ブルースカイシンソウバン (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2011年4月8日発売)
3.21
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784150310288

作品紹介・あらすじ

あたしは死んだ。この空の下で――少女を描き続ける桜庭一樹の初期傑作、新装版で登場

みんなの感想まとめ

思春期の少女が直面する不安定な岐路を描いた作品は、彼女の成長と葛藤を通じて読者に深い感動を与えます。登場人物たちがそれぞれの立場で「つながる」ことの大切さを学び、言葉にできない想いを抱えながらも生き抜...

感想・レビュー・書評

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  • ドイツの少女は祖母の魔法に守られていた。しかし、村で凄惨な魔女狩りが始まる。
    シンガポールのクリエイターの青年は、永遠に大人になれない自分と大人で安定している女友達を眺めていた。
    なんてことない毎日をかったるく生きていた鹿児島の少女は、青い空に向かって落ちていく。

    〇ドイツ編が鮮烈で、もっと読んでいたかった。〇ストーリーの所々に落ちている欠片が、最後の章でぴたりとはまっていく。
    〇2022年の未来に立っているのが不思議な感じ。

  • 初桜庭一樹。
    子どもと大人の中継点という不安定な時期に、誰もがぶつかる岐路、隘路。
    そんな岐路、隘路を前にして必死に、反抗的に佇むことしかできない少女の姿が、出会う人ひとりひとりの心を揺さぶるという逆説。
    想いを言葉にできない(しない)思春期の少女から、言葉を十全に使えなくても「つながる」ことができることを学ぶ。
    器量のよさを理由に彼氏と付き合っている少女から、外見の奥に隠れている内面を見つめることを学ぶ。
    あおいそらに浮かぶ、あおいそら。

  • 中途半端なところで放り出された読後感。
    大長編になってもいいから、きちんと広げた風呂敷は畳んで欲しかった。

  • 西暦1627年、ドイツ。魔女狩りの足音が忍び寄るレンスの町で、10歳の少女マリーは“アンチ・キリスト”に出会う。西暦2022年、シンガポール。大人になれない3Dアーティストの青年ディッキーの前に、絶滅したはずの“17歳の少女”というクリーチャーが現れる。そして、西暦2007年4月の日本。火山灰が舞い散り、桜が咲き狂う鹿児島で、あたしは―ひとりの少女と世界とのつながりを描く初期傑作、解説を加え新装版で登場。

  • 1627年のドイツ
    2022年のシンガポール
    そして2007年の日本、鹿児島

    空から突然現れるセーラー服の女子高生は
    いったい何者なのか。

    時空を超えた存在?

    最初の2編では、はっきりしなかった世界観が
    ラストの話ですべて繋がり
    せつないけれど、なぜかほっとする終焉へ。

    不思議で哀しいお話

  • 今まで読んできた桜庭さんの作品と違うテイストだった

    SFでファンタジーでガールミーツガールでガールミーツボーイ、たった3日の出来事だけど濃い濃すぎる

    最後は切ないけどスカッとするようなしないような…複雑な気持ちになる

  • 前編と中編は面白かった。
    前編で出てきた世界が中編の青年が作っているゲームの世界なのか!となる瞬間は気持ちが良かった。
    けれど、最後の無理やり終わらせたような、放り捨てられたような読後感が残念だった。

  • 桜庭一樹って、異国書いてもなんか桜庭一樹なんだよな…なんでかな…。

  • 少年の話す少女性論とか、ブルースカイが言った「青春は灰色だったでしょ?」とか、そういう節々で桜庭一樹を感じた
    謎は謎のまま、普段SFを読まない身からするともどかしいけど、現実だって本当にUFOはいるのかわからないんだし、だから神様がいるかもしれないし、空から女子高生が降ってくるのかもしれない

  • 解説を読んで理解出来た感じ。
    すっきりとした終わり方、現実味の薄い世界観、私は好きでした。

  • 2013/06/26
    復路

  • 桜庭一樹のテーマともいうべき「少女」を伏流に、中世未来現代を繋ぐ時空と仮想世界のSF。世界の終わりとハードボイルドワンダーランド的な大作に追加改版して欲しい。上中下三巻で。

  • 一貫してよくわからない世界観だけど、ページをめくる手は止まらず一気読み。桜庭一樹らしい少女小説にSFの要素がプラスされてなかなかよい。ただし最後まで謎は解けないモヤモヤ系。

  • 2005年に出版された桜庭一樹の作品です。中世ヨーロッパ、近未来のアジア、そして現在の日本、3つの時代の話が一つの作品を形作っています。ファンタジー、SF、そして少女小説、それぞれの話は単独でとても面白いです。桜庭一樹作品が好きなら、この3つの中に好きな部分を見つけるのは簡単です。しかし、これらを一つの話とするときに無理矢理リンクさせてしまったのか、残念ながら3つとも中途半端な感じが否めません。一応、話の流れは理解できますが。もっと分量を多くするか、それぞれを独立した話として読んでみたいですね。

  • なぁんにも始まってもいなくて、解決もしてなくて、そんなお話。繋がっちゃって、繋がりたくて、未来であって過去であって、現在であって。

  • 作中でばら撒かれた謎の回収がされていない。SFっぽいけど、読終わった後もやもやとします。謎だ。

  • あっという間に読了。翻訳作品みたい。すき

  • SFチック。
    読みやすいし、何より桜庭さんの言葉が好き。少し謎が残る部分もあったけれど。
    年齢的にはソラと同じ、私。
    「少女」について少し、考えた。

  • 第二の箱庭の『青年』というキーワードと、大人になれない悩み、というところに心が惹かれた。

  • 軽いSFみたいな感じ。
    最初の中世の話がおもしろかった。
    読みやすくてよかったけど、ちょっと物足りない。

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著者プロフィール

桜庭 一樹(さくらば・かずき):1971年鳥取県出身、小説家。1999年、「夜空に、満天の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞し、翌年デビュー。『GOSICK』シリーズが注目され、さらに04年発表の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価される。07年に『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を、翌08年に『私の男』で第138回直木賞を受賞。おもな著書に『少女を埋める』『紅だ!』『彼女が言わなかったすべてのこと』『名探偵の有害性』など、またエッセイ集に〈桜庭一樹読書日記〉シリーズや『東京ディストピア日記』などがある。

「2025年 『読まれる覚悟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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