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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784150310820
作品紹介・あらすじ
人間に奉仕する人工妖精・揚羽が、彼女の通う看護学校で多発する怪事件に挑む連作中篇
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
人間に奉仕する人工妖精・揚羽が、看護学校での怪事件に挑む物語は、女学園、SF、ミステリの要素が見事に融合しています。シリーズ三作目として、相変わらずの面白さと高いクオリティが感じられ、特にコメディとシ...
感想・レビュー・書評
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相変わらずの面白さとクオリティを持つシリーズ三作目。
女学園×SF×ミステリ×必殺仕事人の素敵な融合。七色の蝶が舞い四季をめぐる情景、コメディとシリアスのバランスのある会話、SF的な謎の解明、物語の感動、と満足度高し。
鏡子さんの独自な価値観をもった罵倒も健在(笑) 今回は連作短編集だから謎の解明と戦闘場面が何度も楽しめる。
不可解な謎を提示し、丁寧に伏線を張り、推理し、と、綺麗にミステリの構図を物語の進め方に用いている。ミステリの文法が藤間千歳という作家には身体に染み込んでいるんじゃないかな。
あと、風気質[マカライト]のトリックスターぶりは物語を動かす上でも魅力的なのだと今回判明。
好きなミステリ作家が誰なのか作者さんに訊いてみたいかも。
あと、SFとしての大ネタと事件の黒幕が重なるのが独特。
現在、新作を楽しみにしてる国内SF作家さんの一人。
国内SFミステリの書き手としても藤間さんが有望株だと思う。
それと、瀬名秀明の『デカルトの密室』と読み比べても良いかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自己同一性や尊厳、自我がどのように成立し、何が人を人たらしめているのか。倫理の根幹を問い直すのは、なかなかにぞっとしない。それにしても、前著もそうだったけれど、七十二候が意味を成すほど繊細な季節の移り変わりがあるのだろうか...。
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描かれる世界設定の歪つさが、ロボット3原則への見解の説得力を激減させる。
謎解き、SF、存在意義など面白いところや興味深い点は多いのだが…。
少女のまま生まれ、肉体年齢は少女のまま人間の役に立ちたいと男性のみの社会に生きる人工妖精。生まれてすぐに暮らすのは純真無垢なお嬢様を育てる学園…作者が渾身で美しいと描く世界は本当に美しいのだろうか。
3作目に入っても未だ女性区域がカケラでさえ描かれることがないのは…。 -
面白かった
どうしたらこのような作品を書けるのか、毎回ながら感心させられる
1冊ごとに人工妖精の秘密の核心に近付いている… -
スワロウテイル序章/人工処女受胎 (ハヤカワ文庫JA)
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86:前二作の前日譚に当たる、揚羽が五稜郭の学生だった頃の物語。細切れに読んだせいか、人物関係や団体の思惑がこんがらがってよく理解できず、上辺だけをなぞって読み終えてしまった感じ。ヒトが作った意識体「人工妖精」という設定は大好きだし、面白い。このまま「?」のまま本棚に並べるのは勿体ないので、時間を作って通して読みたいな。
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スワロウテイル前日譚。
今は黒の五等級や末梢抗体と呼ばれるようになった揚羽にも普通の学生時代があったという話。
全寮制のお嬢様系看護学校で学生生活を謳歌している揚羽と現在の揚羽の違いが辛い。
まさか三十年前にあんなひどい実験が行われていたとは…。
自治区も思ったより闇が深いのかもしれない。
真白の為に存在を消された揚羽もある意味、犠牲者の一人なのかもしれない。後、
天真爛漫でなんでも”お”をつける雪柳が可愛い。 -
購入。やっと読み終わった。というか前日譚ではあるけれど、前2作を読んでから読んだ方が解りやすいかな。揚羽の心の在り様とか、そうかぁと納得してしまった。ヒトとしては持ち得ないのだろうなと考えてしまうラストだった。
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これまでを読み、ここ359ページに到達したとき、私の中で清々しく何かが砕けた。『痛いから』そう、痛いんだ。痛かったんだ、ずっと。
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時系列的には1巻の前にあたる、連作中篇集です。この巻単独でも楽しめるのではないでしょうか。
テイストとしては、1巻や2巻よりもライトノベルに近い印象です。女学校が舞台だからですかね。とはいえ、内容の深みはむしろこの3巻のほうが上回っているようにも思います。
ラストシーンは感動しました。この感動をより深く味わうには、やっぱり1巻と2巻も読んでおいたほうがよいのかも。 -
ストーリーもキャラもとてもいいと思いますが・・・時系列的にはおそらく現代より何年もあとに造られた東京人工島になぜPHSがあるのかとか時代設定がイマイチわからないところがあります
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本作はハヤカワ文庫には珍しく、シリーズ通してカバーイラストを手がけている竹岡美穂さんの挿絵があります。カバーの方も表紙、背表紙、裏表紙とイラストが続いており、本棚に並べるとちょっと目立ちます。
話としては、これまで出ている三作品の中では、最初の話にあたるのでしょうが、割と世界観を知っておかないと解り辛いところがあります。(主に鏡子のやり取り)
読むのであればやはり最初に「出た」話を読むことをオススメします。
あとネコミミです。 -
アンドロイドの「人工妖精」が教育を受ける女学園で起こる様々な事件の顛末を描いた連作集。
SFとしての世界観に暗躍する様々な巨大組織、さらに終盤には観念的な話もでてきて理解は難しかったのですが、その分世界観の構築がすごかったです。
話自体はシリアスな展開なのですが、主人公の揚羽とその妹分である雪柳や学友たちとのやり取りはユーモアも取り入れられて、その辺のバランスが秀逸!初めのうちは世界観に戸惑っていたのですが、キャラのやり取りを楽しんでいるうちに、徐々にこの本の深い世界観や、シリアスな事件の数々にもなじめていった気がします。
シリーズ三作目みたいなのですが、タイトルに序章と入っているのでこれから読んでみました。話の理解にはそれほど苦労しなかったと思います。切ない結末からどのようにシリーズ一作目につながっていくのか、これから非常に楽しみです。
そしてふと考えてみると、主要登場人物の中に男性キャラが全く出てこない小説を読んだのはこれが初めてかも(男勝りなキャラはいるけど)
ある意味著者の妄想が爆発した世界観ですね。嫌いじゃないけど(笑)挿絵も可愛かったです。 -
「きゃ、やだ、くすぐらないで!こら、揚羽ったら!」
「よいではないか、よいではないか、はっはっはっ、鶴のように鳴くのう」
「お姉様、お声がいやらしくてお素敵です!」
「もう!やったわね、揚羽!パジャマを引っぱがすわよ!」
「あっ・・・あ、それはだめ!や、ちょっ、ちょっと連理、見えてる、見えちゃう!」
「連理様、お手つきがおいやらしくてお素敵です!」
人工妖精達の学園生活を描きながら、最終章はハードSFらしく締める。設定にもすっかり慣れたところで、近未来東京人工妖精ワールド全開、秘密の花園も絶好調です。ハードSF、しかしながらラノベ風味満載、読んでて楽しいわ~、まだまだ続いて欲しい!今回は可愛い挿絵も入ってて電車でおっさんが読むには少し恥ずかしい、(別に誰も覗きこまないけれど)でも読まなきゃ判らない面白さです。 -
なつかしかったので、というか前の忘れていたので
読み終わった後に
人工少女販売処と幼形成熟の終わりを読み直した -
始まりに繋がる短編集。揚羽の看護学校時代、友人を巻き込み事件を追うシリーズ。ひとつひとつで完結かと思いきや・・・、なんだこれ最後にうまく繋がる! すごい!
短編ごとの物語も、長編のごちゃごちゃに比べて綺麗にまとまってて読みやすかった。
しかし揚羽ちゃんのどん底突き落とされ具合は哀れですね。どうしてこうなったの、誰よりいい子なのに(ノx`。)
そして語られる内容が難しくてむむむー。対談というカタチよりは、地の分で深く語ってもらったほうがわかりやすかったかもしれないところがちらほら・・あぁ知識のなさに泣ける。
化学的なお話をすんなり理解できるようになりたいな…
ところで人工妖精の最後は散り散りになるのか、死体が残るものなのか、最後までわからないままだ。また1巻を読み直したい。 -
86:前二作の前日譚に当たる、揚羽が五稜郭の学生だった頃の物語。細切れに読んだせいか、人物関係や団体の思惑がこんがらがってよく理解できず、上辺だけをなぞって読み終えてしまった感じ。ヒトが作った意識体「人工妖精」という設定は大好きだし、面白い。このまま「?」のまま本棚に並べるのは勿体ないので、時間を作って通して読みたいな。
籘真千歳の作品
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