約束の方舟 (下) (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
4.09
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本棚登録 : 189
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310417

感想・レビュー・書評

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  • ベガーとの共生を企む勢力との対立。。。?と思いきや、そうでもなかった、的な。

    主人公が政治システムを動かすのに奔走しているのに、そのシステムや船長・副船長・議員他、システムがイマイチイメージできなかった。それと最後ちょっとドタバタだったかな。

  • 最後は敵をやっつけてめでたくみんなで新しい星に着きました!ではダメなのでしょうか。
    終わり方がイマイチ…
    生き残ったならエピローグでシンゴが登場して欲しかったです。

  • 「ああ。きれいだろ、俺たちの新しい地球は」


    星間移民船ジュブナイル、後編。

    さらに3年経ち、シンゴたちは18歳になり、船は後10日で目的地タカマガハラⅡの周回軌道に乗る予定。
    人々と共生しているゼリー状生命ベガーを巡る、子供たちと大人たちとの溝はむしろ深まっていた。

    そんな中、スイレンの書き上げたベガーの生態についての論文が新たな火種となり…。

    というお話。



    とっても良いジュブナイルSFでした。
    目的地到着という希望の日が、ベガーに対する社会のあり方が変わる変革の日でもあって、
    その日までになんとか力を付けてベガーを護ろうとする子供たちという図式が、読んでいて応援したくなってしまいます。

    悲壮なまでのがんばりを見せるキリナ、スイレン、ケンたちとあくまでお気楽な彼女の対比が面白い。
    スイレンは幸せになってくれたのでしょうか…?

    ラストの余韻感も好きです。
    鯨というと、「クジラのソラ」のクジラを思いうかべてしまいますが、関係あるのかな?
    読み返してみると発見が、あったりすると楽しいのですがさて。



    「シンゴは偉くなった」
    「六年前よりずっと頼もしくなった」
    「わたしもがんばらないと」
    ーーもうすぐ旅は終わる。

  • オーバーロードに手を引いてもらっても人間では無理で
    人形つかいやぷよぷよのえさにしてもらわないと
    高次への階梯登れなさげな認識のこのごろの
    移民船と異生物と心通わす少年少女という定番材料によるジュブナイルSF

    力作だとは思うが設定の魅力に寄り掛かって積み込み過ぎ
    ライトノベルな描写も強めだし富士見ファンタジア全6巻形式のほうが評価高まると思うが
    3巻くらいで打ち切られそうなくらいの力の小説だと思う
    冴えたやり方とか猫の地球儀みたいな攻めばかりでなく
    星界の紋章(もちろん戦旗でなく)がなぜあれであれだけ受け入れられたか検討すべきでは

  • 移民船では長い時が過ぎ、かつては異生物「ベガー」との戦いも経て、数少ない生き残りが今を生きている。12歳の少年シンゴと少女テルは、二人とも「ベガー」との共生生活を楽しんでいたが、戦争時代の傷が癒えない大人たちは拒否反応を隠せなかった。そんな状況でも、「ベガー」との共生がなければ、今の僕たちはいきていけないし、何よりも「ベガー」を愛しているぼくらのとった道は……。
    瀬尾つかささんが、早川文庫から出したYA+SFの完結編。辛い出来事を経て、少しずつ成長していく少年少女たち。人でないものたちの存在もありつつ、出来事は「人間たち」を中心に描かれていきます。期待通り。謎はだいたい予想通り、かな……記憶と「彼」のところだけは思いつかなかったけど。ラストまでテンションが保たれていて、面白かったです。これからもこっちで書いてほしいなあ。YASF好きならおすすめ!

  • 上巻から一気に下巻へ。

    下巻では15歳。そして18歳のお話。

    内容的には戦中時代の親たちと戦後時代の子供たちの対立を閉鎖空間である多世代恒星間航宙船を舞台にベガーとの共生の描いたお話。

    ベガーという存在がなかなかに面白かった。その由来は何なく想像できたりするが、それが特にマイナスということはなかった。

    ただ、最後の黒幕はイマイチ感があったし、自分の想像力が貧弱なためか、イマイチ登場人物たちの性格的な部分が把握しきれなかった。何となく想像するイメージと発言の乖離が感じられた。

    ともあれエピローグ的にも楽しく読めた。

  • これは面白かった。
    普段はライトノベルを書いている作者さんらしく、文章はラノベ調ですごく読みやすい。でも、設定はしっかりSFしてる。上手な文章&お話だったので、このまますぐアニメ化できそうだな~と思いました。

  • これは面白かった。
    普段はライトノベルを書いている作者さんらしく、文章はラノベ調ですごく読みやすい。でも、設定はしっかりSFしてる。上手な文章&お話だったので、このまますぐアニメ化できそうだな〜と思いました。

  • 上巻から一気に読ませられました。ライトノベルの作家さんだそうですが、私の中のラノベに対する偏見を覆してくれるようなしっかりしたSF作品でした。
    ただオチというか、ラストはもうひとひねり欲しかった。

  • 新天地を目指す恒星間航行船を舞台にしたSF。バリバリのSFテーマの割に、内部に描かれている世界が何か懐かしい感じなのがおもしろい。
    前半は物語の舞台となる船内の状況を丹念に描いています。船の状況、世代間の考え方の差などが主人公の少年を中心に描かれます。0から世界を構築するわけなのでしかたがありませんが、少々退屈です。
    その分、物語が動き始めてからはおもしろいです。上下巻で結構なボリュームがありますが、はまれば一気に読めると思います。
    エンディングはすごく静かです。じっくり描かれてきたが故に手に取るようにわかる主人公の心情が心にしみます。
    すごく小さい世界を描いている作品ですが、すごくスケールの大きなSFです。

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著者プロフィール

第十七回富士見ファンタジア長編小説大賞審査員賞受賞。『琥珀の心臓』でデビュー

「2020年 『監獄勇者のやり直し2 貶められた最強の英雄は500年後の世界を自由に生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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