The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
制作 : 岡和田 晃 
  • 早川書房
3.81
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本棚登録 : 1857
レビュー : 201
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310608

感想・レビュー・書評

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  • 伊藤計劃の原石というか原点というかそういう感じの短編がおさまった作品集。あれはこれを研ぎなおした作品なのか。と、ニヤニヤしながら読んだ話はさておき。

    個人的なお気に入りは007をモチーフにしたFrom The Nothing...。007はそういうコンテンツとしてあってもいいんじゃないかと錯覚してしまった。もうこれはぜひともダニボンで映像化してほしい。のも、さておき。


    そこはかとなく漂う「死」のにおい。死ぬために生きている、生かされている人たちの物語。な、印象。

  • フィクショナルからリアルヘ。

    伊藤計劃の名を目にすると、胸が辛くなる。
    若くして死した伝説。
    遺したリアル。
    伊藤は戦場を多く描いた。
    今の世界は戦争にあふれている。
    それを語り部のように。
    SFの戦いというフィクショナルから、さらにリアルへ。
    その戦いは世界を撃った。
    そして、戦った男は若くして逝った。
    文体は乾いている。
    情感は捨てられる。
    そこにリアルだからこその、滲み出る思いがある。
    バーチャルを日常としながら、今そこにある明日を描き、
    伊藤は諦念の上澄みとしての命を語った。
    突きつけられる問い。
    お前は生きているか。

  • 短編といっても濃い一冊。メタルギアソリッドやってみようかな。難しそうだけど。

  • 短編集。ハーモニーの映画化がちょうど発表になったけど、ハーモニー上映前に「セカイ 蛮族 ぼく」を短編として上映してほしいなあ、なんて思った。一本目が一番好きだな。

  • やっぱ伊藤計劃には生きてて欲しかったな―

    彼の描くディストピアが好きです。
    今の世から考えたらどうにもおかしいのに、そこでは当然とされるディストピア。

    概念を一ついじるだけでこうもおかしな世界になる。
    それを描けるのが一番の魅力です。


    ディストピアと自我の関係を描いた作品もっと読みたいです。

  • 伊藤計劃の短編集。『屍者の帝国(冒頭部分)』目当てで買ったのだけど、他の短編もよかった。伊藤計劃の漫画が読めたのは予想外。漫画もよかった。

  • 「あなたがたが崇める、商品を売り買いできる自由ではない。まして、階級からの自由とか労働者の自由とかそういうものでもない。あなたがたには皮肉に聞こえるだろうが、私の言う自由は、羊皮紙に独立宣言を書き刻んだ建国の父たちが言ったような意味での自由、あるいはバクーニンがすべての権力を否定した意味での自由だ。もっと根源的なところから叫び、求められる意味での。」

    バクーニンと言えば『社会主義なき自由は、特権であり、不正であるが、他方、自由なき社会主義は、隷従であり、野獣性である。』という言葉があるけど、ちゃんと読んだことないな。久しぶりに読むかなぁ〜。

  • 007が好きだったんですね。

  • 「The Indifference Engine」と「From Nothing, With Love」が圧倒的。特に「From Nothing~」は他の伊藤計劃作品のテーマの凝縮版とも言えるのでは? 長編で気になった文章の癖みたいなものも、短編では気にならない。ところで、「脳は体の行動を後付で認識する」という学説は、本当なのかな?

  • 虐殺器官のスピンオフである「The Indifference Engine」と、007シリーズを独自の視点で書いた(と思われる)「From the Nothing, With Love」がお気に入り。
    最初のページから、これが読みたかったんだよ!!となった。
    屍者の帝国読んで見よかな

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著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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