機忍兵零牙 (ハヤカワ文庫 JA ツ 1-2)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 206
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310134

感想・レビュー・書評

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  • ある意味では今流行りの異世界物だと思う。がその骨格は昔流の忍者者と言った所か。従って、敵となる骸魔忍軍と主人公の伝説の忍び<光牙>軍団の戦いとハッキリしている。そして、一人づづ、忍者同士氏が戦い、そして死んでいく。光牙で生き残ったのはわずか二人のみ。と言う昔の伊賀:甲賀忍者物等とある意味では、正統物なのかもしれないが……。

  • 甲賀忍法帖の未来版のような感じかと読み進めたら、漫画化するなら少女漫画誌が合うような展開だった。

  • ニンジャが出てくると思ってなかったので単純にビックリした。警察ものだと思い込んでました…

  • 著者の機龍警察を読んでいたので、そっち系かと思ったら、忍者だった。著者が、ノリノリで書いているのは文章のリズムでよくわかった。何でもありで、制約がなく、自由に羽を伸ばして書いている、楽しさが読者にも伝わってくる。書泉グランデで買ったサイン本である。

  • この文体で厨房やられるときつい。
    残念ながら、導入部分で挫折。

  • いくら 何でも!!!

  • 月村了衛作品で、初期の作品ではあるけど「機龍警察」の次の作品。しかし、読みにくかった。古文体に、まるで時代劇の口上のような体言止めの文章には戸惑う。しかも、時代劇の登場人物(それとも族?)のような名前を持つキャラに、中世(ソード&マジック)のような世界観。しかし…忍者?
    アクション、SF、時代劇がミックスされた展開。
    で、読んでいると「ジョジョ」や「Xメン」のような善と悪に分かれた超能力者の追撃戦となる。各章ごとにそれぞれ異なる能力者との戦いが描かれながら、徐々に敵ボスに近づいていく(文章も少しずつ読みやすくなっていく)。
    しかし月村作品、一見単純な逃避行のようで、そこには大きなヒネリがある。裏切者の設定、敵の目的など少しずつ分かるようになっている。
    ただ読み終わっても、そもそも彼らはどこから来てどこに行くのか、その過去は?現在とどう結びつく?そもそも無限王朝って?等々謎が多く残る。
    また気が向いたときに続きを書いてほしい。

  • 映像でみたい感じだね。

    忍者とSF混ぜた感じ。近未来忍者?
    普通に楽しめました。でも、映像で見たらもっと楽しめる、そんな作品。

  • SF忍者戦隊物といった感じのエンタメ小説。時空を超えて、闘う善と悪。善は忍び集団・光牙で、悪は次元世界を制した支配者集団・無限王朝である。

    無限王朝に滅ぼされた国の姫と幼君の護衛の命を受けた零牙は光牙の仲間と無限王朝と死闘を繰り広げる。

    ゴレンジャー、仮面の忍者・赤影、ガッチャマンといった懐かしの子供向けドラマやアニメのテイストを感じる。

    『機龍警察』に続き、月村了衛作品を読んでみたが、まだ手放しに面白いと評価出来る作品には出会っていない。

  • 初読
    機龍警察で知られる、月村了衛さんの書き下ろし作品。
    テクノロジーと忍法の融合で、新たな時代劇を見せながら、人の成長を捉えた物語。自国が襲われ、必死に逃亡する、姫と弟。国王との約束により、二人を守る、光牙。

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著者プロフィール

1963年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒。2010年『機龍警察』で小説家デビュー。12年『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、13年『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、15年『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞、19年『欺す衆生』で第10回山田風太郎賞を受賞。近著に『暗鬼夜行』『奈落で踊れ』『白日』『非弁護人』『機龍警察 白骨街道』などがある。

「2021年 『ビタートラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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