黒猫の薔薇あるいは時間飛行 (ハヤカワ文庫 JA モ 5-4)

著者 :
  • 早川書房
4.13
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本棚登録 : 420
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150311810

作品紹介・あらすじ

渡仏した黒猫と、日本に残った付き人。二人がそれぞれに出会う“時を超えた恋”の物語

感想・レビュー・書評

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  • 恋 時間 今

    切ない、お互いを思う気持ちがありながら叶わなかった恋、過去、でも今も目の前に浮かぶその時のこと

    芙蓉の花

    この恋を芙蓉で結んだのがなんとも美しいと思う。

    プロローグのもやもやはエピローグで鮮やかに回収されました。

    2017.4.19

  • 遠く離れた土地でリンクする謎が面白い。
    そして離れていてもお互いに想い合っている二人の関係が素敵です。
    素直に言葉や行動に出さないのに、どうしてもにじみ出る相手への思いが感じられます。

  • 付き人と黒猫、それぞれが日本とフランスで庭園・植物にまつわる謎を解いていく話。そこにアッシャー家の崩壊の解釈を付け足した感じ。しかし皆いろいろ拗らせすぎじゃない…?やっぱり綿谷埜枝の相手は唐草教授じゃん…回りくどすぎない?? アッシャー家の崩壊の解釈は面白かったけど、「えっ赤い月は火星の影響???」で終わってしまった。惜しい。途中で出てきた館の時計が止まってるミステリ、なんだっけ…館シリーズではないか…

  • 再読です。3月に新巻がでるというので。
    黒猫シリーズのなかでも
    なぜだかこれが雰囲気的に一番好き

  • 図書館で薔薇がテーマなコーナーにあったのを借りる。シリーズの途中だから詳細はわからないけど(;´∀`)読めた。主要人物があだ名だったり、語り手の名前あるのか?見落としてる?ちょっと癖のある設定みたい。最終的には関連のあった二つの恋を解き明かしてた。お互い待ってるだけじゃあ平行線のままなのね。しかも引きずったままって。

  • 久しぶりにこのシリーズを読みました
    黒猫の講堂での講義の時には背中がゾクゾクしてしまったのは私だけですかね(笑)

  • 2019/06/09

    ・洒落たことしよる

  • 黒猫の渡仏から半年後。付き人は博士論文に挑む日々のなかで、作家・綿谷埜枝の短篇に出会う。ポオ「アッシャー家の崩壊」の構造を持つその短篇を研究するには、消えた薔薇の謎を解く必要があった。一方、パリで研究を始めた黒猫は恩師の孫娘マチルドから、亡き父がよく聴いていた音楽家の音色が変わった原因を調べてほしいと頼まれる。ふたりは初めてべつべつに推理するが、そこには意外なつながりが…シリーズ第3弾。


    「外的な時間は流れていきますが、体験を吟味し、考察するときには内的な時間は維持されています。それこそが、真の意味で<美的時間>なのです。」
「彼女がふつうに動き、笑い、よくしゃべった頃、我々は彼女の何を理解していたのだろう?(略)ただ一緒に過ごした時間があるだけだ。それはこれからも変わらないんだよ。ともに時を刻むだけだ。」
上は黒猫の講演、下は唐草教授の台詞。
    「美的」ということには、辛いとか悲しいとか苦しいとかも含まれるのだろう。
とは思うけど、教授の境地にはなかなかなれない…
リディアとバリーはともかく、唐草教授と埜枝は何とかならなかったのかな、と思ってしまう。

    「アッシャー家の崩壊」は、本当に建物が崩壊してびっくりしたんだけど、これを読んで納得した。

  • とても良いものを読んだなと。二人の違う視点の中で重なる点や美的時間、植物の使い方など展開に良い意味で使われるガジェットとされていてすばらしい。ラストは今まで説明されてきたことを盛り込んで甘く仕上げている。文句なしですな。

  • (内容)
    黒猫の渡仏から半年後。付き人は博士論文に挑む日々のなかで、作家・綿谷埜枝の短篇に出会う。ポオ「アッシャー家の崩壊」の構造を持つその短篇を研究するには、消えた薔薇の謎を解く必要があった。一方、パリで研究を始めた黒猫は恩師の孫娘マチルドから、亡き父がよく聴いていた音楽家の音色が変わった原因を調べてほしいと頼まれる。ふたりは初めてべつべつに推理するが、そこには意外なつながりが…シリーズ第3弾。

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著者プロフィール

1979年、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。ライターとして漫画脚本などを手掛けながら小説の執筆活動を続け、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』で第1回アガサ・クリスティー賞を受賞(早川書房刊)。同作は続刊も刊行され、「黒猫シリーズ」として人気を博している。ほか、『名無しの蝶は、まだ酔わない』(角川書店)の「花酔いロジックシリーズ」、『ホテル・モーリス』(講談社)、『偽恋愛小説家』(朝日新聞出版)、『かぜまち美術館の謎便り』(新潮社)などがある。

「2021年 『使徒の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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