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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784150311926
作品紹介・あらすじ
滅亡する地球を星間宇宙船で脱出した人々。そして、転移技術で「楽園」に逃れた人々。生き残ったふたつの人類の、相克の百年紀。
みんなの感想まとめ
人類の存続をかけた壮大な物語が展開されるこの作品では、太陽フレアによる地球滅亡の危機を背景に、宇宙船「ノアズ・アーク」に乗り込んだ人々と、転送装置を使って先に逃げた人々、そして地球に残された人々の運命...
感想・レビュー・書評
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太陽フレアの影響で滅亡の危機に瀕する地球。遥か彼方の「約束の星=エデン」目指して宇宙船ノアズ•アークで旅立つ人々と、死に行く運命に抗う人、運命を受け入れる人、そして新たに発明された転送装置を使ってエデンに先回りした人々を襲う過酷な運命。置き去りにされた人々が抱いた怨讐は、第ニの故郷となる星で人々を支え続ける希望となり得るのか?
梶尾真治さんの提示するSF上の命題は、国家間の争いや、人類の生存に対する根源的な問題を含み、現実的な世界が如何に大切なのかという至極真っ当な思いを持たせてくれます。
…そう、例えばイスラエルとパレスチナとか。どちらの国でも翻訳•出版すれば良いのに。詳細をみるコメント5件をすべて表示-
h.t.さんそうですね、SFなら多分ガシェット?アイテムの画像を見てみたいせいか、アニメや映画が好きな人は多いですが、本を読む人は少ないですよね、読書す...そうですね、SFなら多分ガシェット?アイテムの画像を見てみたいせいか、アニメや映画が好きな人は多いですが、本を読む人は少ないですよね、読書する人が少ない中、さらにSFとなると・・・読書家の友人がいますが、サスペンスやミステリーばかりで話が合いません(泣)2024/06/07 -
h.t.さん追伸、たまたま偶然ですが「アニアーラ」という映画をみたら「ノアズアーク号」の中の様子そっくりだと思いました、機会があれば見てください!追伸、たまたま偶然ですが「アニアーラ」という映画をみたら「ノアズアーク号」の中の様子そっくりだと思いました、機会があれば見てください!2024/06/08 -
白いヤギと黒いヤギさんありがとうございます。北欧の映画みたいですね。全く知らない作品です。機会があれば見てみたいと思います。ありがとうございます。北欧の映画みたいですね。全く知らない作品です。機会があれば見てみたいと思います。2024/06/09
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太陽フレアの活発化によって数年以内に滅ぶことが予測されている地球
172光年先の地球と環境が似た星へと極秘裏に宇宙船に乗った少数の人達と、転送装置によって先に渡った人達、そして地球に残る選択をした人達の群像短編集
地球と似た環境の星、通称 約束の地
人類を存続させるという目的でノアズ・アークに乗った人とその家族
ノアズ・アークに乗った想い人に逢うために転送装置を開発した人
転送装置でジャンプして過酷な環境ながらも生き延びようとする人達
地球に置いていけない人を持つために残った人達
約束の地の次の世代
ノアズ・アークの次の世代
それぞれの立場の人たちが描かれているけど、どの人たちにも同意できる部分がある
決して楽観だったり悲観だったりするわけではないんだけど、だからこそどうしようもなさを感じる
不穏なタイトルの意味
自分たちを見捨ててノアズ・アークに乗った人々への恨みと復讐心
世代間でそれを引き継ぐ意思
その一方でノアズ・アークの中も決して安穏とした社会ではない
船の中で生まれて船の中で死んでいくことが確実な人の心境たるや、想像するにやるせない
でも、そもそも生まれた環境が最初からそうだとしたらある程度は受け入れるんじゃないのかと思うんだけどね
もし自分がこんな選択を迫られたらどうするかな?
とりあえず、ノアズ・アークのメンバーには選ばれそうにない
ではジャンプするかというと、どうせしたところで死んでたろうしなぁ
もし生き残っても満足な生活ができないんだったら別にジャンプする必要もない
となると、地球に残った方がいくらかマシなんじゃないかと、物語を知った上では思うけど
実際に決断を迫られてたとしたら、中程の時期にジャンプしたんだろうなきっと
さてさて、全3巻の最後にはどうなることやら -
太陽フレアの膨張による地球消滅から逃れるため米国を中心とし、選ばれた3万人だけを乗せた世代間宇宙船「ノアズ・アーク」が密かに地球を逃れた。 目的地は、172光年離れた『約束の地』
残された人々は、逃れた人々を呪い、本書のタイトルである『怨讐』という共通認識のもと、発明された転送装置を用いて『約束の地』へ脱出を図る。
100年以上をかけて移動する世代間宇宙船組と、着の身着のままで脱出ぜざるえなかった転送装置組。
それぞれの視点から描く大河SFです。
閉鎖された空間での世代交代。ほぼ無文明の状態での新世界への入植。
SFの王道満載の3部作 一気読みです。 -
太陽フレアにより近い将来滅亡が確定した地球。人類という種の存続ため、秘密裏に『約束の地』と呼ばれる惑星を目指し数万人の選民たちを乗せ地球を発ったノアズ・アーク号。その事実を知り、開発された転送技術『ジャンプ』により、ノアズ・アークの目指す惑星へと脱出する人々。そして運命を受け入れ、地球に残ることを選び『残された日々』を懸命に生きる人たち。基本的にこの3視点から物語は進む。ノアズ・アークでの希望の見えぬ無機質な日々と、約束の地にて原始の生活から新たなスタートを切った人々が対照的で面白い。
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地球滅亡を知った一握りの特権階級の人々と、選ばれた技術者たちだけが、恒星間宇宙船で脱出した。
数世代後にしか到達出来ない、はるかな『約束の星』を目指して…
様々な立場の人々の視点から描かれた連作シリーズ。
設定としてはありがちだけど、たぶん、滅亡もの、パニックものというだけではない着地点への第一巻。
カジシンさん得意のピュアな恋愛ものからスタートして、何でもアリのサービス満載です。 -
怨讐星域? ノアズ・アーク (ハヤカワ文庫JA)
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群像劇的なSF
二つの方法で外を目指して、いつかはまた相まみえるのかなあ
いばらのみちだし仕方ないんだけど、憎しみは一方的に溜まり続けるんだろうね
いつか会えるのかなあ -
太陽のフレアで地球が滅亡するだろうということから、世代間宇宙船で出て行った3万人。
テレポートで行くことにした7割の地球人。
残る選択をした人達。
それぞれの個人に焦点を当てた話。
続きが気になる良作。 -
面白かった。
突っ込みどころが多くやや難ありの設定だが、文字通り体一つで放り出された世界でサバイバル、世代を重ねて文明世界を築きあげてゆく、スナーク狩りなど思わずニヤリとする場面もあり、わくわく感がある内容だった。 -
数年後に地球が滅亡することがわかって世代間宇宙船で逃れた一派と、不安定な物質転送機に運命を預けた一派の物語。SFとしてのストーリーはまぁまぁ面白いのですが、著者らしくない稚拙な日本語があちこちに見受けられストレスがたまります。
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正直なところあまりタイトルは好きではないのですが内容はそんなこととは関係なく面白い。SFです。二つの話が同時に楽しめるようなお得感もあります。
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どの世界でも生きるために何ができるのか。
続き楽しみです。 -
三部作なので物語の感想は全て読んでからとして。様々な視点と時間軸と人々の関係性が絡み合って飽きさせず読みやすい。そしてSFの中に熱い人情がある。血が通ってるなぁ。そしてちょっと懐かしい日本のSF作品を感じさせる。続き早く読みたい。
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太陽フレアによる地球滅亡の危機が到来した。人類はどのように対処するのか。対処方法としては2つ。秘密裏に選ばれたごく一部の人々が宇宙船で新しい地球に移住する。テクノロジーの進歩によるテレポーテーション技術による新しい地球への移住(ジャンプ)。
よくある設定だとは思うが、宇宙船に乗船できるのは人類のごくごく一部。裏で脱出計画が遂行されるのも当たり前。一般人に宇宙船のことが漏洩されたことが知られると、当然のことながら残された人々は地球を脱出した人に対して怒りの感情を抱く。面白いのは、宇宙船が新しい地球に到着するのは数世代後の子孫になる一方で、テレポーテーションでジャンプした人々は瞬時に移住できること。しかも人数制限はない。ほとんどの人がテレポーテーションで一足先に移住した。宇宙船で脱出した人々への怒りを胸に抱いて。
星新一のショートショートにあるストーリーだが、こちらはもっとリアリティーを伴う。一瞬で移住できても、道具や資源がないので、原始時代の生活を余儀なくされる。人を襲う異星の生物もいて楽園のようにはならない。一方で宇宙船でも世代交代させる仕組みなどで問題は起こる。真剣に他の惑星に移住するとなると問題になりそうなことがどんどん起こる。宇宙に新天地を!というのは聞こえがいいが、実際にはどのような移動手段でも大変そうだなと思わされる。
地球滅亡を前に、人類はどのような行動がとれるのか、宇宙船で脱出するのか、テレポーテーション(ジャンプ)を使うのか、地球に残るのか。どの選択肢が正解なのか、深く読むといろいろなことを考えさせられる。本書はまだまだ続くので、続篇も読んでいきたい。 -
最後のイニシャルGケーキはトラウマになるんや、先生!!
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普通に面白かった~!!アニメになれば見たいなと思う。転送装置とか太陽がフレア化して地球が滅びるとか、地球に残った人たちのこととか、ワタシの好きなエンターテイメントがたっぷり味わえた。最後のGが出てくるところでマジでさむいぼたちましたけど(笑) 2巻読むのが楽しみです。
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印象に残ったセリフは、『どぎゃんかなる!』
地球から遥か遠い惑星で、負けてはならじと口にする熊本弁が映える! 感動するが、なぜか、笑えるのがいい。 -
宇宙版「恩讐の彼方に」でしょうか(怨讐違い?)。不幸な経緯でそれぞれ約束の地を目指すこととなった人類の歴史がゆったりと語られます。社会実験的な側面は、まさしくSFの本質のように思われます。楽をしているような方(宇宙船)も、以外に大変だったりするのが、新鮮でした。題名から、「サラマンダー殲滅」(大傑作)のようなエンターテイメントを想像したのですが、良い意味で裏切られました。
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はあ、面白い(溜息)。夢中になって読んだ。
太陽のフレア化が活発になり、数年後に滅ぶことが必至となった地球にて、新天地を目指す世代間宇宙船に乗った人々と、ジャンプにより見知らぬ惑星で新しい生活を始めた人々と、地球に残った人々の、それぞれの年代記。梶尾真治の本領発揮とばかり感情を思いっきり揺さぶられる物語は流石。今はまだ彼らは出会っていないけれど、いつか合流して交流できればいいと思う。
気がつくと我が身に当てはめながら読んでいた。もしこの物語にあるようなことが起こったら、私は絶対知らないところなんて行きたくない。ジャンプした先が岩の中かもしれない、空中かもしれない、原始的な生活の中で見知らぬ生き物に殺される恐怖をひしひしと感じながら生活しなきゃいけないかもしれない。故郷には戻れない。家族もいない。母国語が通じるのは集落の数人だけ。そんなこんな生活はいやだ。
1巻で印象に残ったのは、大統領の娘の恋の話と、鬼の集落の交流の話。きれいにオチすぎているといえばその通りだけど、こんな過酷な環境の物語なんだもの。美しいものを見られなくってどうするの。
人類滅亡もの大好き。買って良かった、読んで良かった。どの話も面白くて捨て話が一つもない。続刊も読む! -
3部作の1
レビューは3巻目に
「ノアズ・アークの連中に裁きと、地獄の苦しみを与えるためです」
著者プロフィール
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