パロの暗黒 (ハヤカワ文庫 JA ク 1-131 グイン・サーガ 131)

著者 :
  • 早川書房
3.43
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本棚登録 : 213
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311346

作品紹介・あらすじ

栗本薫先生の遺志を受け継ぎ、宿命の螺旋は次なる巡りを開始する。 リンダへの想いをつのらせたイシュトヴァーンは、ヴァレリウスの追跡をあざむいて再びパロに潜入した。その行動の背後には、謎の魔道師の存在が!? グイン・サーガ132巻『サイロンの挽歌』宵野ゆめ(2013年12月刊行予定)

感想・レビュー・書評

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  • 栗本薫ではないグインサーガ、思ったよりも安心して読めた。グインサーガの世界とキャラクター達は新たに命をふきこまれ、動き始めた。しばらくは続いてほしいと思うのが正直なところだ。

  • 栗本薫亡き後再開されたグインサーガ正篇の続編の1冊目です。
    以前、グインサーガワールドで刊行された内容ですが、こうやって一冊になって読んでみるといい感じです。確かに「栗本グイン」ではありませんが、これはこれで有りです。
    しかし、作者も後書きで書いていますが、この展開は栗本薫なら絶対書かない展開でしょう。「あの人」に対する冒涜です。でも果敢にそれにチャレンジするのなら頑張って欲しいものです。
    この131巻の帯にもありますが、生前、栗本薫は自分亡き後、誰かがこの世界を語り継いで欲しい、と書いています。自分は最後まで見届けることが出来ないだろうことがわかっていたのでしょうかね。自分はいなくなっても自分の子供に等しいこの世界は無くなって欲しくない。正に生みの親らしい。
    この望みが叶えられるのであれば、微力ながら私も協力します。(本買います。)
    今後は、栗本薫の作った世界を消費するだけじゃなく、どんどん世界を拡張し、新たな展開を進めていって欲しいものです。栗本薫がそうしてきたように。
    でも、あの薄かった130巻の隣に並ぶ本が本当に出版されるとは、感慨もひとしおですね。

  • グインサーガ本伝の続編
    フロリーが行ったヤガでの騒動の途中だったが、
    五代ゆうさんがそのときのパロ、宵野ゆめさんがそのときのサイロン、からグインサーガを再び紡ぎ始めた。
    物語が破綻しない様に、プロジェクトの中でよく連携してグインサーガの最後まで連れて行って欲しいと思う。

    • chie0305さん
      tsucchyさん、ありがとうございます。本日131巻読了しました。
      グインは、加藤さんが挿絵の頃が一番好きでした…まだまだ魔道色が濃いま...
      tsucchyさん、ありがとうございます。本日131巻読了しました。
      グインは、加藤さんが挿絵の頃が一番好きでした…まだまだ魔道色が濃いままいくんですね。大風呂敷を畳みながら無事に最終巻を迎えて欲しいですが、何だかまた広がる不安が…。見守っていきたいと思います。
      2018/01/02
  • グイン・サーガだが、グイン・サーガではなかった。栗本さんの文体に慣れ親しんだ身としては、妙にしっくりこない。内容的にも、栗本さんなら絶対にしないであろう「彼」の再登場もあったし。
    あとがきにあったように、これは、五代さんのグイン・サーガであった。新しい書き手(集団)を得て、この物語はどこにつくのであろう。まだ目を話すことはできないなぁ。

  • 展開が早くていいかも

  • なかなかどうして
    うまい感じでグイン・サーガでございます。
    ちょっと言い回しとか、描写感やエッチ度が御大よりは弱いけど

    御大が亡くなってグインはもう終わりかと思いましたが、
    まだ続けてもらえそうで何より

    しかし、黒髪のあの人復活させちゃうんだ…
    それもゾンビ?で
    竜王様おそるべしですねぇ〜

  • 2018年の第1冊目はこの本を読もうと決めていた。
    栗本さんが亡くなってから、手に取ることができなかったグインサーガを、本日数年ぶりに読んだ。
    物語の背景や説明を交えながらのこの巻は、スムーズに話が進まずかなり読むのに苦労したが、今後はこういった制約も徐々になくなり、読みやすくなるだろう。

    グインサーガを読み始めたのは中3だった。
    アムネリスが好きだった。度重なる不幸に心が痛くなり、何度も泣いた。物語の主要人物だと信じていたのに途中で死んでしまい、読み続けるのがつらかった。
    だから、久しぶりに彼女の名前を目にして(ひどい扱いだった)懐かしかった。
    グインサーガが、無事に最終巻をむかえられますように!

    • tsucchyさん
      chie0305さん
      この頃は、まだ著者も読み手も未だお互いに慣れていないので、どことなくぎごちない。徐々に、読みやすくなると思います。ほ...
      chie0305さん
      この頃は、まだ著者も読み手も未だお互いに慣れていないので、どことなくぎごちない。徐々に、読みやすくなると思います。ほんと、無事に最終巻まで行って欲しいですね。
      2018/01/05
  • 栗本氏亡きあとに引き継がれた物語。
    最後の方は惰性で読んでいたけど、せっかく引き継がれてるんだし、読もうかなっと。
    挿絵がなくなったね。

    ナリスが悪者になるのは、確かに栗本氏ではありえなかったのかもしれない。ってか、なるのか。ってか、出てくるのか。

    なんかイシュトがバカっぽくなってる。そこまでリンダに固執するか?って。自分の子もかわいくないみたいだし。光の公女はどう考えてもアムちゃんだし、そこ否定するか?

    リギアも奔放だけど、ハダカでうろうろするようなのはなんか違う。

    などと個人的には違和感あるけど、ま、いーや。

  • 最新刊137巻をサラッと
    読んでみて思った以上に悪くはなかったので
    131巻から購入して読んでみました。

    登場キャラに感じる違和感
    そして”あの人”の復活等々・・・

    思うところ言いたいことはたくさん
    あるけれど”あとがき”を読めば
    それもやむを得ないかと・・・。

    まあ、開き直りと言い訳にしか
    聞こえないわな(笑)

    ただ、それがイヤなら続篇プロジェクトを
    止めるか、少なくともこの作家に
    依頼しなければ良かっただけのこと。
    読者側としても読まなければ済む。
    作家側のプレッシャーも並大抵では
    なかっただろうし。

    とにかく自分としては続き読んでみますよ♪
    って言うか131~137巻一気読みした^^;

  • 正直なところ、なんで物語を続ける事にしたのかがよくわからない。
    続刊とするよりも、2次制作ものとしてした方がまだすんなり受け入れられる気がしました。

    自分は読みながら、ちょこちょこと違和感を覚える箇所がありました。
    作品の良し悪しではなく、個人的にとても残念な感じを受けました。

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