- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150311377
作品紹介・あらすじ
全世界から選抜された子どもたちは、来たるべき粛清者の攻撃に備え猛訓練を続けるが!?
感想・レビュー・書評
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モラトリアムの終わりを告げる4巻。
最終章のヒトミの震えは地球人類共通のものになってしまうのか。
地球人類の原罪とも言えるような遠い遠い過去の接触で、優先殲滅目標に指定されてしまったことはもうどうしようもないことなので、現状打破するためにアロイスたちの指導のもと努力し続けるしかない。
理不尽だけどもやるしかない。
4巻最終章のモニカの言葉。
「自分の性的魅力を利用しない……これは、別に色仕掛けで男を操ることだけを言うんじゃないわ。女は弱いものだということを前面に押し出して、泣いたり倒れたりして、自分の利益を守ったりしないってのも含むのよ」
いいセリフだと思います。都合よく「〜だからこその弱さ」を言い募る輩は信用できません。老若男女問わず。その時点で強さになるし。
自分がそうされたくないことは、相手にもそうしない。
難しいけど、心がけるしかないです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ケイイチたちは教官になり、生徒たちの指導か…展開が速い。また、粛清者がやってくるのも、すぐになりそうだ。
アニメ化した戦闘シーンが見たいな。
ヒューイとデューイ…『サイレントメビウス』のオマージュにニヤリ。 -
練習航海無しはだいぶ辛いよねぇ~
死んだ経験が少なすぎる気もする
しかしついに緑色見つけちゃったかあ
あーいやだいやだ -
文句無く面白い。
訓練のペースが早められた。その裏には粛清者が攻めてくる情報があった。そして発見される偵察機。宇宙戦争が始まる。
どんどん引き込まれていくストーリー展開。今までがプロローグだとするとこの先はどうなっていくのか?サブタイトルが前哨である以上、もっと続きそうではあるが。 -
シリーズ4巻め。
実戦が始まるような気配が語られる。
そのためもあってか、今回の見習い士官たちの話は、繰り返し気味でやや冗長。
無理に引き延ばさず実戦突入を書いて欲しかった。
次巻に期待。 -
15歳の少年少女たちを指導するケイイチ。
失敗させて学ばせる手法で知識と経験を結びつける。
で、アロイスから提示される新たな情報と
急遽前倒しされる訓練。
そしてついに見つかった敵の斥候。
続きが気になるにゃー。 -
ついに来た
主人公たちは教官として後進の育成中。そのな状況下でついに敵がやってきた。壮大なスペースオペラが、今まさにはじまろうとしている。
長い長いプロローグだった。とうとう敵との遭遇。まだ、戦力になるかどうかもわからない中、戦いがはじまる。今回は、前哨編のラストだ。
楽しみだ。文句なしに、続きが楽しみだ。新しいヒーロー、ヒロインも増えたし、昔の撃墜王も無事舞台に帰ってきた。早く続きを読みたい! -
宇宙軍として訓練を受けて教官になって子どもたちがやってきて練習生として訓練して…そして敵がやってくる。
すごく展開が早くて急ごしらえ感が強いけど、〈教導者〉による指導ってのはそもそもそういうものなのだろう。
アリサカが「すごいやつ」タイプな主人公なだけに、ウィルの「普通の主人公」感がすごい。あ、いやもちろん秘めた才能は感じさせられますがその辺含めた上で。
自分の中でリーの株が上がった気がする4巻でした。