魔法使いとランデヴー (ハヤカワ文庫JA ロケットガール 4)

  • 早川書房 (2014年5月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784150311575

作品紹介・あらすじ

ゆかりたちは小惑星探査機"はちどり"の救出ミッションに向かう──表題作ほか全4篇

感想・レビュー・書評

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  • 短編3つと中編1つのロケットガール4巻。

    ムーンフェイスに慌てふためくアイドル、綺麗事をぶっ飛ばす女子高生、大義よりも愛の短編3つと、大気圏突入大作戦の中編です。

    いやいや、スキンスーツで大気圏突入って何を考えているんか、と思わず突っ込みたくなる。素材的には理論的には可能といえど、ギリギリの選択すぎないか、と思います。
    大気圏突入というと、どうしてもガンダムシリーズのシーンが出てきてしまう。ガンダムのおかげで、大気圏突入というと綱渡りミッションの感覚が強いですね。帰還限界点を超えると即死亡、一つ間違えたら諦めて、の印象です。
    それをスーツ着ているとはいえ、ほぼ生身の感覚でやるというのは覚悟が決まりすぎているというか、理解ができない。江田島平八ぐらいかと思ってましたよ、そんな覚悟を持ち合わせているのは。塾長は、大分人外の存在だしコメディ担当な部分もあるのでいいのですがね。
    と考えると、塾長以上の覚悟の持ち主ということになりますか。

    そんな覚悟を持つに至ったのも、マツリの人生がかかったミッションを成功させたい、というゆかりの気持ちがあるから。
    マツリ個人には寄り添うけども、マツリたち民族の風習とは距離をおいて平坦な気持ちで接する。民族の風習については否定気味ではあるけど、個人の範疇内であれば尊重する、というゆかりのスタンスはなかなか持ち得ない資質だと思います。
    理解不能なものを否定、拒絶、攻撃するのは簡単ではあるけど、尊重するのは本当に難しい。共感、迎合、癒着にならず、自己を保ちながらというのも、また難しい。
    徐々に相互理解を深めていくのが望ましいのだけど、そこから共存の道を探れるのが一番いいのだろうけど、理想論だと切り捨てられるんだよなぁ。
    完全な相互理解というものは難しい。ニュータイプか、と言いたくなるけど、それでも土足で踏み込むな、になるので難しい。
    難しいことを諦めてはいけない、というのは宇宙開拓につながることではありますね。どのジャンルでも言えることですが、やはりトライ&エラーをやり続けることが一番大変で一番の強み。努力の天才、ってそういうことだと思います。

  • とても面白かった。
    今回は、マツリがメインで活躍してラストで、ただならぬ姉妹愛も垣間見えててんこ盛りだった。

  • 短編集で、各話要点をしっかり押さえて纏まりの良い作品でした。

  • 短編集、ですね。

    日常的にひょいひょい有人飛行に行ってるところがスゴイ。
    ふつーは宇宙飛行士ひとりあたりトータル2~3回ぐらいのもんじゃないかな、たぶん。

    はやぶさ君とのカラミもあったりなんかして。
    スペースシャトルはたぶん引退済みなんだな。
    うーん、時代だなぁ。

  • 今回は短編と中編で構成されたお話.時事ネタが合わさっておりちょうどはやぶさの時期に執筆されたと思う.今後は新刊としてまたでるのだろうか.これで再販は全部そろったので.

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