コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫 JA オ 6-20)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 710
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311049

感想・レビュー・書評

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  • つい帯に釣られました。見事に釣られました。 作者も、こういうの書きたくなるよね……。というぐらい軽く読める時間SFものでした。コロロギ岳から太陽観測をする仕事をしている女性が出会った、突如現れた「大根」とは……。まさか小川一水さんが、こっち方向のネタをいれてくるとは……とちゅうで消えちゃいましたが、笑ったー。深読みしたくなる気持ち、わかります!でも、私は実は上は女の子だと信じてました……!

  • SF!!という感じの設定で、そういうのを久々に読んだので面白かった。

  • 時間SF。過去の人間にSOSを送る少年ふたり、未来でしかも地球じゃない2231年2月14日木星トロヤから、2014年日本のコロロギ岳へ。過去と未来に横たわる囚われた時間蛇。救いの原動力は結束する腐女子二人の妄想力(笑。百億の昼と千億の夜を彷彿とするスケールの大きさと蛇のペシッに影響を受ける人類の儚さ、小川さんの長編もいいけど薄めの一冊でさくっと終われるSFを書かせたら天下一品と思います。面白かった!

  • 概念とかもろもろすっ飛ばした、想像力を大いに刺激する物語

  • 確かにこれは「時砂の王」コミカル版。失われた過去と未来が切なくもあるけれども、読み終わって「わあああ~ッ」と叫びたくなる気持ちよさ。よかったです。

著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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