売国妃シルヴィア グイン・サーガ 134 (ハヤカワ文庫JA)
- 早川書房 (2014年10月10日発売)
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感想 : 29件
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Amazon.co.jp ・本 (100ページ) / ISBN・EAN: 9784150311704
作品紹介・あらすじ
ケイロニアを恐怖に陥れたのちに姿を消したと伝えられるシルヴィアの行方はいずこに?
感想・レビュー・書評
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アウロラとかいう宵野ゆめオリジナルキャラはいらんな。みんなにそう言われてるんやと思うけどいらんな。そんなことを思いながら読んだが、シルヴィアがまた連れ去られてどこかで亡命政権を樹立とか面白そうな展開。パロかな。続きを読みたい。
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だんだん違和感がなくなってきたように思える。話がなかなか進まないのも栗本薫っぽい。
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宵野ゆめによる2冊目、グインサーガ134巻「売国妃シルヴィア」です。
132巻の「サイロンの挽歌」の続きです。
面白いです。
132巻の最後で「え、死んじゃったの?」と思えたシルヴィアですが、実は生きていて、、、 そして後継者が決まらないままアキレウス崩御。そしてパロとの国境付近に謎の軍勢が、、、なんだかケイロニアが騒がしくなっています。
そして何と、アウロラが登場してるではありませんか。彼女は今後主要キャラになっていくのでしょうか。こうやって新しいキャラクターが増えていくのは良いですね。
現在グインサーガは五代ゆうと宵野ゆめの二人で書いていますが、宵野ゆめの方が栗本薫色が濃い感じです。ほとんど違和感なく「グインサーガ」です。この調子で頑張って欲しいなぁ。次も買います。 -
弟子たちの続編も読みこなれてきたら、
だんだんその世界観に浸れるようになってきた。
味はまだまだだけど、レシピはいい感じ
久々に続きが気になってしょうがない展開に
グインを読み始めた頃のワクワク感が蘇ってきた
なんとも・・・
大帝逝くわ、娘は建つは、豹達ははめられつつあるはで
イベント盛りだくさん -
グインサーガ134巻「売国妃シルヴィア」
栗本薫さんがいくつか予告していたタイトルのうちの一つ。
シルヴィアがやっと登場してくれた。「青ガメ亭」のロザンナやアウロラ(って知らなかった。外伝に登場していたそうな)に介抱され、つかの間の平安が訪れるも、また攫われてしまうのだが。
ケイロニアの皇位はどうなるのか?
ワルスタット侯ディモスはどうしてしまったのか?
何だかいいテンポで進んできた予感がする。次巻も楽しみだ。 -
グイン・サーガ134巻。
グイン・サーガの世界で一番のビッチになってしまったシルヴィア。彼女の転落はどこまでも続く。〈青ガメ亭〉でのアウロラ達との日々が、彼女を救い上げるのかと思いきや、そんな光の中には戻れない。オクタヴィアにおける〈煙とパイプ亭〉のようになるのかと思ったのだけど。
彼女に襲い掛かる運命。その行く末にちょっかいを出すグラチー。
真の意味での「売国妃」となるのはこれから。亡命先で表舞台に出てきたときのことか。 -
シリーズ134
シルヴィア見つかる!
大帝、危篤!
レンティアの女王、アウロラに関することを
忘れているのか読んでないのか…
とは言いえ、
早く続き!な -
シルヴィアはいい加減許してあげてほしい。なんとも救われない子だ。前巻のケイロニア編には安定感を感じだけど、今回新キャラが浮いてしまったせいか、どうにもしっくりこないところも。一応選帝侯家に連なる人間が自国の姫に会って疑いもしないってのはさすがに無理があるんじゃないか。選帝侯は選帝侯で、ずいぶんと頼りなくなってるし。魔導師の力は、もっといい意味で適当に使ってほしいな。
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シルヴィアという人は行動の結果ばかりを取り沙汰されて人柄の芯のところを見てもらえなかった気の毒な女性だと思うのですが、ここに来て彼女の考えや心のうちがしっかり見えてきましたね。彼女の悲劇をなかった事にしてケイロニアが隆盛を誇るというのは、私は虫が良いかなと考えていたので、むしろグインとの情愛を含めてしっかり書き上げていただける事を待っていました。
言われているより可憐で知性的な、但し繊細すぎる。そんな女性像で、アウロラじゃなくてもかばってあげたくなります。ロベルトがかつて言っていたように、闇から掬い上げるとしたらグインしかいないのですが。
グラチウスの企みに乗ってほしくはなかったなあ、と。
むしろ不満をいうならハゾスのネチネチウジウジした自己正当化のほうが、彼らしくなくて嫌というか残念です。そんな人じゃなかったし、選帝侯もロクでなさすぎる。もっと一枚岩だったはずで、グインを戴くことにももっと現実的に考えてOKを出すと思うのですが。
さてどうなることやら。続き、読みましょうかね。 -
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アウロラって誰? 世捨て人ルカ、俗世に関わりすぎじゃね。選帝侯会議、話す内容が稚拙じゃね。。。と、いささか不満の残る134巻目でした。
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2014年10月刊。シルヴィアがここまで祟るとは思いませんでした。次巻が楽しみです。
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リンダが真珠とすれば、シルヴィアはダイヤモンドだなと、ずっと思っていたのですが、そうだったということで(聖女って書いていたけど、多分同じ意味)。
真珠って自分で光っているように思いますが、ダイヤモンドは光をキラキラと反射させる。真珠は柔らかくて、すぐに傷ついたり溶けたりするけど、ダイヤモンドは誰も傷つけることができないし、どんなに泥にまみれようが洗えば光出す。
134巻にもなると、知り合いで誰も読んでなくて悲しい。
まあ、50巻くらいからだれてきたから仕方ないんだけどね。
宵野 ゆめさん、この大著を引き継いですごい。 -
ディモスがパロでやばいことになっていたのはいつの話だっけ???
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ちょっと違和感の残る文体だけど、話が進んだのでよしとしよう。
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アウロラ? あれ?? 誰? って感じでした。正伝ではなく外伝で出てきた登場人物のようで、外伝をすべて読んでいるっていうわけではないので、唐突に出されても、正直困るわ。
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巨星乙。温帯も、もう少し詳しく、永野護のように先々の予定を残してくれれば、引き継ぎ手も楽だったろうに。
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グインサーガ正篇134巻となる『売国妃シルヴィア』読了です!
この長い長いお話、毎度思うことですが新刊が出るやいなや早く読みたくてたまらないという気持ちと、読み始めるやいなや読み進めることの躊躇いとの戦いといつもいつも精神衛生上よろしくありません。
御大が元気にご存命時には2ヶ月に1巻ペースで刊行されてたんで、そんな気もあまり感じなかったモノの、次第に御大の体調が悪くなってからはペースも落ち、亡くなられて以降リスタートしてからはケイロニア編とパロ編が向後に刊行、それも半年に1巻くらいのペースなんで早く次の展開を読みたいのにまた半年待たされると思うとなかなかページを捲るのも重くなってしまうのです…(^^;)ハハハ。
といっても読み始めると欲望は止まりません。今回もあ゛っ!?という間の夢の随に......。
今回のケイロニア編、さらにダークにやるせなく、どんよりと重くて冷たい空気に苛まれたケイロニアは、まさにどんよりと雪化粧の北陸のよう…(^^;)ハハハ。
すくわれません。読後の気持ちはすっきりしません。
一体いつになったらスッキリするんだろう?ケイロニア編もパロ編も?
まるで御大が紡いだヤーンの思し召しが著者の指先を絡め取り、さらに複雑なプロットを紡いで、もうこの物語の終わりなどないのではないかと思ってしまう今日この頃なのです。
本作ではサブストーリーのキャラクターがヤーンの導きにより本編のそれも今後深く繋がりそうなど真ん中に現れます。
『海の女王』『暁の女王』......。
ホントだいじょぶなんだろうか?ちゃんとストーリーにオチは作られるんだろうか?
コレまで散々広げてきた人間模様にさらに輪をかけちゃって…(^^;)ハハハ。
宵野ゆめの作品
