星界の断章 (III) (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2014年3月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784150311537

作品紹介・あらすじ

アーヴの初等学校にあたる修技館では、伝統的に訓練生へ、とある行事が実施されていた。出自による緊急事態への対応の差異を描いた「野営」を始め、書き下ろし含む全7編収録

感想・レビュー・書評

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  • 星界の断章III (ハヤカワ文庫JA)

  • 好みでは無いなーと思いつつも読み始めてしまった本は続きが気になるんだな。
    このシリーズはまだ続くのだろうか??

  • スポールさん、強し。

  • 相変わらず登場人物は、誰が誰だか判別し難い。間が開くと記憶がぼんやりしてくるのもあるけれど、同氏族の出によって性格や話しぶりが似ている所為もあるかな。とにかく。世界観が広がる短編集も面白い。が、やはり長編の続きを切望するのです。

  • 本屋で見かけたとき、刊行速度に驚いた記憶がある。
    いっときまったく新刊が出なかったので、こうして定期的に読めるのは嬉しい。
    とはいえ、用語や名詞を殆ど忘れており、読みながら思いだしたのでした。

    あいかわらずのユーモアあふれる掛け合いが、読んでて楽しかった。スポールさんてば、ほんとスポール。
    星界ワールドが楽しすぎて、某伯爵が出てこないことに気づいたのは今さっきだった。

  • 本編かと思ったら短編集だった…

    本編どうなっているの?

  • やっぱり面白いんだよなぁ

  • アーヴによる人類帝国は広大だ。
    彼らは何を想い、どうやって暮らし、どんな歴史を重ねてきたか。

    本編の登場人物たちのエピソードではなく、アーヴの挿話が主に挟まれる『星界の断章III』。語られていない、しかし、語ることの出来る話が多く残されていると想像できる。その語られていないアーヴや帝国、そして人類世界の側面を、もっと知りたいと思わせてくれる作品。

  • 今回は主役の二人は登場しない。脇役の人たちのサイドストーリーと、本編で言及された過去の事象の話がメイン。でも、結構ちゃんと書かれていて、断章シリーズの中では一番おもしろいと思う。ただ、やっぱり本編を読んでいないと、細かい設定とか分からないと思うので、まずは、紋章及び戦旗が先だと思う。

  • 内容紹介

    修技館はアーヴの初等学校にあたる。多くのアーヴは、軍士か交易者か、あるいは両方の人生を経験するのだが、いずれにせよ、修技館で学ぶ技術が必要になる。そこでは伝統的に、訓練生へ、とある行事が実施されていた。緊急事態への対応の差異を、皇族、貴族、士族の立場からそれぞれ描いた「野営」、そして「野営」の舞台となった惑星にまつわる、古き地上人とアーヴの関わりを語った、書き下ろし「来遊」等全7篇収録。

  • これだけカタカナが横溢していても気にならない。星界の舞台背景の書き込みのバランスがよい塩梅なんだろう。

  • 野営ではアブリアル、スポール、エクリュアの特徴が出ていて面白い。

  • 主要キャラのバックボーンとか帝国の歴史なんかが描かれるので、やはり見逃せない短編集です。終わり方が唐突だったりして、物足りないというかもどかしく感じたりもしますが、これはこれでいいのでしょう。
    DVDの特典だったりしたものが多いのが断章シリーズですが、今後はどうなるんでしょうか。

  • 1編だけがラクファカール陥落時の話で、後は帝国創建前を含んだ過去の話。
    「野営」が一番おもしろいかな。皇族、貴族、士族の対比だけど、ドゥサーニュ、ペネージュ、ノールがその代表とは言えないんじゃないかな。
    ノールの両親も出てきた。コンサが彼女に会ったときの話も読んでみたいぞ。

  • それぞれの子供の頃の話が中心の短編集、
    世界観を広げるのにはいいかもしれないが、
    早く本編の続きが読みたいね。

  • 主役であるジントは全く、ラフィールもほんの少ししか登場しない短編集。
     どちらかというと脇役の人たちの、それも本人でなく連なる一族の人物を通じて、各一族特有の性質を描くエピソードが多い。
     記憶にあるのはスポールくらいで、後はああ聞き覚えあるな、程度だが。
     本編の方もこの設定を十分に生かすべく書き進んでほしい。

    ・野営 皇族の章
     ドゥサーニュ(アブリアル)
     ドゥビュース(アブリアル)

    ・野営 貴族の章
     ペネージュ(スポール)
     リュトレー(ソスィエ)

    ・野営 士族の章
     ノール(エクリュア)
     サガージュ(コリュア)

    ・出奔
     ドゥヒール(アブリアル)

    ・介入

    ・誘引
     セスビー(クファディヌ)
     フェリーグ(スポール)

    ・海嘯
     ラムリューヌ(アブリアル)

    ・離合
     コンサ(コリュア)
     ナース(エクリュア)

    ・来遊
     ロビート・ボイガ
     ビボース・ビノー
     スネーシュ・フルーリア
     エディリュア・エディ

  • 章の始めは、登場人物の名前も結構忘れてて、Wikiで検索しながらの読了。もちろんスポールさんは覚えてるけどね(^_^;
    野営が一番面白かった。軍旗が盗まれるなんて、伝統行事か訓練であることはすぐ想像つくが、それぞれのキャラが、それぞれの個性のままの思考と行動なのが嬉しくなる。そうそう、若い頃も経験を重ねても、思考の基本みたいなところ同じなのよ。エクリュリアの両親のお話もらしいようならしくないような。

  • 構築した世界の周辺を埋める話。
    正直、本編は最初の3冊で完結したほうがよかったと思っているのだが、続いたからこそ作者の世界が広がって出た話でもあるのでなんとも。

    ルビだらけで読みづらい。と思うようになったのは目が悪くなったせいなんだろうなぁ。。。。

  • 星界の世界観、アーブについて理解を深める一冊

    三ヵ国連合など地上人類の目線からのアーブも描いて欲しいな。

    それと、皆が言っていますが、早く本編の続きを。

  • スポールさんは相変わらず面白い。だが、本編が早く読みたいけど、いつになるのかなあ。

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著者プロフィール

1962年、兵庫県生まれ。SF作家。92年、短編「夢の樹が接げたら」でデビュー。アニメにもなった『星界の紋章』シリーズや、日本SF大賞を受賞した『突変』など、著書多数。

「2023年 『夢のまた夢 若武者の誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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