…絶句〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (463ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310110

感想・レビュー・書評

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  • the新井素子て感じの本です。
    まず自分と立場が同じ女のコを主人公にしちゃうところからしてもうセンスがいい。
    加えて作中人物全員会議があるところもたまらない。
    そして「グリーン・レクイエム」とかもそうだけどお題が「動植物の大切さ」に設定されているところとかをみるともう新井素子的小説以外の何物でもないッ!
    こういう新井さんの言葉を借りると「若書き」な感じも素敵だし、何を隠そう(?)新井さんの全てがつまってるなぁと思いました。
    読めぬ展開。下巻が楽しみ〜〜

  • 30年位前のSFだけど、携帯とPCがでてこない以外は全然古くさい感じがしなくて凄いね。

    小説家志望の女子高生が主人公で、何か知らないけど書きかけの小説の登場人物が現実に出現してしまったみたいな話し。取り敢えず上巻は面白い。

  • 学生時代以来の再読。これぞ新井素子だな~。「ひとめあなたに…」という別の作品の解説で、赤川次郎氏が[八方破れの完成度]と評価していたけど、言い得て妙!……今では大御所の新井素子さんですが、私はやっぱりこの年代の頃のもとちゃんの作品が好きです。

  • あの「絶句連」が帰ってきた!!

    新井素子20代の名作が、改悪文庫サイズで(泣)

    買うのを躊躇……のつもりが、なんと書下ろしが付いているではないか!!

    泣く泣く、購入し、素ちゃんの愛(注:書き下ろしのことね)を堪能した私です。

  • きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ。
    単行本のこれで新井素子さんにはまりました。今読んでも十二分に面白い。

    小説には“これこれこんな風に面白いから読んで”と勧めるものと、“なにも言わない、とにかく読め”というものがありますが、紛れも無く後者。まずは読んで見ましょう。

    あと、短篇は下巻の本編を読むまで読んじゃダメ、絶対!ネタバレですから。

  • 懐かしい。文体に比較して、暗く、救いのない内面の作者だと思うが、これも壮大な自分との対話に読める、なんてことは考えもせず、ひたすら夢中になってページをめくった。

  • ブックオフにて
    旧タイプの
    吾妻ひでおさん挿絵のものを
    見かけ
    購入→読了
    35年?ぶりの再読!
    JRが国鉄だったりとか
    時代を感じさせる所があったり
    意外と内容覚えてるもんだな〜
    と思ったり
    面白かった!

    妙興寺ブックオフにて購入

  • まだまだ先が読めなーい。どうなるの?このあとどうなるの?
    新井素子はとても読みやすくてよい。

  • 登場人物のキャラクター分けがわかりやすく、読みやすかった

  • 新井素子作品20年ぶりに再読。20年ぶりでも、やっぱりおもしろかった! そういう作品はめったにない。新井作品のなかでもイチオシ。

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著者プロフィール

1977年「わたしの中の・・・・・・」が奇想天外新人賞佳作に入賞し、デビュー。以後『いつか猫になる日まで』『結婚物語』『ひとめあなたに・・・』『おしまいの日』などを発表。1999年に発表した『チグリスとユーフラテス』が第20回日本SF大賞を受賞。

「2022年 『絶対猫から動かない 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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