日本SF短篇50 5 日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2013年10月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (497ページ) / ISBN・EAN: 9784150311315

作品紹介・あらすじ

冲方丁、上田早夕里、伊藤計劃らゼロ年代の作品を中心に精選。オールスター傑作選完結

みんなの感想まとめ

多彩なテーマと独自の視点で描かれた短編が集められたこのアンソロジーは、2003年から2012年にかけての日本SFの魅力を余すところなく伝えています。特に、伊藤計劃の「In difference Eng...

感想・レビュー・書評

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  • 日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジーシリーズもこれにて完走。
    5巻も彩り豊かなお話ばかりで面白かったです。
    初読みの作家さんは一名。わたしもいろいろ読んできたんだなぁ…

    第5巻は、なんといっても、
    ・伊藤計劃「In difference Engine」
    ・飛浩隆「自生の夢」が同時収録なのがとても好き。
    「虐殺器官は『CURE』にインスピレーション受けた」と伊藤計劃さんがおっしゃってたので、
    そこから「自生の夢」は“間宮”なんだ!と。潤堂はジェーン・ドゥみたいな感じかな。

    冲方丁さん久々に読むな〜と読み始めた「日本改暦事情」、これが『天地明察』の原型だったなんて。
    コンパクトになっていたけれど、それでも研究と政争のなかで着々と打ち手を打っていく…勢いよく読めました。ずっとワクワク。

    小川一水「白鳥熱の朝に」はパンデミックとその後の世界を描いているけれど、そのあまりの現実感に、コロナ禍の十数年前にこれ!?と思ってしまいます。
    「天冥の標」のときもそうだったけれど。
    コロナ禍を経たて、改めてこれらの作品の凄さと、人の尊さを思います。

    山本弘「オルダーセンの世界」もディストピアで面白かった。こんな世界でも生き延びられる方法、が書かれたけど、遅かれ早かれ、夢から覚めるだろうなぁ

    瀬名秀明「きみに読む物語」は、「人はどうやって読書をしているのか」についての実験から考察、それと物語への淡い想い…現在進行系のような、過去の回想のような、不思議な光でした。
    本の好みは千差万別、わたしが面白くてもあなたは面白くないかも…と思うと当たり障りのないことしか言えないけど、それてまも\これわたし面白かった本!!/はこっそりアピールしていきたいです。



    ◆飛浩隆『自生の夢』
    「あなたのでなくちゃいけなかったんだ。あなたのことばはそれくらい貴重だったんだよ、たぶん」

    ◆瀬名秀明『きみに読む物語』
    「本はいまなお自由であるだろう。不自由なのは私たちであり、それは本に物語を綴りそれを読む私たち自身の限界性なのだ」

  • 2003年〜2012年の間の作品のアンソロジー。ハードなSFから歴史小説のようなものまでバリエーション豊かで、日本SFは再度面白くなってきていると実感。冒頭林譲治氏の「重力の使命」から、すごいのかすごくないのかわからい微妙な表現の物理学的記述があって、おお?何だと思わせておいてそれがまた落ちに繋がっていってやられた感満載!冲方氏の「日本改暦事情」、小川氏の「白鳥熱の朝に」、飛氏「自生の夢」(最高!)、宮内氏「人間の王」などどれも素晴らしかった。もう一度日本SF読むかな。

  • 2024年12月18日読了。日本SF作家クラブ50周年に際して各年を代表するSF短編を集めたアンソロジー。2003年〜2012年の作品を取り上げた5冊目になるわけだが、伊藤計劃『The Indifference Engine』が圧倒的に感じる…今から10年以上前に、20代でこの世界観をこの哀しい短編に落とし込めるっていうのはどういう才能なのだろう…?幻想的な世界観の中で人間の愚かさ・ひたむきさに思いを馳せさせる上田早夕里『魚舟・獣舟』、「別世界線上のパンデミック後の世界はこんな感じだったかもしれない」と感じさせてくれる小川一水『白鳥熱の朝に』など、大変読み応えのある作品が多くとても楽しめた。山本弘『オルダーセンの世界』も、自分の寄って立つ現実をぐらつかせるような設定・語り口が面白い。他の本も読んでみたい。

  • 日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー第5弾は、2003年から2012年に発表された作品を収録。この巻にて、この一連のアンソロジーは終わりとなります。
    日本SFをほとんど知らなかった身にとって、色んな作家や多様な作品、そして時代の流れを感じることができ、とても楽しむことのできたアンソロジーでした。

    それはそうと、書店に足を運んだら、「SFマガジン700」なるアンソロジーが本棚に並んでいました。国内篇と海外篇の2冊あり、控えの本を読み終えたら手に取ってみようかと。最近SFにはまった身としては、過去に膨大なSF作品があるなかで、こういった形式で昔の良作を一読できるのはとても助かることです。

    さて、本書ですが、読後の素直な感想は、とにかく「読みやすい」こと。これは「内容が単純だ」、はたまた「文章が稚拙だ」と述べたいわけではなく、単に想像しやすかったから。第1弾や第2弾辺りでよく見られた(…と思う)宇宙(あるいは空想の世界)が舞台の作品は、とにかく無い頭を使って想像することが楽しむ術でしたが、本書の収録作の多くは、どれも現実の地続きに作品の舞台があって、その世界観や背景はさほど想像するに難くはなかったのです。そういう意味で、本書はつまらなかったわけではないのですが、少し物足りなかったかな。しかし、一方で、SFというジャンルが一辺倒ではなく、多様な領域に進出、吸収していることがわかる作品群でもありまして、これからのSF小説がどのように展開していくのか期待溢れるところでもありました。

    ▼以下、収録作
     2003年:重力の使命 林譲治
     2004年:日本改暦事情 冲方丁
     2005年:ヴェネツィアの恋人 高野史緒
     2006年:魚舟・獣舟 上田早夕里
     2007年:The Indefference Engine 伊藤計劃
     2008年:白鳥熱の朝に 小川一水
     2009年:自生の夢 飛浩隆
     2010年:オルダーセンの世界 山本弘
     2011年:人間の王 Most Beautiful Program 宮内悠介
     2012年:きみに読む物語 瀬名秀明

  • 日本SFの50年間の短編をセレクトしたシリーズの最終巻。この50年間で日本SFは様変わりしたようだ。バラ色の未来がつづられた作品が目立つ50年前に比べると退廃的なSF作品が目立つ現代。人間の想像力と技術革新との差が縮まって来たようにも感じる。

  • シリーズの中でVが一番好きな作品が多かった。伊藤計劃がいた時代。

    「重力の使命」★★★☆☆
    - 発見した奇妙な惑星の正体は。

    「日本改暦事情」★★★★★
    - 『天地明察』の原型となった短篇とのこと。短篇なだけあって渋川春海の生涯のダイジェストのような展開の速さ。
    - 作品自体はSFとは言えないけど、SF作家が書いた作品ということで入ってる感じ。

    「ヴェネツィアの恋人」★★★★★

    - ロマンチックなパラレルワールドもの。異なる世界線で異なる暮らしをしているけど、共通してヴィオレッタとアンドレアスは惹かれ合っている。
    - 多くを説明しない、ただただパラレルワールドな短篇。巧みで面白い。

    「魚舟・獣舟」★★☆☆☆
    - 地球上の多くの陸地が海に沈んだ世界。海上民は必ず双子で産まれ、片割れは魚の姿をしていて魚舟と呼ばれる。成長すると双子の元へ帰ってくるが、片割れを見つけられないと獣舟となり、人々を襲う。
    - 奇怪な設定の中で悲しい友情あり。

    「Indifference Engine」★★★★★
    - アフリカの民族戦争の終戦直後、心の傷を癒すために元少年兵はある施設に連れてこられた。そこには公平化機関と呼ばれる装置があり、医師はものの見方を変えるための心の注射と説明していた。人種の差を見分けがつかなくすることで、戦争をなくそうという試み。
    - 217 歴史は戦争のために立ち上げられる。
    - 虐殺器官のウィリアムズも登場する。

    「白鳥熱の朝に」★★★★★
    - 新型ウィルスが世界的に蔓延し、日本も国民の多くを失い、しかしワクチンが開発されて、パンデミックを乗り越えようとしている世代の物語。
    - 家族を失って養子として女子高生の芳緒は独身の狩野の家で暮らすことになる。
    - 実は芳緒は日本で最初に発見された感染者であり、心に傷を負っていた。狩野は元医者だったが、ウィルスの対応から逃げて医者を辞めていて、やはり心に傷を抱えていた。

    「自生の夢」★★★★☆
    - 難解だが、緻密な言語SF。すごみ。
    - 忌字禍(いまじか)という字が増殖する現象。「これはあくまで、現にいま作り出されている架空の場面である」
    - 文庫解説の伴名練曰く、これは伊藤計劃へのトリビュートらしい。

    「オルダーセンの世界」★★★★☆
    - クラッシュという出来事によって退廃した世界。シーフロスという謎の能力を持った女がレイの前に現れる。シーフロス曰く、人はそれぞれの世界、イディオス・コスモスを持っている。各人の世界の共通する部分が集まった世界がコイノス・コスモス。そのひとつが理想的な世界である亜夢界。レイが現実だと思っている世界もまたひとつのコイノス・コスモス。夢の世界なので、強く念じればなんでも現実化する。
    - 難解で抽象的な設定だけど面白い。短篇だから物語はほとんど展開せず。

    「人間の王」★★★★☆
    - 既読のため、スキップ。

    「きみに読む物語」★★★★★
    - 小説についての小説。多岐川の研究をキッカケにSQ(共感指数)という概念が流行り、みんなが自分のSQを測定し、本のSQによって分類した。
    - シンパシーとエンパシー
    - 482 SFにおいては、世界が変わらなければならない。
    - 489 純文学作品とエンターテイメント作品の違いは、どこまで読み手の負担を軽減させているか
    - 492 「なぜ人は小説を読んで感動するのか、そのことを書いた小説はありますか?」「SFですね」

  • SF。短編集。2003年~2012年。
    好き嫌いはあるけど、良作が揃っていることは間違いなし。
    既読の作品も多いが、再読で良さを再認識した作品も多く、なかなか楽しめた。
    再読の上田早夕里「魚舟・獣舟」がベスト。素晴らしかった。これは『華竜の宮』も読まなければ!

    林譲治「重力の使命」ハードSF。宇宙。難しいが、この短さなら読める!
    高野史緒「ヴェネツィアの恋人」はじめての作家。パラレルワールド?ループ?少し苦手な雰囲気。
    上田早夕里「魚舟・獣舟」再読。バイオ海洋SF。グロ美しい。初読時よりもずっと心に響いた。
    小川一水「白鳥熱の朝に」再読。パンデミック。リアル。読みやすさは一番。
    飛浩隆「自生の夢」再読。言語SF。相変わらず分からない。雰囲気はすごく好き。
    山本弘「オルダーセンの世界」再読。ディストピア。亜夢界。アイディアが好み。
    宮内悠介「人間の王」ボードゲームSF。新鮮。あまりSFぽくない。
    瀬名秀明「きみに読む物語」ふわっとしてる。抽象的。よくわからない。
    他2作品。伊藤計劃さんのは読めなかった。ごめんなさい。

  • SF のジャンルは難しい。
    昔に比べると身近な題材が増えているように思う。段々と分かりそうでわからないことが減っているからなのか?そこの境目にリアリティがあったと思うのだが、、、
    この本の中では、冲方丁の日本改暦事情が同氏の『天地明察』の原型とも言えるもので、それと重ね合わせて読んだが、やはり小説としての面白みを知っているので、物足りない。あらすじとしては楽しめた。
    ヴェネツィアの恋人は何かひきつけらる面白さがある。少し設定が複雑だと思うのは、私だけか?
    伊藤計劃のThe IndI fference Engineは読んでいて何となく悲しくなる物語。『虐殺器官』を読んでいたら、もっと楽しめたのだろうか?
    小川一水の白鳥熱の朝にはこの本の中で一番入り込めた作品。主人公と少女の癒されない心の傷とそれらを乗り越えていく様がなんか嬉しい。
    山本弘のオルダーセンの世界も現実なのか?夢なのか?短編としてはまとまっていて読みやすい。
    瀬名秀明のきみに読む物語も主人公の語りで淡々と進んでいく作品だが、それなりに読めた。

  • 日本SF作家クラブ50周年を記念して刊行された全50編の短編集、1963年〜2012年の年ごとに各1編、作家のダブり無し。全て読み終えました。
    まさに「日本SFの50年」を肌で体感できる、良いアンソロジーでした。第5集の収録作は、以下のとおり。

    「重力の使命」林 譲治
    「日本改暦事情」冲方 丁
    「ヴェネツィアの恋人」高野 史緒
    「魚舟・獣舟」上田 早夕里
    「The Indefference Engine」伊藤 計劃
    「白鳥熱の朝に」小川 一水
    「自生の夢」飛 浩隆
    「オルダーセンの世界」山本 弘
    「人間の王 Most Beautiful Program」宮内 悠介
    「きみに読む物語」瀬名 秀明

    SFという文学ジャンルは、既に消滅しているのかもしれない。そんな風に思わせてしまうラインナップです。鴨的には、ここに大江健三郎が入っていても全く違和感無いです。
    どの作品にも、旧来のSFでよく使われていたファクター、進化であったり平行宇宙であったり人工知能であったりといったものが登場し、物語において重要な背景を形成しています。が、それはあくまでも背景であって、それ自体が物語の中心にはなり得ないのですね。アイディア噴出・百花繚乱状態だったかつてのジャンルSFと比較すると、文学として非常に成熟した印象を受けます。SFがスリップストリームと見なされていた頃とは、隔世の感ですね。

    でも、今回収録されている作品で、心にガツン!と響くものは、鴨には残念ながらありませんでした。
    鴨はやっぱり、古いSFの溢れる熱気(裏を返せば未成熟であるとも言えますが)が好きだなぁー。

    要するに、SFは今でも進化し続けている!ということですね。あとは好みの問題かと。

  • 伊藤計劃の「The Indifference Engine」と飛浩隆の「自生の夢」は既読だが、この二篇は改めて面白いと思う。特に、伊藤計劃の方は「虐殺器官」を読み返したくなった。高野史緒の「ヴェネツィアの恋人」は幻想的な内容で良かったが、この本で一番読めて良かったと思ったのは小川一水の「白鳥熱の朝に」だ。パンデミック後を扱った世界として現実を想起させるものがあるが、希望のある終わり方でとても良かった。小川一水のパンデミックものの「天冥の標Ⅱ 救世群」とは違った印象を受ける内容だった。

  • 日本SF短篇50 V: 日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー (ハヤカワ文庫 JA ニ 3-5)

  • [『日本SF短編 volume V』を読んで - heyheytower]( http://maijou2501.hateblo.jp/entry/20131026/1382807206 )

  • 冲方丁さんの『日本改暦事情』が読みたかったので、本書を手にしました。これが読み始めたきっかけです。本書の全体的な感想は、当然ですが、どの短篇も面白かったです。これからSFを読んでみようと思う人は、本書をきっかけにするといいと思います。そもそもハズレがないわけですから。

    ハズレがないとはいえ、人それぞれの好みがありますので、自分の好みに近い作家さんをみつけて、さらに別の本を読むのがいいと思います。

    個人的なベスト3を挙げますと、下記のようになります。

    ◎『魚舟・獣舟』(上田早夕里)
    世界観が秀逸です。SFらしいSFだと思いました。海を舞台にした人と魚の物語。魚とのふれあいを描いたのではなく、そもそもの関係が現実世界と異なっている世界観が気に入りました。

    ◎『白鳥熱の朝に』(小川一水)
    女の子の置かれた状況を考えると、とても切ない。「うわー、これはキツイ」という感想です。小説のようなことはおそらく起こらないとは思いますが、決して起こらないとも言えない絶妙な舞台設定。しかし、少女の置かれた立場に近い人って、現実世界にいると思います。そういうのを想像すると、いろいろ考えさせられる話です。さわやかだけど陰湿。でも頑張って生きていこうっていう感じです。

    ◎『日本改暦事情』(冲方丁)
    最初から読みたかったものです。予想通り面白かった。人々がきちんと季節に合わせて生活できるように改暦をすることになるのですが、主人公が提案する暦が採用されるまでのお話です。改暦についてはよく知らないのですが、ドキュメンタリーのように読めました。人や事の動かし方は現代のビジネスパーソンにも役立つかもしれません。

  • 図書館で。
    冲方さんの天地明察のプロトタイプ、小川一水さんの白鳥熱の話、あとIndifference engineは読んだことがありました。色々な作家さんが居るなあ、少し開拓したいな、と思ったんですが短編って読むと忘れちゃうからダメですね。
    それぞれの世界観があるので短編集だと頭の切り替えが難しくて読み終わるのに少し時間がかかりました。今どきのSFってこういう作家さんがこういう作品を書いているのか、という収穫はありました。

  • 20140218読了

  • SFを読んでみたいけど、何を読んだらいいのかわからなかったので、手始めにと思い、手に取った。読んだ結果を僕の独断と偏見で3つのグループに分けようと思う。
    A【他の作品も読みたい】
    冲方丁、上田早夕里、小川一水、山本弘、宮内悠介
    (特に小川一水がよかった)
    B【なんとか読んだ】
    高野史緒、瀬名秀明
    C【理解できない】
    林譲治、伊藤計劃、飛浩隆

  • 日本SF作家クラブ創立50周年記念出版の本アンソロジーも遂に最終巻。直近のここ10年の短編どれも面白い。最近のSFがまた面白くなってきたなあという感じを再確認できる内容。中でも特に、冲方丁、伊藤計畫、小川一水あたりがよかったかな。

  • ワクワクものの日本SF短編集

     超名作が揃っており、この短編集はかなり濃いはずだ。密度最高の白色矮星だな。

     オープニング「重力の使命(林譲治)」が素晴らしい。すべてを理解したとは言えないが、とにかく圧巻のファーストコンタクトである。カビのイメージが湧きにくいのだが、ダイソン殻接触あたりからの展開が素晴らしい。しかも、エンディングも淡くて押し付けがましさが皆無だ。バクスター裸足のハードSFだな。

     天地明察の源「日本改暦事情(冲方丁)」も科学短編としてとてもいい作品。暦にかけた男の生き様が熱い。天地明察も読みたくなったな。

     「ヴェネツィアの恋人(高野史緒)」はおもしろそうなんだが、ざっと読んだだけではわからない。再読したいな。

     続く「魚舟・獣舟(上田早夕里)」「The Indifference Engine(伊藤計劃)」は既読。

     「白鳥熱の朝に(小川一水)」も既読だが、再読してみた。

     「自生の夢(飛浩隆)」も既読だが、やはり今回もパス。苦手だ。

     「オルダーセンの世界(山本弘)」も既読。わからないではないが、山本作品にしてはわかりづらい。

     「人間の王(宮内悠介)」も既読。テーマが深くてさくっとは読めない。おもしろいと思うが、少しだるい。

     ラストも既読「きみに読む物語(瀬名秀明)」。凝り過ぎてわかんない。

     いずれにしてもシリーズ最高の出来だろう。これほどの傑作集はなかなか無い。日本SFに初めて触れるなら、ここからではないかな。

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