天冥の標 VIII ジャイアント・アーク (PART1) (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2014年5月23日発売)
4.23
  • (79)
  • (74)
  • (35)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 645
感想 : 71
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784150311599

作品紹介・あらすじ

人類最後の生き残り、メニー・メニー・シープの200万人を待ち構えているのは何者か?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  第1巻のアナザーサイドストーリーとなる。ようやく第1巻に追いついた(?)。
     ところでSFで冷凍睡眠って、都合よく使われすぎじゃないか。「三体」シリーズなんかその感があった。PART2に続く。

  • 全10巻、計17冊
    8巻目上下(12/17)
    1巻の別視点。感覚はほとんど「ICO」の2週目
    あの時何をしていたのか、どう思っていたのかが明かされる

    枝分かれした物語が収束し、以降9巻から未知の領域
    へ向かう
    ネトフリさん、版権取りませんか

  • Ⅷ巻にしてようやくメニー・メニー・シープの世界へ話が戻ってきた。今度はイサリの視点からⅠ巻を再度読み返すようなアナザーストーリーが展開する。Ⅰ巻では言葉の通じない(通じにくい)謎の怪物として描かれていたイサリが、どういった理由でセナーセーに現れ、カドムらと出会い、新たな運命に巻き込まれていったかが答え合わせのように語られる。しかし、イサリはやっぱりあのイサリだった。そうかコールドスリープだったのね。300年前の想いをも凍らせたまま、再び目覚め、アイネイアの子孫と出会い孤独な闘いを始めたイサリ。ここから改めて物語が進むわけだが、え、カヨはミスチフの手先だったの?

  • 1巻に時系列が追い付いた8巻上巻は、1巻の物語がイサリ側から描かれてて、イサリが何なのかわかった今は胸にきます。
    特にカドムへの想いにぐっとくる……太陽系冥王斑パンデミック後に300年眠っていたので、かつての記憶はあるけど心は17歳のままのイサリの慈愛。切ない。
    えっ《恋人たち》のベンクトってキリアンだったの!?や、メイスンたちがカルミアン→カンミアになってエランカと同盟したりと8巻も激動です。
    アクリラ、生きてたんだ、良かった……カヨちゃんも生きてる。頑丈だな。。

    フェオドールの皮(羽織?)のお話があるのが面白かったです。ノルルスカインほどの思考はできない人工知能とはいえ、ドロテア・ワットで乗り込んできたのがノルルスカインっぽく振る舞ってるけど全く異質のやつ、とか「カヨちゃんは自分とは違う。誰かに言わなきゃ…」みたいに思ってるの、これ重要では??

  • SF。シリーズ8作目。
    ようやくストーリーは1作目に追いつき、アナザーストーリー的な感じ。
    主役のイサリが、1作目の影で何をしていたのかを描く。
    控えめに言って面白すぎ。

  • Ⅰ巻の出来事を裏側から描くことでまったく違う印象に変えてしまう構成が巧い。浦島太郎状態の中、もう会えないアインの面影を重ねてカドムに固執するイサリの想いが切ない。生殖に関する恋人たちの認識のズレが薄ら寒い(三人の正体に驚いた。シリーズ中で異質に思えたⅣ巻の内容がここにつながるとは)。アクリラが生きてたのはよかったけど、最後の台詞にゾクッとした。

  • ずっとずっとこの先に進みたかった。巡り巡って、数百年の歴史を越えて、ついに凍っていた時間が動き出す8巻。お話どおり、お話どおり。

  • 1巻の裏エピソードからはじまり、物語が動き始める今作
    1巻を読み直すとああ、、なるほどな・・・と悲しい気持ちが沸き上がる

  • CL 2025.2.14-2025.2.16
    1巻の裏側をイサリ視点で描く。ここで1巻と完全に繋がって物語はその先へ。

    イサリは眠っているうちに300年経っていて、6巻でアインを逃した次は1巻でカドムに会うのか。
    ベンクトはキリアン。
    クルメーロは地球で冥王斑が発生した時の回復者メキシコ代表の名前だった。コスタリカの島で千茅と出会う。

  • 2で

  • 時系列が1巻を追い抜く瞬間「うおお…」って声が出たし同じストーリーを別の人間の語りで進めて(そして伏線を回収して)いくのめちゃくちゃ鮮やかで面白い。そして広義のセアキと広義のイサリカップル推しの私大勝利の巻でした。

  • 全10巻全17冊

  • 『天冥の標Ⅷ ジャイアント・アーク PART1』(小川一水)読了。
    Ⅰに直結した事で、読み手としてはたどり着いた安堵。イサリの視点で見る世界の危うさが、ここまで読んでやっとわかる。しかし、断章に困惑。何が起こっているの断章。
    恋人たち側の事情にⅣの不可欠さを感じる。ベンクト…。エス姉の人間との交流の様子がとても好き。

    この巻の引きは、シリーズで初めて希望を感じる。

  • 長いときを経てとうとう1巻に帰ってきた。

    1巻の裏話的な内容であり、主にイサリ視点での話。それにしてもイサリは非常に魅力的なキャラ。

  • 20/10/15読了
    ようやくスタートに戻ってきて、全く好きになれなかったイサリを応援する気持ちが芽生えてきた

  • ついに一巻に戻ってきた!
    一気に読んでいてもちょっとづつ曖昧になってるけど、あそこはああいう感じだったのかと思う
    特にイサリの謎の行動が別人格(フィロシアン)の出現だったというのがなるほどと思う

    ちょっとだけ入ってくるロボットの内面視点とかなかなかいい味出してると思う

  • 著者:小川一水(1975-、岐阜県、小説家)

  • 300年の時を経て、ミヒルによって冬眠から目覚めさせられたイサリ。
    全宇宙を相手に戦争をしていたプラクティスは圧倒的勝利を手にしてなお、生き残りのジャームレスを探している。

    そんななか目覚めさせられたイサリはブラックチェンバーで生き残っている人類が存在することを知り、同時に彼らにプラクティスの脅威が迫っていることも合わせて知る。

    彼らにプラクティスが迫っていることを伝えるため、様々なものを犠牲にしてミヒルの手から離れ、ブラックチェンバーに潜り込むことに成功したイサリが目にしたものは、過去の歴史を忘れ、内乱の芽が育ち始めているメニーメニーシープだった。

    何も知らないが故に、自らの生活のために反乱を企てるセアキらをどうすることも出来ずに見ているイサリ。
    あらゆる意味でイサリの知る全てを話したところで信じてもらえないので、反乱はなすがまま。
    反乱に成功するも、その先にあるプラクティスの襲撃になす術もなくやられるメニーメニーシープ。

    襲撃を受け、ラバーズやカルミアンたちの意識も変わっていく。ラバーズのラゴスは徐々に過去を思い出していき、カルミアンはカンミアとなる。互いのために同盟を結ぶカンミアとエランカ・キドゥルー。
    イサリはついに自身の知る全てを話す時がきたようで…?

    というお話。

    シリーズ8作目にしてついにシリーズ1作目の「メニーメニーシープ」の歴史に追いついた今作は、1作目の内容をイサリの視点からなぞる物語となっている。

    フェオドールの視点があったり、カヨには隠された謎がありそうだったり、カンミアは新たな目的が出来たようで、今回も楽しめた。

    起承転結の転に当たる部分なような気がしていて、これから全人類はどうなるのかがとても楽しみ!

  • 時間が動きだした。イサリがセナーセーを初めて見た時の涙に目頭が熱くなった。

  • 第1巻をイサリサイドから書いた話。1巻の内容がぼんやり思い出されてきた部分も。これで、1巻の衝撃のラストにつながったのかな? 次巻に期待のつなぎの巻。

全63件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小川一水の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×