日本SF短篇50 II (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)

  • 早川書房
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本棚登録 : 205
レビュー : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311100

作品紹介・あらすじ

小松左京、夢枕獏、神林長平ら70年代の作品を中心に収録。オールスター傑作選第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • VolumeⅠがあまりに面白くてⅡも続けて読む。

    まったく経験のない山野浩一の不条理な世界も良かったし、題名しか知らなかった「折紙宇宙船の伝説」もなかなかの作品でした。でも、なんといっても圧巻は小松左京の「ゴルディアスの結び目」。昔、この連作集を読んだ時もすごいと思いましたが、今読んでも衝撃度は変わらず。連作集読み返してみようっと。

    でも、77年あたりから作品的にスルーしているものが多くなってきていました。内容的にソフトな感じのものが多くなってきているせいでしょうか?梶尾真治、新井素子など、やっぱり少し苦手。73年~76年までの作品が40歳前後の著者によるものなのに、それ以降が20歳代の若い作者の作品となっているせいかもしれません。

    いずれにしても、あらたな発見のあるこのシリーズは今後も楽しみです。

    小松左京凄すぎ!

  • 日本SF作家クラブ創立50周年を記念するアンソロジー。
    第二巻には、小松左京SFの頂点のひとつ「ゴルディアスの結び目」、
    夢枕獏の初期代表作であるロマンチック・ファンタジイ「ねこひきのオルオラネ」、
    神林長平『戦闘妖精・雪風』第一話のSFマガジン掲載版「妖精が舞う」など
    一九七三年から一九八二年に発表された全十篇を収録。
    「浸透と拡散」の時代に生まれた日本SFの飛躍をご堪能あれ。


    1973年 メシメリ街道 山野浩一
    1974年 名残の雪 眉村卓
    1975年 折紙宇宙船の伝説 矢野徹
    1976年 ゴルディアスの結び目 小松左京
    1977年 大正三年十一月十六日 横田順彌
    1978年 ねこひきのオルオラネ 夢枕獏
    1979年 妖精が舞う 神林長平
    1980年 百光年ハネムーン 梶尾真治
    1981年 ネプチューン 新井素子
    1982年 アルザスの天使猫 大原まり子 (アマゾン紹介文)

    ⅠよりⅡのほうが好き。宇宙ものが苦手だからだろうか…。
    『名残の雪』の間接的ディストピア感に眉を顰め、『大正~』にこれSFか?と首を傾げ、『ねこひきの~』の作者様に驚き(夢枕獏さん!)、『妖精が舞う』の「雪風」にこれが、とつぶやく。分厚くも満足な一冊でした。
    好みの問題ですが、『百光年ハネムーン』はどうもなぁと。大団円過ぎませんかね。

  • 第1巻がとても興味深く読めたので、こちらもわくわくしながら読み進めましたー。収録作品はこちら。

    「メシメリ街道」山野浩一
    「名残の雪」眉村卓
    「折紙宇宙船の伝説」矢野徹
    「ゴルディアスの結び目」小松左京
    「大正三年十一月十六日」横田順彌
    「ねこひきのオルオラネ」夢枕獏
    「妖精が舞う」神林長平
    「百光年ハネムーン」梶尾真治
    「ネプチューン」新井素子
    「アルザスの天使猫」大原まり子

    第1巻にも引けを取らない豪華ラインナップ!鴨的には小松左京「ゴルディアスの結び目」が収録されているだけでもぅ☆5つの価値が十分ありますが、レビュー済なので今回は省略。物語の含有するパワー、描き出されるヴィジョンのインパクトという点では、間違いなくこの巻で抜きん出てトップの作品です。

    10作品を連続して読んでみて、「ゴルディアス以前」と「ゴルディアス以降」のテイストの違いが如実に感じ取れるのが興味深いですね。「ゴルディアス以降」70年代後半からは、SFというジャンルそのものが一般社会に浸透し、敷居が低くわかりやすくなる一方でかつての熱気が薄まりこじんまりとしていく、そんな流れが肌身で感じられます。
    「ゴルディアス以降」の年代の作品も、もちろんSFとして(あるいはファンタジーとして)きちんと成立してますし、十分面白いんです。が、「ゴルディアス以前」のSFが持っていた、読後に頭がクラクラするような猛々しいまでのパワーは感じられないんですよね。これが時代の違い、というものなんでしょうかね。
    「ゴルディアス以降」で鴨的に一番インパクトがあったのは、新井素子「ネプチューン」。鴨世代で新井素子と言えば、「ロマンチックSF」とかいう今考えるとワケの分からないジャンル作家でした(^_^;が、この作品は骨太なSFで、この人こういう作品も書けるんだ!と、ちょっと驚き。骨太なSFではあるんですが、語弊を恐れずに言えば、ものすごく「オンナ臭い」SFです。正直なところ、同じメスであるところの鴨にとっても、この作品はかーなりキツいです。でも、キツいが故に、たぶんこの先も忘れられない作品でもあります。

    「ゴルディアス以前」では、山野浩一「メシメリ街道」の美しき不条理さ、矢野徹「折紙宇宙船の伝説」に感じられる土の匂いが印象的でした。「折紙宇宙船の伝説」は、野田秀樹の舞台にしっくりくるのではないでしょうか。舞台化希望!

  • 小松左京「ゴルディアスの結び目」何十年ぶりで読み返す。当時は気づかなかったが、「ダークマター」のことがさり気なく書かれてたりして、こんな昔からやっぱりすごいなーと改めて敬服。
    本アンソロジー2巻目にして、神林長平や大原まりこが登場している。自分のSF史でもNewホープのイメージだったのだが、もはやこの50年の前半の出来事なんだな。光陰矢のごとし。

  • 日本SF短篇50 II (日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー)

  • 眉村卓「名残の雪」は、読んでいて漫画のJINを思い出した。幕末とパラレルワールドってそのままじゃん。
    小松左京の「ゴルディアスの結び目」はthe SFって感じでなんとなく気に入った。
    夢枕獏「猫弾きのオルオネラ」は星新一風で良かった。
    神林長平「妖精が舞う」は雪風そのものだよね。

  • 意外、というべきか。年1作の縛りがあるので、もっと作品の質にばらつきがあるかと思っていたが、全体的に色合いは違えどハイレベルでおもしろかった。お気に入りは『折紙宇宙船の伝説』と『ネプチューン』。

  • 2013年4月15日、初版、並、カバスレ、帯無し。
    2014年7月1日、松阪BF。

  • ゴルディアスの結び目以外初読。好きな感じの揃い。

  • 50年記念の第2期間の10年。
    メシメリ街道とか折り紙宇宙船の伝説は懐かしかった。
    百光年ハネムーン、ネプチューンがほろっとさせるSFでした。

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