
    旧タイプの
    吾妻ひでおさん挿絵のものを
    見かけ
    購入→読了
    35年?ぶりの再読!
    JRが国鉄だったりとか
    時代を感じさせる所があったり
    意外と内容覚えてるもんだな〜
    と思ったり
    面白かった!

    妙興寺ブックオフにて購入

  • まだまだ先が読めなーい。どうなるの?このあとどうなるの?
    新井素子はとても読みやすくてよい。

  • 登場人物のキャラクター分けがわかりやすく、読みやすかった

  • 新井素子作品20年ぶりに再読。20年ぶりでも、やっぱりおもしろかった! そういう作品はめったにない。新井作品のなかでもイチオシ。

  • もう「・・・絶句」を読むのも何回目かわからない。かつての文庫版も持ってるけど、新装版ということでまた読みました。
    カバーイラストがcocoに変わりましたが、やっぱり吾妻 ひでおのイメージが強くて、読んでいる最中のビジュアルイメージは吾妻 ひでお版のイラストでした。
    書き下ろしの番外編は本文を読んでからということで、下巻まで読み終わってから読みました。不思議とこの短編のビジュアルは、吾妻 ひでおの絵ではなくて大人のイメージでした。

  • ややこしいけど、登場人物の作中会議のあたりが大好きです。やっぱり一人称の方がしっくり来るけど。

  •  高校生の娘が、何か面白い本はないかと言う。自分が高校時代に読んだ本を思い出してみて、印象深かった本って.....『韓非子』とか、アシモフのファウンデーションとか、『遊歩大全』とか。どれも娘が面白がりそうもない。父親としては読んでおいてほしい本もあるけれど、当時の私と今の娘じゃ精神年齢がかなり違う気もするし、こういうものは私の価値観を押しつけても意味がないし。はて、とか考えていて、ふと思い出したのが、新井素子。そう言えば結構読んだ。『・・・・・絶句』とか、面白かった記憶はある。と言いつつ、ストーリーは完璧に忘れた。
     ということで、娘にはとりあえず『・・・・・絶句』を薦めたのだが、高校の図書館にはないと言う。私の本は実家だし、仕方ない、また買うか、とか思ってたら、市の図書館で発見。借りてきた。借りてきたら、自分でも読むよね、そりゃ。
     高校時代に読んだときの感想は、ほとんど憶えていないのだけれど。ほぼ30年ぶりに読み返してみての感想。
     日本語の誤用とか、情報が不正確なところとか、たくさん指摘できる。でも、それを補ってあまりあるだけの、躍動感というか、とにかく登場人物がみんな生き生きしてる。たまたま下に書いた『海辺のカフカ』もぶっ飛んだストーリーだったけれど、ゼンゼン負けていない。いや、ぶっ飛び加減で言うと勝ってるかも。にもかかわらず、登場人物が等身大で泣き、笑い、叫び、縦横無尽に走り回る。設定もご都合主義なところもあるけれど、そんなことを指摘するのは野暮だと思わせるだけのものが、『・・・・・絶句』には、確実に存在する。それが何かは.....何だろう。若さ?(笑)
     ストーリーの背景には、人類の存在意義とか、生命の重さとか、かなり深刻なテーマが横たわっている。われわれ人類が例えばシロアリを駆除するのと、人類よりも文明が進歩した宇宙人が人類を殺すのは、本質的に同じ行動なのだけれど、そういう考え方に反発してしまう人は、この本が言おうとしていることを理解できないと思う。もちろんこのテーマに対する答えは提示されてなくて(そんなもん誰にも答えられない)、でもポジティブに生きよう、みたいな感じで終わってしまうんだけど、ごまかし感がないのは著者自身がそう信じているからだろう。と、ヘビーなことを書いたけれど、基本的にはドタバタです。"秘密のアジトの入口 ― から出たら、そこに、女の子が一升びんかかえて花柄のござしいてお弁当ひろげてる"とか、"一見棒、実はレイ・ガン、更に実は如意棒"とか、不覚にも笑ってしまった。30年前の私も笑ったろう。
     いずれにせよ、読み手にも、若さというか、柔軟な発想を要求する本である。

  • 現実と小説の世界とが曖昧になる。
    でも、こういうのって自分で話作ってた人なら誰でも考えるよね。ただ、その出来事の作り方が「新井素子さんらしさ」満載!

  • 本屋で表紙買いしたけど、新刊っていう訳じゃなくて83年頃に出版されたものの新装版だったみたい。それにしては文体が軽い。
    著者を調べたら、ライトノベルの先駆けのような方らしい。なるほど、同意できる。
    話の展開は、けっこうしっちゃかめっちゃか。1つ1つのエピソードは、非常にきれいにまとめてあるけれど、話の流れはもうぶつ切り状態。(これは、あえてやっている節もある。)
    あと所々、メタ発言もあって、役を演じてるっていう感じなんだけど、何故そうなっているのか上巻だけだとわからない。
    流れとかは無茶苦茶なのに、続きを読みたくなるなぁ。はやく下巻を読みたい。

  • うーん、面白くない。読んでて恥ずかしくなる。

    とにかく大袈裟の一言に尽きる。
    19歳にしても考え方が幼すぎないか。
    星新一が絶賛していたようだが、真意が分からない

    また、文体も、「ん。」、とかが多すぎてどうも好きになれない。

  • 作者が登場人物として登場するメタ小説風味の作品です
     
    主人公の書いた小説のキャラクター達が
    ひょんな事(?)から実際の世界に飛び出してきて
    バタバタコミカルな事件を巻き起こす
     
    語り手が変わったり、作者が登場したりと、
    自由奔放なストーリーが展開されます
    後半は一転してシリアス展開に
     
    常人以上の力を持つキャラクター達の歪んだ正義
    彼らの口にする薄っぺらい正義が
    現実社会の縮図を見ているようで
    とても考えさせられる作品でした
     
    やや癖の強い作品なので、読み手を選ぶ部分はありますが
    とても良い作品の1つだと思います

  • 若さに任せて書いた所謂若書き作品であったと著者自身振り返っているが、さもありなん作中やりたい放題になっている。まずヒロインが著者と同姓同名の作家志望の少女で、その少女の小説から登場人物が飛び出して来たという設定がすごい。話の筋も破天荒で、空間や次元を歪ませるわ目的のため社会を大混乱させるわ抑えたところがない。確かにこれは若くないと書けない内容だ。しかし元気なだけではなく、執筆当時としては先鋭的であったろう斬新なアイディアを数多く含んでいるから侮れない。読点を多用した砕けた文体は読者を選ぶが、一読の価値あり

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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