敵は海賊・海賊の敵 (ハヤカワ文庫 JA カ 3-46)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 380
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150310936

作品紹介・あらすじ

わたしはラジェンドラ。広域宇宙警察・海賊課に所属する宇宙フリゲート艦だ。同僚の一級刑事ラテルとアプロのおかげで、わたしの対人知性体の性能は日増しに向上している。しかし、今回の事件でわたしは負けそうになった。あの海賊・〓(とう)冥が、神の座を叩きつぶす暴挙に出たからだ。あれはいったいなんだったのか、まったく理解不能だった。しかし、わたしの対人意識でもって再構成してみれば、理解できる可能性はある-。

感想・レビュー・書評

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  • 終わりが中途半端なので、その後的な後日談もあっても良かったかも。

  • 回を追う毎にラテルやアプロより匋冥の方が人間くさくなってきましたね。
    神林さんの興味は匋冥の内面に移りつつあるのかも。

  • ラテルたちも匋冥もぶれないですね
    ラジェンドラ好きなのでラジェンドラ目線なのは楽しかった

  • 敵は海賊・海賊の敵 (ハヤカワ文庫JA)

  • 久方ぶりの「敵は海賊」シリーズ。
    懐かしいキャラクターが登場してみたりはしたものの、ちと物足りない読後感だった。
    なんというか、ステレオタイプというか。
    神林御大の作品ではなく、トリビュート的な感じとでも言うか。
    個々のキャラクタがしっかりと立ちすぎているから、なのかもしれないな。

    とはいえ、いろいろと不満点はあるものの、しっかりと面白い作品ではあった。

  • おもしろいと思ったが、何がおもしろいのか自分でもよく分からない。今回は、アプロがおとなしかった。ランサス星系の惑星フィラールの首席女官シャルファフィンが登場するということは、「敵は海賊・海賊版」の続編ということになるのかな。残念ながら、「海賊版」の方は、話の筋を忘れてしまった。

  • ちょ、まさかの夫認定にぐわっとなりました。なんて、かわいい。
    2度目のラジェンドラさま!
    アプロも、そうかーラテルの膝でねたいのかー、と。可愛すぎるわ。
    ホテル支配人の日記が良い。

  • 宇宙フリゲート艦に搭載された対人知性体ラジェンドラによる報告書。というわけで、冷静沈着かつ客観的分析のもと「わたしは優秀で高性能」と言ってはばからないラジェンドラいっぱい楽しみました!ラジェンドラ大好き!ラジェンドラ大す(略 ランサス・フィラール絡みの話とまとめることも出来るけど、今回のは現実と虚構についてのお話なんだろうな。どたばたスペースオペラ感は薄めだけど、これはこれで非常に好み!

  • 海賊ヨウメイが主役です。

  • 「ラジェンドラ・レポート」と副題はついてるけど、今回はラテル主役かな(ヨウメイは抜きにして)。アプロがあまり動かないのが寂しい(直前に読んだ「A級の敵」がアプロ主だったのもあり余計に…)。ラジェンドラの報告という形をとっているけれど、あまりにも人間すぎてちょっと活かし切れていないかな。神林作品の、理解がついて行かないほどの「引っ張られ感」はあまり感じられず、結局無難にまとまってしまったような…

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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