θ 11番ホームの妖精 アクアリウムの人魚たち (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2016年1月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150311803

作品紹介・あらすじ

東京駅上空に浮かぶ11番ホームに住む少女の
悲哀と秘めたる情熱。好評シリーズ第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 読了、88点

    『θ 11番ホームの妖精 鏡仕掛けの乙女たち』の続編。
    第7世代AIのある種の日常を描くライトな短編と、θ世界の鉄道会社間の勢力図とスワロウテイルシリーズへと繋がる幾つかの設定が語られる重めの中篇の2篇収録。

    2篇目にはスワロウテイルシリーズのキーワードがてんこ盛りで、
    ・θシリーズからスワロウテイルシリーズまで変わらず存在している技術流派などの要素
    ・本作で発見が示唆され始めた視肉、マイクロマシン(群体になってないからセルではない?)
    ・θシリーズからスワロウテイルシリーズへの流れで消えてしまった鏡状門とその関連要素
    が散りばめられている。
    その中でもやはり一番気になるのは3つ目ですね。
    こればかりは作者さんが考えて発表してくださる以外に知りようがないのでシリーズ続編を希いながらただただ待ち続けておきます。

  • 自我を持った人工生命体が人工知能と人間とをどう区別するのか、MESAの中身を見てみたい。一方で、人工知能を愛してしまったと暴かれたとき、それを受け入れられるかどうかは結構疑問かな。最後に先輩面をできるT.Bの余裕が頼もしいというか何というか。

  • 本書はシリーズ2作目。前作で描かれた世界設定や主人公の秘密をすっかり忘れてしまい、時々挟まれる説明セリフで思い出しながらの読書でしたが問題なし。2200m上空、一日に3本しか列車の来ない静かなホームをイメージするのも楽しいです。

  • 未来の世界のあまり人が訪れることがない東京駅11番ホーム。駅員であるT.B.と彼女の「機械を操る方法」が面白いシリーズですが、短編がそういう意味では特に面白かった。長編の方はまあ痛い……ちょっと「悪役」が単純な動きすぎるのがもったいなかった。静樹君並みの敵がほしいのぅ。

  • 「θ」シリーズの二作目で、目次の章番号も引き継いでいます。
    二章収録されていますが、両方とも印象に残る作品でした。

    「本と機雷とコンピューターの流儀」はコンピュータ上の電子戦に関連したお話です。
    情報系の人間としてはありふれた話題ですが、同時にとても面白いテーマです。
    θ世界の人工知能の「強さ」、「人間臭さ」を素敵に思います。

    「ツバクラメと幸せの王子様と夏の扉」の方は色々詰め込まれて語り尽くせませんが、
    やはりスワロウテイルシリーズとの関連が印象深いです。
    同一の世界線上ではなくともどこか通じている、
    そういった作者の想像が垣間見えて嬉しくなります。

    余談ですけど、静樹さんが将棋をやるのは
    似合っているような似合っていないような面白さがあります。
    ある意味で「本と機雷と~」から繋がった導入に見えますね。

  • 設定やモチーフが好みだけど、主人公の表層的なキャラクターと文章がなかなかどうしても。誰か他の人が書いてくれたらいいのに。

  • たかが六十万人の命……いいえ、たとえ地球上すべての人類を天秤にかけたってあなた一人の幸福を、エゴを受け入れる寛容さなくして、なにが人類ですか。なんのための社会と言えるのですか

  • 前作読んだのがだいぶ前で、設定的なところを忘れちまったので読み返さないと。スワロウテイル・シリーズとの接点が濃くなってきて面白かったです

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