アバタールチューナー 1 (ハヤカワ文庫JA クォンタムデビルサーガ)

  • 早川書房 (2011年2月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784150310226

作品紹介・あらすじ

荒廃の地ジャンクヤードで楽園を求めて抗争を続ける戦士たち。謎の蕾と黒髪の少女の出現は、彼らに悪魔の力と窮極の葛藤を与えた

感想・レビュー・書評

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  • 「変身ヒーロー大暴れもの」だったハズなのにどんどん話が膨らんで、ついには全能の存在や悟りの世界にまで突き抜けてく、超長編大河SF。
    「自分が生きる世界が、実はさらに上の世界が作り出した実験室だった」という古典的なSFの発想を上手く利用しつつ、「AIデータが生命になれるかどうか」という命題が、切なさたっぷりで描かれています。
    さながら未来版『妖怪人間ベム』。

    1・2巻は箱庭世界内での変身バトルもの、3巻は箱庭世界が生まれた経緯と謎解き、4・5巻では箱庭世界から上位世界に具現化したAIデータたちと、実際の人間の軋轢と交流と大きな戦い…というのが大まかな流れ。

    特に物語の発端が描かれる3巻は必読。ふたりの男とひとりの女の、愛と友情と裏切りと死と蘇りという「ハイパーインフレドリカム状態」だから、読みやすく感情移入しやすい。滅びゆく上位世界の倦怠感と焦燥感(さながら『北斗の拳』!)も、ジャンプ世代的にはしっくりハマります。この3巻1冊でもひとつの物語として成り立ってる。
    全編を通じて「ふたりの男の友情」と、「そのふたりの男を基にした、AIデータ同士の友情」という、双子的な友情が描かれ、しかもそのふたつの友情が(姿形は一緒なのに)まったく違った関係性になっていくのも見どころ。
    そして…人類が、悪魔や天使や地獄や神といった「明らかに上の存在」に進化することは可能なのか? という、紀元前から続く野望のひとつに対して、「AI世界で長時間に渡り、擬似的に上位存在になるための修行をする」ことで、肉体の限界を超えて精神を鍛え、“次のステージ”へ行ける可能性を提案しているのが非常に東洋SF! 
    ラストの読後感には、こちらまで擬似的な悟りを開いたかのような、清々しさがあります。

  • アトラスのRPGの原案者による小説版。ゲームは2の途中までやった。
    ただのノベライズとして軽いものを望んでる人にはお勧めできないけど、書き込まれたSF小説としてあの世界観を楽しみたい人にはすごく面白いと思います。
    固有名詞が多いのでゲームをやったことない人には取っつきにくいかもしれないが、SF好きだったら独特の世界観を感じられて楽しいはず。
    ゲームでは主人公=プレイヤーだから無個性に感じられたサーフの心の動きが、文章で豊かに伝わってくるのが面白かったです。女性二人の友情もよかったり、シエロが可愛かったし、続きがとても楽しみです。

  • ゲーム攻略した人がまず驚くのが喋る主人公!!かな。
    まだ序盤だけどメリーベルが出て来る辺りから加速し始めるのが良い。

  • さらっと読めて面白かった。続きを読んでみたいとも思ったが繰り返し読むかと言われれば微妙。ただまだストーリーが動き出したところなので途中評価です。

  • やっと出たアバタール・チューナーの小説版。
    著者のあとがきによるとノベライズというよりは原案小説とのこと。
    それにしてもなぜハヤカワから…??

  • 21:ネットゲームの話なのかな、と漠然と思っていたけど、どうやら違うっぽい? ゲームの原案小説ということで、確かにゲーム的な要素がたくさんあるけど、そのぶん取っつきやすいかなと思います。ネットでの評判通り、すごく面白い! 図書館で借りたのだけど、続きは全巻買ったので、ぼちぼち読もうと思います。

  • 図書館で。
    女神転生ってゲームは色々な世界観があるんだなぁと感心してます。サンスクリット語みたいな単語とか世界観とか中二設定だなあと思いましたがそれなりに面白かったです。今まで目的と手段しか知らなかったコマが感情を知った時にどのような方法を持って目標に到達するのか。
    とりあえずまだまだ序章、という感じなので続きも借りて読もうと思います。

  • ゲームはやっていないがメガテン好きなので読んだ。五代ゆう作品の例に漏れずほどよく重厚な描写のあるファンタジー系SFで、シビアな世界観の空気がよく伝わってきた。

  • 5巻目に記載

  • ゲームは知らないけれど表紙に惹かれて。確かにRPGっぽい感じ。

  • ゲームはラストダンジョンで放置したセーブが何年も眠っている。
    普段SF小説はほとんど読まない私がたまたま本屋で見かけて、ゲームを思い出し1を購入。

    正直あまり期待をしていなかったが、大ハマりして2巻からは立て続けに購入。

  • ただ盲目的与えられた掟に従い戦い続けてきた戦士たちが強制的に与えられた〈悪魔〉の力。
    主人公・サーフを中心としたチーム《エンブリオン》のメンバー達は、敵を喰らわなければ生きていけないという業を負い、力を得た時に発現した人らしい「感情」に翻弄されながらも謎の少女・セラと共に楽園を目指す。

    ゲーム「デジタルデビルサーガ アバタールチューナー」の原案小説。ゲームとは違う展開もあるので既にゲームをあそんだ人間でも充分楽しめる。続刊が楽しみ

  • 面白いが、ゲームをゲームをプレイしているからかとも思う。この小説が初見であれば、どんな印象であったか。

  • 全5

  • (ネタバレあり)
    おもしろい。
    冒頭は人のかたちをしたものがなんの疑問もなく殺しあいをしており、見てるこちらが不可解さに気持ち悪くなるほどだったが、ある異変をきっかけに少しずつ人間性に目覚めていく。
    名前を意識し、己を意識し、家族のようなごく近い仲間を意識し、敵と信頼関係を結び……やがて憎悪などの本能よりもより情動的な感情も描かれていく。
    展開にひきずり込まれていく感じがたまらなくて一気に読んでしまった。
    意味もわからず、しかし救済を求めて楽園を目指す彼らの世界はまさに煉獄。
    敵と同盟を結んだりひとつの集団しか楽園へはいけないという教会の教えに横から風穴を開けていく人間的サーフの柔軟な発想力。
    さらに転生前の仕掛けも匂わされ、彼らがこれからどう足掻いていくのか次巻も目が離せない。

  • ゲームと平行して読んでる。
    1巻は2013年2月4日(日)に読み終わった。2巻は今日。

    サーフとヒートの関係が、
    お互いの深い理解と信頼と無条件の愛情で成り立ってて、相棒っていいなあって思った。
    からかって笑ってたり、可愛いなあ。

    ゲームとはその存在意義も表現の仕方も違うから一概には言えないが、小説の方が好きかも。全てのキャラクターを大事にしてるように感じる。
    ゲームは仕方ないとこもあるんだけどね。だって小説とはちがうし。
    テンポとかゲームバランスなんかもあるからねぇ。
    どっちも好きだ。

  • 5巻まで読了。インド神話や量子力学など興味深いテーマ盛りだくさん。
    主人公達の行く末に納得いかない部分もあったけど、五代さんのあとがきを読み、これは彼らなりのハッピーエンドなのかなと。でもアトラス版のラストがすきかも。
    とにかく五代さんはすごい作品を書き上げたなあ。

  • アバタールチューナーの原案小説。ゲームをやったのでストーリーは把握しているが、登場人物の心の機微が描かれているため、新鮮な気持ちで読める。
    作者が女性なので、所々表現が女性っぽいのは仕方ないところか。

  • これはゲームのシナリオから発生した本で
    私はこのゲームが好きでこの本を買ったんだけど…
    まさかゲームの小説がここまでスケールの大きい壮大なSF小説になるとは
    作家さんの力量に驚いたw( ̄o ̄)w オオー!

    私はゲームをやってたからこの世界観って言うかある程度映像が目に浮かぶけど
    本を読み慣れてない人は読みずらいかな?(;^◇^;)ゝ
    あぁ〜でも本格的SFが好きな人なら全然OK!!

    ①②巻はゲームでいうところ"アバタールチューナー1"に当たる

  • PS2ゲーム『デジタルデビルサーガ アバタールチューナー』の小説版。
    というか、原作小説?
    ゲーム本編とは異なる展開で進行していますが、それほど気になるところではありません。

    原作ゲームⅠの前半部分くらい。(展開が違うのでちょっと違うかも)
    原作に名前を持って登場したキャラクター達の意外な人間関係もちらほら出て来ます。
    SFの中に悪魔や神話、変身系の異能力が混在する、女神転生系のゲームらしい空気だと思う。
    悪魔の本能とヒトの理性の間で揺れる登場人物達に引き込まれて一気に読めた。
    多分原作を知らない人でも楽しめると思う。

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