The Indifference Engine (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
制作 : 岡和田 晃 
  • 早川書房
3.82
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本棚登録 : 1866
レビュー : 202
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310608

感想・レビュー・書評

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  • これも買ったまま登録すんの忘れてた。
    もっとこのひとの著作を読んでみたかったなあ。

  • 007

  • 表題作がすごかった
    残虐なシーンも多々あるけれど
    この状況をどう思う?っていう問題提起と
    深い憂いを感じられると思う

    星4つでもいいんだけど
    やっぱり虐殺器官とハーモニーほどの衝撃はなかったので
    この作家だから、あえての星3つ

  • 「わたしはその名前を生ききった。ザ•ジョイとしての生を」
    「国が、時代がそれを奪うというのなら、土足で踏みにじって幸福の初夜権を行使すると横暴に怒鳴り散らすのなら、私は全力で抗おう。抗って死のう、そう決意したんだよ」

  • これはなかなか楽しめた

  • 遺稿を集めた短編集。円城塔が書き継いだ『屍者の帝国』の冒頭も含まれています。

    短編集だからといって、とっつきやすいものではありません。いきなりこの世界観は入り込みづらいです。著者の本を初めて読むなら、『虐殺器官』かその続編『ハーモニー』をお勧めします。

    以下、順不同でいくつかの作品の感想を。

    『The Indifference Engine』
    『虐殺器官』と同じ世界観で、脇役だったウィリアムズがちょい役で登場します(かなりやっつけな出し方ですが・・・)。
    異民族間の対立感情を解消するために、脳に細工をするのですが、結局それは期待されたような結末には至らない。
    「僕は僕自身の戦争をどう終わらせたらいいのだろう」
    という主人公の独白は、戦場を経験した兵士がみな抱える感情だと思うんですが、細工をした側はその感情の処理についてはまったく考慮していない。
    ラスト、先進国側を追い立てる組織にまで成長した主人公たちの中で、民族間の対立は確かにクリアされているあたり、強烈な皮肉です。

    『Heavenscape』
    『虐殺器官』の元ネタ?です。冒頭はそっくり。
    これが推敲に推敲を重ねて他のものと結合分離を繰り返したあげく、『虐殺器官』になるのですね。。。。
    冒頭の、王の政治的身体と自然的身体についての引用は、この本の他の作品にもかなり影を落としています。

    『フォックスの葬送』
    ゲーム『メタルギアソリッド』の世界観。ゲームを知らなくても読めますが、知っていて読めばかなり面白いだろうと思います。
    ゲーム内のキャラの心理を掘り下げていくって、やる方も読む方もとても楽しいと思うのです。

    『セカイ、蛮族、ぼく。』
    楽しんで書いているな、というのが分かる文章でした。

    『女王陛下の所有物 On Her Majesty's Secret Property』
    『From the Nothing, With Love.』
    女王陛下の~はコミック、From~は小説ですが、同じ世界です。
    007のオマージュです。そうか、こういう見方があったか、と目からウロコ。たしかにショーン・コネリーとダニエル・クレイグは似ても似つかない(著者がそう言いたかったのかどうかは分かりませんが)
    「例えるなら私は書物だ。いまこうして生起しつつあるテクストだ」
    「私の意識に安らぎあれ」
    ストーリーはまったく違うのですが、構造と結末は『ハーモニー』とよく似ています。でもこちらの方が、何というか、漂っている哀しみが、重い気がします。主人公の背負う年月の重みかな?

    『屍者の帝国』
    これは、円城塔が書き継いだものを読んでから感想を書きたいと思います。
    出だしだけでかなり面白そうなのだけど・・・

  • 表題作と「From the Nothing, With Love」が特に素晴らしい。
    「フォックスの葬送」も良いのだけれど、メタルギアやってないとあまり楽しめない。上の二つだけでも読む価値はある。

  • うーむ、どうもしっくりこない。
    なんというか、さらっと記述しているようでいてくどくどした印象を受ける文章が多いのだ。
    しかし、「虐殺器官」や「ハーモニー」よりも以前に書かれた短編ということで、納得。
    以下、収められている短編。
    「女王陛下の所有物」、「The Indifference Engine」、「Heavenscape」、「フォックスの葬送」、「世界、蛮族、ぼく。」、「A.T.D: Automatic Death」、「From the Nothing, With Love」、「解説」、「屍者の帝国」以上9編。
    007を題材とした「女王陛下…」や「From the Nothing,… 」は発想がおもしろい。
    また絶筆となった「屍者の帝国」は、さすがに作風もこなれており、続きが読みたくなってしまう。

  • 伊藤計劃の短編集
    「女王陛下の所有物」
    「The indifference engine」
    「Heavenscape」
    「フォックスの葬送」
    「セカイ・蛮族・ぼく。」
    「A.T.D」
    「From the Nothing, With Love.」
    「屍者の帝国」 

    全て伊藤計劃っぽい雰囲気が満載。
    「The indifference engine」と「フォックスの葬送」が特に良かった。

  • 私的ゼロ年代日本SFベスト3に入る傑作「虐殺器官」の作者 伊藤計劃の没後に編集された短編集。ルワンダ内戦をモチーフにナノテクノロジーを絡めた表題作や、メタルギアソリッド世界を題材にした作品等、圧倒的な世界観を持った作品を収録。とにかく凄い!面白い!

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著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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