天冥の標6 宿怨 PART 2 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 548
レビュー : 73
  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310806

作品紹介・あらすじ

太陽系世界の均一化をめざすロイズ非分極保険社団に対して、"救世群"副議長ロサリオ・クルメーロは、同胞に硬殻化を施して強硬路線を推し進める。その背後には秘かに太陽系を訪れていた異星人"穏健な者"の強大なテクノロジーの恩恵があった。いっぽうセレス・シティの少年アイネイアは、人類初の恒星船ジニ号の乗組員に選ばれ、3年後の出航を前に訓練の日々を送っていたが-すべての因果が悲劇を生む第6巻第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 500年の歴史といわれればそうだけど、オガシはじめ救世群れの人物の内面描写があまりなくどうしてもそこに必然を感じにくい気がする
    月の事件だけでなくもう少し引き金があったらよかったのかなと思うけど
    それか何者かにまた操られているというストーリーなんだろうか?
    いずれにせよこれがどう一巻に進むかまだまだ色々ありそうで目が離せない

  • 待ちに待った、待ちきれないPart2だったがPart3があるのね…
    真の歴史を知りながら、アイネイアと再会してもなお、
    クラスト化するイサリの決断が単に「力」であるのは
    納得しがたい部分が残る。
    けど、人間、それも死病から回復した者でありながら
    普通の人にふさわしい扱いを受けることが無かった
    500年の積み重ねに、さらに加えられた決定的な一撃が
    『宿怨』の悲しい爆発につながったのかね。
    ところが第1巻のラスト5行を思い出せば
    更なる『宿怨』が待っているはずであり
    そしてこの巻までではその5行のまだ3行目まで至っていない。
    あと、どれだけ待てばいいのだろう。
    『おめでとう。もう、やめていいのです』とは言ったり
    言われたくないけど。

  • 著者:小川一水(1975-、岐阜県、小説家)

  • ついに《救世群》がデッドラインを超えてしまった。太陽系外からやってきたカルミアンの技術を利用して開戦。疑問としては、ここに至るまでにノルルスカインは介入しなかったのかという点。またジェズベルが「私たち以外の太陽系外生命」と言っていたが、もしかしてロイズはミスチフに操られていて、それに対抗させるために黙っていたのか。いずれにせよ救世群は非感染者とのすれ違い、カルミアンとの意思疎通のズレから、もうあとには引けないところまできてしまった。ここまで読んで明るい未来が全く想像できないのだけど、一体どうなるんだろう。

  • これはこれは…。復讐劇の始まりか。目が離せません。事態は急を要する。カルミアン…困ったものだ。

  • 完結を機に読むのを再開。話は大まかにしか覚えておらず、巻末の資料はありがたかった。希望を感じさせる前半から、悲劇が悲劇を呼ぶ後半へと話は大きく変転する。どうしてここまで事態が悪化したのか。最後には新たな事実も判明し、次巻が少しでも救いのあるものになりよう、期待したい。

  • 異星人に振り回されつつ、悪い方悪い方に進んでいる感じ。こういう流れになったら確かにこう行くだろうなと思えるので、総体としての人間は愚かですね。

  • 500年の歳月が圧し固めた相互の意識は、埋まるはずもなかった。「救世群」側が想像していた以上に嫌悪と拒絶は根深く、そこから生まれた差別意識は強い。
    セレスでの秘密会議の醜悪さ。
    参加はさせますよ。させてあげますよ。

    曲がりなりにも安定していた世界が崩れてゆく「宿怨」PART2。メニーメニーシープでの「咀嚼者」への恐怖はここから生じたのか。

    宿した怨みが爆発した結果、また次なる怨みを誰かに宿す。
    この連鎖は止まらないか。どうやって状況が終わるのかわからん。

  • 今度は冒頭からまたまた新しい展開。しかもここで新たな集団が参加!……ぎゃー!ぎゃー!なんだこのラスト!こわ!壮絶すぎる戦いの果てには、悲惨な結末しか予想できないんだけど!しかし、老人も男女も、全員が……って集団だからそうなっちゃうのかなあ……ぞわぞわする……。アイネイアも陰でどんな目にあってるんだか……。

  • 登録し忘れてたので登録だけ。
    読んだのだいぶ前だから、今さら感想書けないw

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著者プロフィール

小川 一水(おがわ いっすい)
1975年生まれ。岐阜県出身。男性。1993年、17歳で応募した第3回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞に、「リトルスター」で佳作入選。1997年、『まずは一報ポプラパレスより』で作家デビュー。
2004年、 『第六大陸』で第35回星雲賞日本長編部門を受賞。2006年、 『老ヴォールの惑星』に収録されている「漂った男」で第37回星雲賞日本短編部門を受賞。 『老ヴォールの惑星』は「このSFが読みたい!」ベストSF2005国内編で1位にも選ばれた。2011年、「アリスマ王の愛した魔物」で第42回星雲賞日本短編部門を受賞。2014年に『コロロギ岳から木星トロヤへ』で第45回星雲賞・日本長編部門賞を受賞。

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