マルドゥック・フラグメンツ (ハヤカワ文庫 JA ウ 1-11)

著者 :
制作 : 寺田 克也 
  • 早川書房
3.75
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本棚登録 : 832
レビュー : 88
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310318

感想・レビュー・書評

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  • 商業的に成功した作品の前日譚を後日に描くということは、某宇宙戦争映画にも通じることだが、どうしても前日譚の方が物語の世界観に歴史という深みが付加された結果として表現も、キャラクターも話しそのものも面白くなるのが一般的であり、そのため陳腐化した後日譚を改めて描きなおしたくなるものであり、ルーカスもこの作者も取り組んでいて、創造者の作品に対する愛が感じられて良い。本作は、未来譚へのインターミッションという作品であるが、主たる登場人物の紹介を象徴的に行い、なおかつ結末を予感させる作品で話を結ぶという、ここでもまた実に映画的な宣伝をモチーフとした作品となっていて、いやがおうにも読者に期待感を抱かせる。商業的には実に巧い。それにしても、09の戦後という時代が成立させえた異能力人体改造者たちが主要人物以外、全滅しながらも、また新たなメンバーで補強されたり、敵役側に旧09メンバーの技術が適用されていたりとか、またシザースが絡んできたり、1/4の4たるカトルカールから5たるクインテットになったりとか、どこまで話が膨らむのか。オイレンも続きがでないので、先はながそうであるが、期待して待ちたい。

  • 「マルドゥック・ヴェロシティ Prologue & Epilogue」を読むと、未読である『〜ヴェロシティ』がアメコミの様で面白そう。『〜ヴェロシティ』の広告ともとれるこの短編にまんまとやられた次第。
    インタビューを読めば『〜スクランブル』の完全版も読みたくなるしで、『〜アノニマス』発売までは十分楽しめそう。

  • 2018/7 12冊目(2018年通算114冊目)。マルドゥックシリーズの短編集。ボイルドとウフコックのコンビで証人をガードする短編がどちらも良かった。後はこれまでのシリーズの回想と新シリーズにつながる短編。〇〇が処刑寸前に過去を回想する短編は「どうなってしまうのだろう」と思った。あと、このシリーズは新装版の前の物を読んだのだが、冲方さんのインタビューを聞くと、どうも新装版の方が文章の出来が良さそうなので、機会を見て手に入れてどう違うか比べてみたいと思う。アノニマスも引き続き読んでいきたい。

  • マルドゥックシリーズそれぞれに繋がる短編集。
    シリーズの話と多少設定が違う部分があるので、キャラの配置が違ったりするのが面白い。
    個人的にはマルドゥックスクランブル”-200”とアノニマスに関わる短編が好み。
    特に”-200”の話は設定からキャラまでとても魅力的。

  • これを読んでしまったらアノニマスが気になって仕方が無いわ。
    ウフコックがどうなってしまうのか。。。

  • シリーズを補完すると同時に、購買意欲を刺激するための作品集、著者インタビュ。
    それなりに面白いし、新作を期待させる。
    しかし、別に要らなかったんじゃないか、この一冊。

  • 続編予定のアノニマスにも期待。
    あと、売っちゃったスクランブルも完全版で買いなおそうと思った。

  • アノニマスが早く読みたいよ...ただそれだけ

  • アノニマス期待

  •  マルドゥックシリーズはセリフがシャープでかっこいいと改めて思った。アノニマスを読んでマルドゥックの世界が広がっていく感じがした。

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プロフィール

冲方丁(うぶかたとう)。1977年、岐阜県生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。

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