天冥の標6 宿怨 PART 2 (ハヤカワ文庫 JA オ 6-18)

著者 :
  • 早川書房
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感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310806

作品紹介・あらすじ

太陽系世界の均一化をめざすロイズ非分極保険社団に対して、"救世群"副議長ロサリオ・クルメーロは、同胞に硬殻化を施して強硬路線を推し進める。その背後には秘かに太陽系を訪れていた異星人"穏健な者"の強大なテクノロジーの恩恵があった。いっぽうセレス・シティの少年アイネイアは、人類初の恒星船ジニ号の乗組員に選ばれ、3年後の出航を前に訓練の日々を送っていたが-すべての因果が悲劇を生む第6巻第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 第6巻のPart2

     1.イサリがいよいよ○○になる。
     2.〈救世群〉が××に対して※△#?する。
     3.実は◆%▽!になったことがわかる。

     怒涛の展開とは、こういうことを言うのでしょう。

  • 第1巻の時代まで後300年というところまで来た。新たな勢力として石工(メイスン)の意外な正体が明らかになり、救世群の大暴走で物語は一気に進むが、先は全く読めない。衝撃のラストからPART3へ続く。

  • SF。シリーズ6作目part2。
    遂に戦争が…。
    言葉で表せないくらいに面白かった。
    仕事中もずっと、この作品のことを考えてしまい、仕事に集中できませんでした。
    part3は少し時間を空けて、落ち着いてから読もう…。

  • 第6巻第2弾も怒涛の展開でした。カルミアンのテクノロジーによって強硬路線をとり、遂に始まった〈救世群〉の地球への侵攻。太陽系にはなかった技術での攻撃と原種の冥王斑の感染で地球はボロボロ。太陽系艦隊くるのか。。?
    メニー・メニー・シープにいたイサリはこのときの姿から変わってないのかも。ラストに出てきたフェロシアンたちも、ここから?
    カルミアン…〈石工〉の子たちだと思うけど、蜂っぽい体制なんだなぁ。蜂の生殖意識みたいなのをそのまま人間に取り入れたらそりゃラストみたいなことになります。ロサリオが気付いた、その前からの〈穏健な者〉と呼ばれるようになった性質もゾッとしない。
    アイネイアはドロテア・ワットに乗り込み恒星船ジニ号の護衛に……セアキ家だからフェオドールも手を貸す(?)のかな。ドロテア・ワット、基盤みたいな形してるのか。宇宙空間に浮いてたら異様だろうな。

    アイネイアのスカウト仲間ジョージ(ジョージの実家がヴァンディ家で明星の栽培に成功してるのよい)の幼馴染メララがノルルスカインから話しかけられてるのも気になります。続きも読みます。

  • いろいろなピースがそろってきた。

  • ここまで読んだこの世界のすべてが把握出来ているとは頭が悪いのでとても言えないけれど、解らなくて流してるところも多々あるけれど、それでもおもしろいなあほんとに
    カルミアンもっと言葉勉強してーーー!そして冥王斑の薬を作れる事に気付いてしまったときの衝撃。虚しさ。もうすべてが遅すぎるんだな。

  • 500年の歴史といわれればそうだけど、オガシはじめ救世群れの人物の内面描写があまりなくどうしてもそこに必然を感じにくい気がする
    月の事件だけでなくもう少し引き金があったらよかったのかなと思うけど
    それか何者かにまた操られているというストーリーなんだろうか?
    いずれにせよこれがどう一巻に進むかまだまだ色々ありそうで目が離せない

  • 待ちに待った、待ちきれないPart2だったがPart3があるのね…
    真の歴史を知りながら、アイネイアと再会してもなお、
    クラスト化するイサリの決断が単に「力」であるのは
    納得しがたい部分が残る。
    けど、人間、それも死病から回復した者でありながら
    普通の人にふさわしい扱いを受けることが無かった
    500年の積み重ねに、さらに加えられた決定的な一撃が
    『宿怨』の悲しい爆発につながったのかね。
    ところが第1巻のラスト5行を思い出せば
    更なる『宿怨』が待っているはずであり
    そしてこの巻までではその5行のまだ3行目まで至っていない。
    あと、どれだけ待てばいいのだろう。
    『おめでとう。もう、やめていいのです』とは言ったり
    言われたくないけど。

  • 2024/3/24- 読み始め

  • 3で

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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