グイン・サ-ガ・ワ-ルド: グイン・サ-ガ続篇プロジェクト (5) (ハヤカワ文庫 JA ク 0-9 グイン・サーガ続篇プロジェクト)
- 早川書房 (2012年9月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150310813
感想・レビュー・書評
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グイン・サーガの本編再開。
五代ゆうさん・宵野ゆめさんのお二人が執筆です。
やはり、外伝じゃなく本編に入ると面白い。
如何にこの作品世界が魅力的であったか分かります。
イシュトヴァーンなど、ああ彼ならこう考えるだろうな
とすんなり納得いく描写。ヴァレリウスの慨嘆もそう。
グインも、無論のことで。
それは、読み手であった作家の方々が、この作品を
深く読み込み、味わって楽しんできたかの証でも
あるからです。
元から書き継がれて来たものをしっかり読み込んだ
だけでなく、自分の中に、その世界が自分なりに
広がっていないと、やはり違和感なく書き継ぐなんて
出来ません。色んな心配を細かくしていないで、まず
読んで、「あの世界」に私達が素直に帰ることを
ファンの方々にはお勧め致します。
トリピュートの方も、タイスを舞台にした時代劇
と言った趣で、とても面白かったです。
面白かった、ですよ。
いよいよ事態は動いていきます。
ネタバレはしません。
ああ、中原に風雲の確かな予兆が。
とだけ。
気にならない、なんてやせ我慢だよなあ、と
私は自分で思います。よくぞ続きを図書館で借りて
いたもの。これ書き終わったら速攻で続き読みます。
ああ、楽しみ。
そう、やっぱりグイン・サーガは、そう思って
先を読まなくちゃ。
では、読んできますね。いえ、行ってきますかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本編を引き継いで行くと言う取り組みは、賛否両論あると思うけど、自分はいいと思う。今回の二篇は、世界観がぶれていなくて、違和感がなかった。
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いよいよ始まった、グインサーガ正篇の続編です。
どうなることか、ドキドキしながら読みましたが、けっこう良いんじゃないですか。
てっきり130巻の直接的な続きが書かれるかと思ったんですが、そうでは無く、パロとケイロニアの話が書かれます。やはりあの続きは難しいのか。
もちろん書いてる人が違うので、いわゆる「栗本グイン」ではありませんが、でもちゃんとグインサーガになってますね。
しかしこれとは別にまた131巻が出るんでしょうか。そうしたらまた買い直し?(また買います。笑) -
パロの暗黒
サイロンの挽歌
タイスのたずね人
スペードの女王
この四つのなかで1番気に入ったのは
タイスのたずねびとかなぁ
本篇はやっぱり文庫を買って、
まとめて読まないとね!
とはいえ、久々のグイン登場は
やっぱりいいわぁ -
2012年9月15日、初、文庫カバなし。
2013年7月9日、松本筑摩店BF -
やっと本編の続きが読めると聞き、手にとって見ました。
4巻までがつらかったので、覚悟(?)して本を開きましたが、案に相違して、中々の内容でした。
グインはいつもに比べて寡黙でしたが、王者の風格は出ていました。
(もともと栗本さんの時も描写は”寡黙”だったのですが、実際は よくしゃべってましたね)
また4巻単位でひとつのお話が完結するのでしょうか。
そこも含めて、次巻に期待です。(今回は好評価) -
続きがはじまった(*≧∀≦*)
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五代ゆう氏がグイン本編を書き継ぐ、というのはちょっと驚いた。でも、このくらい世代の違う人じゃないと、ある意味無理なのかもね。まあ、誰が書いたところで★5になる訳はなく、批判こそ多かれ、賛辞は少ないだろうしさ。
ま、でも私は読みますよ。「豹頭王の花嫁」が誰なのか、知らずには死ねない。リンダ以外に考えられないけど! -
クインサーガワールドの第5巻。
今回はエッセイが二本と多く感じました(^^; -
ついにグイン・サーガの正編の続編が読める。
ただ、130巻「見知らぬ明日」の続きでないのは残念。
「見知らぬ明日」の2つの話の間から始まる「パロの暗黒」
「見知らぬ明日」にもでてくるサイロンの厄災の続きの「サイロンの挽歌」
話は始まったばかりで、どうなるか見えないが、どの様に「見知らぬ明日」に繋がっていくのか楽しみ。