- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150311049
感想・レビュー・書評
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つい帯に釣られました。見事に釣られました。 作者も、こういうの書きたくなるよね……。というぐらい軽く読める時間SFものでした。コロロギ岳から太陽観測をする仕事をしている女性が出会った、突如現れた「大根」とは……。まさか小川一水さんが、こっち方向のネタをいれてくるとは……とちゅうで消えちゃいましたが、笑ったー。深読みしたくなる気持ち、わかります!でも、私は実は上は女の子だと信じてました……!
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SF!!という感じの設定で、そういうのを久々に読んだので面白かった。
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時間SF。過去の人間にSOSを送る少年ふたり、未来でしかも地球じゃない2231年2月14日木星トロヤから、2014年日本のコロロギ岳へ。過去と未来に横たわる囚われた時間蛇。救いの原動力は結束する腐女子二人の妄想力(笑。百億の昼と千億の夜を彷彿とするスケールの大きさと蛇のペシッに影響を受ける人類の儚さ、小川さんの長編もいいけど薄めの一冊でさくっと終われるSFを書かせたら天下一品と思います。面白かった!
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概念とかもろもろすっ飛ばした、想像力を大いに刺激する物語
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確かにこれは「時砂の王」コミカル版。失われた過去と未来が切なくもあるけれども、読み終わって「わあああ~ッ」と叫びたくなる気持ちよさ。よかったです。