機龍警察 自爆条項〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
4.15
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本棚登録 : 497
レビュー : 60
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310769

作品紹介・あらすじ

ライザ・ラードナー、警視庁特捜部付警部。そして元テロリスト。自らの犯した罪ゆえに彼女は永遠の裏切り者となった。イギリス高官暗殺と同時に彼女の処刑を狙うIRFには"第三の目的"があるという。特捜部の必死の捜査も虚しく国家を越える憎悪の闇が遂に見せる最後の顔。自縄自縛の運命の罠にライザはあえてその身を投じる。過去と現在の怨念が東京迷宮で狂おしく交錯する"至近未来"警察小説、慟哭と死闘の第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 魅力は多々あれどやっぱり三人の部付警部のバックグラウンドの違いから来るキャラクター性がとても面白い。
    噂に違わずすごい百合だった、日本を救う百合だ。
    夏川と由起谷が報われなくて辛い。

  • 2012年版このミスベスト10、9位。ガンダムみたいに人が操縦するやつでもう少し小さい二足歩行型有人兵器「機甲兵装」が一般的になってる近未来において、警視庁が開発した最新機「龍機兵」を駆使してテロ制圧するための新設された専用部隊「特捜部」に関するお話。本作はシリーズ第2弾で1作目は読んでないけど、すでに4作目ぐらいまで出ててどれもランクインしてる人気シリーズ。読むの楽しみにしてたけど、たしかに期待どおりで、娯楽小説の最高峰に位置するぐらいすばらしいと思う。本作では、国際テロという大きなテーマを扱ってるが、要人暗殺に隠された複数の目的を推理し先回りしていく頭脳戦とそれに付随したロボット同士の戦いを軸に、特捜部員の過去のエピソードをもう一つの柱としてテンポ良く話が進んでいく。警察内や省庁間の縄張り争いとか、いろんなエピソードがちりばめられてるが、全体の物語の構成がしっかりしており、途中から話が大きくなりすぎて支離滅裂になることもなく多くの話題がしっかり収まってる。また、個々の人物設計もしっかりしている。以前に翻訳冒険ものとか好きだったんですが、それに似た感覚があった。いたずらに文書表現に凝らずに平易な文章での心理描写やストーリー展開で勝負しており、ほとんどストレスなしでわくわくするし感動する。まあ、誰も見たことない機械同士の戦いを文章だけで理解させようと思う自体が自信の現れのように思うし、それを可能にする表現力が半端ないと思う。そうはいっても、さすがに特殊な小説世界を説明するため全体の分量が多くなってまい、理解するまでは若干説明がしんどい部分があった。上巻は読み進めるのがやや辛かったためちょっと減点。ただし、小説世界や人物設計ががしっかりしてるので、一度理解するとこの先のシリーズはサクサク読めそうで楽しみ。新宿鮫と同様に広く安心して楽しめるシリーズと思う。

  • 上巻を読んでからだいぶ間が空いてしまった。日本SF大賞を取られていて、嬉しくなった。

    虚無に近いライザの過去は、とても苦しくて読んでいられない、と目を逸らそうとした。けれど、『死神』になった所以を真っ向から受け止めないと、意味がないんだと言い聞かせ読み進めた。

    鈴石輝正氏の『車窓』のように温かく未知を迎えられる人でありたい。

  • シリーズ2作目。前回の中心人物は、戦争屋の姿警部だったが、今回は元テロリストで死神と呼ばれたライザ・ラードナー警部。その生い立ちから、テロリストになるまで、そして組織を抜けた理由と、再度組織との闘いまで描かれている。いや何ともすさまじい。それでも一気読みが可能な展開の早いシリーズだ。

  • 都合よくストーリーが展開するなあと思いつつ、それを言っちゃあおしまいなので、そこのところは余計なことを考えないようにして読んだ。

  • 面白かった。
    続きを読みたいが、まだ文庫化されてない

  • <あらすじ>
    ライザ・ラードナー、警視庁特捜部付警部。そして元テロリスト。自らの犯した罪ゆえに彼女は永遠の裏切り者となった。イギリス高官暗殺と同時に彼女の処刑を狙うIRFには“第三の目的”があるという。特捜部の必死の捜査も虚しく国家を越える憎悪の闇が遂に見せる最後の顔。自縄自縛の運命の罠にライザはあえてその身を投じる。過去と現在の怨念が東京迷宮で狂おしく交錯する“至近未来”警察小説、慟哭と死闘の第二弾。
    沖津部長すごすぎ。
    もっと、警察庁、警視庁、外務省のドロドロ部分を
    書いてくれるといいかも。

    あ、やっぱり回想シーンは長すぎるような・・・。

  • ああ、「自爆条項」そうゆう事なのね。ラードリー警部に心の平安は訪れるのだろうか・・・とか、キリアン・クインの暗殺と言うよりも特捜と和解した大日方署長以下の暗殺のような気さえする一石二鳥だな。そして、沖津部長はカミソリ後藤!(断言

  • このシリーズ、最高に面白い。
    なぜ、映画化、アニメ化されないのだろう!

  • 2018.6.1

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著者プロフィール

1963年大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。2012年に『機龍警察 自爆条項』で第33回日本SF大賞、2013年に『機龍警察 暗黒市場』で第34回吉川英治文学新人賞、2015年に『コルトM1851残月』で第17回大藪春彦賞、『土漠の花』で第68回日本推理作家協会賞を受賞。他の著書に『神子上典膳』『機龍警察 狼眼殺手』『コルトM1847羽衣』『東京輪舞』などがある。

「2019年 『悪の五輪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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