虐殺器官〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2014年8月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784150311650

作品紹介・あらすじ

9・11以降の“テロとの戦い”は転機を迎えていた。

先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。

米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう……



彼の目的とはいったいなにか?

大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?

現代の罪と罰を描破する、ゼロ年代最高のフィクション

みんなの感想まとめ

衝撃的なグロテスク描写と難解なテーマが交錯する作品で、主人公は特殊部隊の軍人シェパード。彼は内戦や虐殺の背後に潜む謎の男ジョン・ポールを追い、仲間たちと共に世界中を駆け巡ります。シンプルなあらすじとは...

感想・レビュー・書評

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  • 名前の通りだった!
    まるで「プライベート・ライアン」のオープニングの様な衝撃的グロテスク!!(と思ってたら作中でもでてきた)

    ずっと、気になっていた作品の一つ!!
    職場の友人から借りて読めた!!
    ありがたや!!

    特殊部隊所属である主人公のシェパード。
    世界各国で起こる虐殺(ジェノサイド)を扇動する、
    ジョン・ポールを暗殺すべく、同じく特殊部隊の仲間であるウィリアムズ、アレックス、リーランドともに世界中を駆け巡る。という感じのシンプルなあらすじと思われるが中身は難解。とにかく、用語が難しい。
    ナノスキンやメタヒストリーなどなど(最後までオルタナ?は理解できなかった)。
    更に哲学やらが混じってくるから、一層に難解に。

    正直、感想の第一印象として爽快感があったのだが、このグロさに対して爽快感という言葉を使ってよいのか?と思っていたが、あとがきで作者である伊藤計劃自身がそういう意図を含んだとあって安心した!

    最後のシーンで、少々納得できない展開があったが、
    それらも含めてもなお、SFの傑作だと思う!!

    • ゆーき本さん
      これめっちゃ気になってます!!
      でも自分に読めるか不安…。
      難しくないですか?
      次男が持ってるはずなので いつでもチャレンジは出来るのですが...
      これめっちゃ気になってます!!
      でも自分に読めるか不安…。
      難しくないですか?
      次男が持ってるはずなので いつでもチャレンジは出来るのですが ‪(  ・᷄ ᴗ・᷅ )ゝ
      2026/03/14
    • シュンさん
      ゆーき本さん!

      専門用語とか哲学的なニュアンスが難しかったです。( ; ; )
      でも、気にならないぐらい作品に引き込まれました!!(^o...
      ゆーき本さん!

      専門用語とか哲学的なニュアンスが難しかったです。( ; ; )
      でも、気にならないぐらい作品に引き込まれました!!(^o^)
      次男くん、いいセンスしてますね!( ̄∀ ̄)
      是非、読んでみて下さい!
      2026/03/15
  • あえてネタバレはしたくない。
    SFらしい作品で、落ちもSFとして期待通りだった。
    1984が好きな人には好まれる作品かもしれない。
    冒頭からグロい描写があって、タイトルも含めてそうゆう作品か…と思いそうになるが、読んでいるうちにそんなことはどうでもよくなる。

  • 海外のSFのような雰囲気がある。
    評価の高いSF作品で前々から気になっていて、やっと読んだ。
    読んで良かった。これは傑作。
    ただ好き嫌いは分かれそう。
    作者さんが早逝されたのが本当に惜しまれる。

    オーウェルとかハインラインとか、その辺の人の本を読んでたかな?と途中思うようなところも。主要登場人物がアメリカ系だったからだろう。
    管理社会で何をするにもIDが読み込まれ、どこを通り何をして何を食べたなど全て記録に残るような社会が舞台。その中で、主人公は特殊部隊の兵士。母親の死をものすごく引きずっていて、内面の語りが多く、ときに翻訳物のようにくどかった。
    窮屈で退廃的で、監視システムが発達した世界観と、進化した生体機械などの道具のアイデアが良く無理がない。機械の素材やその生産地の設定には、風刺が利いてると感じた。

    令和の今も、平和な地とそうでない紛争地、それにテロはある。進行中のハマス、イスラエル問題、なんだかこの小説の世界に通じる。虐殺の構文、作中では具体的にどんなものなのかわからなかったが、今もそんな土地にその構文が撒かれているのかもしれない、などと思ってしまう。
    あの土地にも彼が来ていたのだろうか。
    現実とのリンクを感じるあたり、作者さんの視座の鋭さが窺える。長生きして、もっと作品を残して欲しかったと思う。

  • 伊藤計劃のデビュー作である長篇。
    小松左京賞ショートリスト作。
    2007年発表。

    サラエボで発生した核を用いたテロを契機に、世界中で戦争やテロが激化していた。アメリカをはじめとした先進諸国では厳格な個人情報管理体制を構築し、テロの脅威を遠ざけていた。

    一方、後進国では内戦や民族対立により凄惨な虐殺が頻発するようになる。
    この事態に対応するため、アメリカは情報軍を創設し、各国の情報収集と戦争犯罪人の暗殺を行うようになった。

    主人公のクラヴィス・シェパード大尉は、この情報軍に属し、エージェントとして紛争抑止のために活動していた。
    ある日、クラヴィスは後進国では虐殺を扇動しているという「虐殺のツーリスト」ジョン・ポールの暗殺を命じられる。

    クラヴィスは、相棒のウィリアムズらとジョン・ポールの目撃情報があったチェコに潜入する。
    そこで、ジョンがかつて交際関係にあったルツィアの監視を行う。
    だが、次第に言語に造詣の深いルツィアに好意を持つようになるのだった。

    そこに、ジョン・ポールが現れ、クラヴィスはポールと対話することになる。

    上記があらすじ。

    非常に設定が作り込まれたSFであり、伊藤計劃の代表作として評価が高い作品。

    多くの近未来的アイテムが舞台装置として働くことで、ストーリー進行を軽やかにしている。
    このあたりのエッジの効いたデザインは素晴らしい。

    また、主人公であるクラヴィスの葛藤が作品を貫くテーマとして描かれる。

    クラヴィスは、事故で脳死状態になった母親の生命維持装置を停止させた過去を持ち、そのことに対して未だに自分の決断への後悔と葛藤を抱えている。
    一方、治安を守るためといえど、軍の命令で容赦なく数多の少年兵を撃ち殺していることに対して深いトラウマを抱えている。

    この2点がクラヴィスの心を引き裂き、一種の自暴自棄な状態にしていた。

    これらのクラヴィスの描写が、作品に深みと啓蒙を与えている。

    設定や表現が中二病臭いところがあるので、読んでいて屡々むず痒い気持ちにはさせられるが、全体を通して良い作品だった。

    作品の本筋とは逸れるが、作中で取り扱う「戦争」「自由」「国家」「信仰」、そして「言葉」に関する、独善的な断言は興味深い内容であり、示唆に富んだ。

    特に、「人間の言語は個体が得た"予測"を交換するために発展した」という仮説は興味深いと思った。

  • 米軍大尉の男が主人公で
    自分のことを語った物語
    特殊任務についていて殺戮を行っているが
    その中である男を追うことになるのだが・・・
    ちょっと文体が読みにくいなと感じことも
    ありましたが物語に引き込まれ読み切りました
    面白かったです
    アニメ作品も見てみたいところです

  • やっと読み終わった。伊藤計劃さんの作品はハーモニーを読んだことがあったのだけど、やっぱりSFと言うこともあって世界観を受け入れるのに時間がかかってしまった。あと所々言葉の本質とは何かみたいなところが私には難しかった(т-т)。でもやっぱり面白かったし、所々考えさせられたりもして読んで良かったと思う。

    人は自分とは関係の無い誰かが殺し合うのを目撃することで初めて己を規定する。故に戦争は必要だ。

    という考え方が出てくるのだが、残酷な考え方なのに共感する自分がいてしまった。今、ロシアとウクライナの戦争が続いている。かつて世界は第二次世界大戦や冷戦などを体験して戦争は悪であるということを学んだはずであった。しかし、今は世代も変わり、戦争を経験した人がごく少数になったことで、また同じ過ちを犯している。そして他の国は自分とは全くでは無いが関係の無い人達が争ってるのを見て己を規定している気がする。これは20年弱くらい前の作品かつSFなのに現在にも通ずるないようなのが素晴らしいと思った。
    また、最後の主人公がジョン・ポール(敵)の役割を代わって行ってるのを見て少し胸が痛くなってしまった。(ただし目的は少し違う。敵は自分の愛する人々を守るためなのに対して、主人公はおそらく自国に嫌気がさしていたのもあってか、自国を犠牲にして他国を助けようとその役割を全うせんとしていた風に私は受け取った。)

    正直虐殺の文法とは何かなどもう少し深めてほしいところはあったものの読んでよかったと思っている。また、伊藤計劃さんは闘病生活で苦しかったはずなのに、残り少ない期間(3年ほど)を小説に費やしてくださったことは本当に感謝しかない。SFでこの難しい設定を作り一貫性を持たせ、それだけではなくメッセージ性を添えるのは本当に天才だと思う。
    最後の解説前にインタビュー記事があるのだが、そこでの発言は私の頭からは出てこない発想と語彙で満たされていて改めてすごい人だったのだと感じた。

  • 伊藤計劃さんの本読了2冊目。
    ハーモニーに引き続き、作品の世界観にすごいな〜と思わされた作品。よく思いつくなと感心してしまう。作品はSF。アメリカをはじめとする先進諸国で厳格な個人情報管理体制を構築され、あらゆる情報が明かされるようになった世界。アメリカ情報軍に所属する主人公クラヴィス・シェパード大尉は内戦や暗殺を任務とする軍人。シェパード大尉が何を思い、どう動くのか。考えさせられる面白い本だった。

  • ジュブナイル向けの、(「老人と宇宙」のような)単純なアクション系SFかと思ったら、意外にも、暗殺部隊兵士が抱える心の問題(罪の意識との葛藤)を描いたシリアスな作品だった。

    主人公、クラヴィス・シェパード大尉は、米国の情報軍特殊検索群i分遣隊(暗殺部隊)に属し、世界中の紛争地帯で起きている虐殺行為の首謀者を暗殺する極秘ミッションに従事している。

    シェパード等は、作戦前に感情調整を施され、虐殺現場の惨状を尻目に冷静に行動し、刃向かう少年兵等を排除しつつターゲットを捕捉・抹殺する。しかし、彼らの心には、徐々にダメージが蓄積していく。

    「母親殺し以外のすべての罪。自分で選び取らずに人を殺してきたという、責任逃れの罪」

    幾多の作戦においてターゲットとされたのが、"虐殺の王" ジョン・ポール。「虐殺の文法」を操って、世界各地で人々を虐殺へと駆り立てる悪魔のような存在だという。

    「どの国の、どんな政府の、どんな構造の言語であれ、虐殺には共通する深層文法がある」、「虐殺のことばは、人間の脳にあらかじめセットされているものだ」、「虐殺の文法は、食糧不足に対する適応だった」

    ジョンは、作戦遂行のたび、他のターゲットが確保される中で個人認証セキュリティを掻い潜って忽然と消えてしまう。

    ジョンが紛争地帯で虐殺を発生させる目的は何か、そしてシェパードの贖罪は果たされるのか。

    なかなか読み応えのあるSF作品だった。「ハーモニー」よりこちらの作品の方が自分好み。

    ただ、小難しく書かれていたり、飛躍していたりしてて、内容がスッと頭に入ってこない箇所があるのがちょっと残念ではあった。ジュブナイル向けを思わせる本書のようなジャケットデザインも、あまり好きになれないな。

  • 表紙は、ラノトノベル風!表紙からは想像出来んほど、中身は…重くてベビー!
    出たしから、グロい〜
    こんな文法で、ジェノサイド になるのか…
    サブリミナル効果の親戚みたいな…
    虐殺の文法って、具体的に何なのかは触れず…ひょっとして、作者は本当に知っていて、どこかで実践してたかも?ってないわ!(^O^)
    ラストは、賛否両論ありそうやけど、個人的には、好きな感じ。気分は晴れんけど。

  • 続編『ハーモニー』を読んだので『虐殺器官』も読み返したくなってしまって再読しました!『ハーモニー』でいうところの〈大災禍〉のきっかけの物語です。何度か読み返してますが、この2冊を立て続けに読んだのは初めてかも。読み比べると主題の共通点もよりはっきり見えてきて面白いです…が、メンタルが元気な時に読んだほうがいいですね(笑)

    舞台は9・I I以降の、テロによって超監視社会に移行した世界。主人公は米軍の暗殺部隊の実行部隊メンバー。虐殺が行われる後進国に赴き、虐殺行為の中心人物を暗殺していくなかで、常に虐殺に関わる人物ジョン・ポールを追うことに。SFともミステリとも言える、読みだしたら止まらない一作です。読んだの3回目くらいなのに、また深夜2時まで読んでしまったぜ…。

    あらすじから分かる通り、作中の表現はかなりグロテスクでキツイです。そしてそれ以上に登場人物たちの受ける心理的衝撃も相当にキツイ。まぁ、でも、デジタルデータは、大切なものを取りこぼすこともあるんだよなぁ、なーんて思ったり。

    それにしても、昔に読んだ本を再読するって面白いですね。あぁ〜、私がこういう考え方するのって、この本の影響だったかぁ〜って思ったり。…って、『虐殺器官』の感想でこんなこと書くのヤバいですね(笑)。

  • もう10年以上も前に読んで、あまりにも素晴らしくて、レビューが書けいないままだった。ブクログ本棚にも載せられなかった。
    『ぼくの母親を殺したのはぼくのことばだ』というフレーズがある。この本は、SFというジャンルになっているけど、「言葉とは何か」というテーマに独特の方向からアプローチしている。単に何かを指し示す、表現する、伝える、記録するというツールではない。その言葉の意味することだけでなく、見えない何かまで伝えているのだ。
    https://kenrisa.hatenablog.com/entry/388263850.html

    伊藤計劃は映画レビューをはじめ圧倒的な知識と思考力を小説というツールで展開したのだ。この本と「ハーモニー」は僕にとって圧倒的な存在である。

  • まず、海外ドラマっぽさを感じた。アクションあり、ミステリーあり、そしてSFあり。1冊の娯楽小説として、安心してその展開に身を委ねることができる。

    構成としては、主人公の生い立ちや悲しみというミクロ的なテーマがある。それから、世界構造や正義の在り方などマクロ的な観点で物語が進行していく。という2層構造。

    筆者の見識の広さに下支えされた世界観は、安心して没入することができた。言語学を中心に、医学からゲーム理論まで手広い。クレオール、あるいはクレオール言語というのは知らなかった。あとは、サピアウォーフの仮設。

    それから嗜みとして、ジョージ・オーウェルを2作とも読んでおいて良かった。作中で引用されるので読んでおいて損はない。

    淡白だけど情感に訴えかける文章も良い。筆者の使いたい言葉を自在に組み込んでる印象。それでいて難解な言い回しにならない。語彙力の多さに支えられた余裕のある文章だと感じた。

    戦地に赴く前の感情調整のシーンには、伊藤計劃らしさが光ったように思う。

    兵士たちは痛みを認識できるが、感じることのないように調整される。主人公はここで、殺意ですら他者からコーディネートされてるのではないかと疑う。それが自分のものであってほしいと願う独白は、鮮烈な印象を残した。

    個人的には、あの結末は突き抜けていて好きな終わり方。だけど、それが世界の正解だとは思わない。痛みを自分のものとして感じること、そのことの自由と幸福は譲ることはできない。きっと人間主義なのだと思う。

    そんな風に、読者は伊藤計劃からの問いに向き合わざるを得ない。

    総評としては、良作。優れたSF小説はSFの枠に収まらないということを思い出させてくれる1冊だった。

    (書評ブログの方も宜しくお願いします)
    https://www.everyday-book-reviews.com/entry/%E7%97%9B%E3%81%BF%E3%82%92%E6%84%9F%E3%81%98%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AE%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%81%A8%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B_%E8%99%90%E6%AE%BA%E5%99%A8%E5%AE%98_%E4%BC%8A

  • 【人は見たいものしか見ない】

    まるで良質な映画を一本観たかのような読後感。。。
    これぞ伊藤計劃作品と言うべきか、政治背景や歴史、科学技術など、ディテールの作り込みがすごい!

    全体で見ると突拍子もない話をしてるように感じるのに、一つ一つのディテールを掘り下げていくと、あり得ない話じゃなさそうと感じてしまうのが末恐ろしい

    全編を通じて示唆に富んだ作品で、これまで読んだどんな小説とも違うぞ…?と、ゾクゾクしながら読みました
    こういう物語に出逢うために本を読んでるのかもしれない

    また、あとがきの円城さんとの対談や略歴に衝撃を受けました。この作品わずか10日間で書き上げたの…!?本当に惜しい方を亡くしてしまった…

  •  ラストの謎の清涼感を味わいたくて再読。ムンバイの基地で見かけたリボルバーを腰に挿した銀髪の老兵ってリボルバーオセロットのことかなって思わず考えてしまいました笑。小島監督ファンの筆者らしい作中世界の雰囲気がとても良かったです。
     無責任であること無関心であることの罪、自己責任から逃れたい罪への赦しについて色々と考えてしまいました。

  • いやー、感想を書くのが難しい。
    劇的なことが、非現実的なディテールによって覆われて、頭がこんがらがっていたような、理解はできていたような。
    虐殺描写のインパクトがさらにかぶさってしまってる。
    読むのが止まりはしなかったけど。

    SFで描いてる未来って結構現実になっているよなぁ。
    痛いと感じないが、痛いのは認識できる、ってなっちゃうのかな。

    あまり手に取るジャンルではないけど、繊細な内容だったので、また面白そうな作品に出会えたら良いな。

  • ホントにこれがデビュー作?と思うくらい、しっかりと作り込まれた作品でした。近未来の軍隊に所属する主人公の物語と言う事で、少々グロテスクな描写も多いですが、生死とは?自我とは?思考とは?自身の考えとは無意識に周りに影響されている物なのか?などなど…。戦争の悲惨さの中で、人の生死に悩みながらも、兵士として仕事をしていく主人公の感情を描きながらも、読書にも哲学的に問いかけてくる様な物語。結末は最後まで読まなければ判らず、本当に素晴らしい物語でした。著者は癌で若くして亡くなられてしまったとの事ですが、本当に悔やまれる、もっとこの方の作品を読みたかです。

  • 哲学書のように能書きが多くて楽しめない。主人公の一人称で最後まで、ダラダラ行く感じ。評価が高い理由が分からなかった。正直読むのが辛くなり、やめようと思ったくらい。自分には合わないと思った。
    アニメ化されているようなので、映像から入ると良いかもしれない。

  • 生まれて2作目のSFものに挑戦です!
    このように通って来なかったジャンルを紹介しあえるのも、ココのいいところですよね!!

    さぁ、どんな物語が待っているのでしょうか?
    ドキドキです♪

    • yukimisakeさん
      のんびりと結末まで行ってみて下さい♪
      伊藤さん、生きておられたら凄いのもっと書いて下さっただろうに…涙
      のんびりと結末まで行ってみて下さい♪
      伊藤さん、生きておられたら凄いのもっと書いて下さっただろうに…涙
      2025/01/31
    • きたごやたろうさん
      はい!
      3冊同時進行は初ですが、一冊一冊を楽しみます!

      あと、またまたオイラの本棚に「いいね」をありがとうございます。
      はい!
      3冊同時進行は初ですが、一冊一冊を楽しみます!

      あと、またまたオイラの本棚に「いいね」をありがとうございます。
      2025/01/31
  • ハイテクノロジーにも関わらず、結局は好きな女ひとつで人がコロッと変わるその縮尺がシニカルだ。

    ずいぶんとグロテスクな描写が多いためぞっとすることも多い。
    私たちは普段あまりに綺麗な世界で生きているのかもしれないと感じた。

  • 21世紀を代表するSF作品と呼び声の高いことより、気になり読んでみた。
    虐殺器官という物騒な響きより、スケールが大きく激しい戦闘シーンだらけなのかと予想していたが、それだけではなく、非常に心情描写が豊かな作品でもあった。
    周囲の風景に溶け込む服や、網膜にあらゆるデータを映し出す機会など、SFならではのワクワクさせる要素が万歳。
    それに対し、痛みや感情を抑制する麻酔など、現実にあるとゾッとするようなモノも存在している。
    今ある生活が、一体何によって脅かさせる可能性があるのか。
    今自分はどんな不都合な現実から目を背けているのか。
    そんなことを深く考えさせられる一冊でした。

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著者プロフィール

1974年東京都生れ。武蔵野美術大学卒。2007年、『虐殺器官』でデビュー。『ハーモニー』発表直後の09年、34歳の若さで死去。没後、同作で日本SF大賞、フィリップ・K・ディック記念賞特別賞を受賞。

「2014年 『屍者の帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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