ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫 JA ア 7-1)

著者 :
  • 早川書房
3.17
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本棚登録 : 530
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310714

作品紹介・あらすじ

幹館大学ヘンな建物研究会、通称「ヘンたて」に入会した新入生の中川亜可美。個性豊かな仲間と一緒に新歓合宿で訪れた先は、扉が12枚ある離れを持つ老舗旅館だった。さらに高さ100メートルのエレベーター式マンション、城跡に残された隅櫓脇の謎のスペース、客室に回転ずしが流れるホテルなど、活動と称して見にいく建物は常にいわくつきで…。「へんたて」に隠された謎をゆるやかに解き明かす、新感覚の青春ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 幹館大学・ヘンな建物研究会というサークルに入った大学一年生の亜可美が、同級生や先輩たちと変な建物を巡りながらいくつかの謎解きをしていく物語。
    なかなか無い設定で、斬新で楽しかった。
    図面など書いてありミステリっぽい感じ。

  • 想像以上にライトなノリでした。図解もあるけど、もう少し上手いことヘンなたてものの描写や謎解きをしてもらえればなぁ。ヒントがわかりやすすぎたり、逆にこちらに考える余地をもらえなかったり。
    恋の行方は消化不良なので、今月末に出る2巻に期待。

  • 買って読もうと思って気づいた、なんかデカイ、ってか長い!?文庫用のブックカバーに入らん

    大学生マイナーサークル系青春小説

    終わり方はなんかしっくりこない、キャラものとして読んでもミステリとして読んでもしっくりこない。

    すしの話は謎は全部スルーして読んだ、見えないところをぐるぐる回ってきた寿司は食べたくないな…

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99415508

  • 個性豊かな登場人物で面白そうだけど内容は難しくて図(本に載ってます)を見ないとわからなかった。2巻目を読んで作者が書きたかったのはこれかなって思えるのでこの本を読んだ人は次の1冊も読んだ方がいいと思う。

  • ★そのヘンな形、丸ごと愛してやろうじゃん。(p.330)

    ■5つのポイント
    ・異常な建築物「ヘンたて」や「トマソン」を愛でる大学のサークル活動。
    ・個人的にミステリでは雰囲気の次にキャラが重要だと思ってますが、ちょい弱め。
    ・ヘンたての視点役はあっけらかんとしたツッコミ体質の人物でないとなあ…中川亜可美さんは弱かった。
    ・とはいえ建物が突拍子もなさすぎてツッコミ役でもツッコミにくいかも。
    ・扉が十二枚ある部屋(これは図を見た瞬間、謎が出る前に正解できました)/部屋全体がエレベーターになっている高層マンション(おそろしいマンションです)/お城で壁しかない隅櫓(中身がなんだったかはわかりませんでした)/全室で回転ずし食えるホテル(衛生上あり得なさそう)。

    【第一巻 一行目】居酒屋ってこんなところなのだろうか。いや、違うと思う。

  • 幹館大学ヘンな建物研究会(ヘンたて)が舞台。ヘンな建物と言うよりはあり得ない建物を舞台にした謎解き+恋愛ドラマ。謎解きも恋愛もかなり緩い感じなので、ちょっと物足りないかなぁ~。

  • ヘンな建物、トマソンと言われれば、俄然興味がわく。
    なるほど、ヘンな建物とミステリを組み合わせるのか~。

    と思って読み始めた。

    うん、残酷な場面はないし…
    謎解きと、恋愛と、分かりやすいキャラ、テンポ良い展開。
    サービス精神満点なんだけどね。

    でも、なんか、ずるいなあ、と思ってしまう。
    密室事件の舞台がヘンな建物じゃあ、後付けで何でもありにできるんじゃない?
    ヘンな建物も、トマソン的なものというより、荒唐無稽というか…。
    いや、この作品には、そこにリアリティを求めちゃいけないのか?

  • 表紙がpomodorosaさんの大学生ものということで『BISビブリオバトル部』シリーズと似た印象。変な建物の間取りが謎に関係してくるので見取り図がないと理解するのが難しそう(あって助かった)。逆に解決編の見取り図は見ないように注意しなくてはいけない。恋愛展開はちょっと性急すぎるのでは?と思ったけれど、続刊でそれなりの展開があるのだとしたら、大きなフックになっているのではないかと予想する。第一話のトリックが好き。トマソンの本を読んでみたくなった。

  • う〜ん、なんというか、あっという間に読めて、とくに何とも残らない作品だった。

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著者プロフィール

1980年千葉県生まれ。2009年『浜村渚の計算ノート』で第三回講談社birth小説部門を受賞しデビュー。「ブタカン」「西川麻子」「猫河原家の人びと」などシリーズ多数。2019年刊行の『むかしむかしあるところに、死体がありました。』が各ミステリーランキングや書店年間ランキングにランクインし、本屋大賞にもノミネートされた。

「2023年 『あかがみんは脱出できない(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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