- 早川書房 (2015年9月8日発売)
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感想 : 13件
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Amazon.co.jp ・本 (496ページ) / ISBN・EAN: 9784150312022
作品紹介・あらすじ
生後三日の女児が病院の新生児室から誘拐された。なぜ生まれたばかりの児を? やがて身代金要求の電話が入るが、警察は犯人に翻弄され、医師たちも動揺を隠せない。だが事件はまだほんの序の口だった。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
新生児誘拐事件を巡る物語は、生殖医療の倫理や未来について深く考えさせられる内容です。生後三日の女児が病院の新生児室から誘拐され、その背後には単なる誘拐の枠を超えた複雑な事情が隠されています。特に、誘拐...
感想・レビュー・書評
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城南大学病院教授・須佐見誠二郎は、新生児室担当の助産師から、新生児がいなくなったと告げられる。新生児は大学教授の近森博と、女子大の専任講師の肩書を持つ妻・優子の間にできた初めての子だったが、実はダウン症であった。なぜ誘拐犯はわざわざ病気の新生児を連れ去ったのか、本当に誘拐目的なのか、それとも他に何か目的があるのか?
思ったよりも話がグローバルで、捜査が海外にまでおよんでいったのは意外だった。人工授精等で、命を作り出すところまではOK、ではその命が病気だとわかっていたらどうするか、そしてもっと美人が良い、頭が良い方がいいというのは願望なのか、欲望なのか、どこまでの選別が許されるのか?倫理感、問題提起作としては良いが、ミステリとして読むとうーん?という感じ。現役の医学博士が書いたものということなので、まぁそのあたりはそれなりといった感じ。ちょっと長く感じてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミステリーとしては、ちょっと間延びした感じ。作者は生殖医療や遺伝子操作についての将来に対する懸念を一般の人に広く知って欲しくてコレを書いたのだろうなと思う。そこの部分の解説は詳しく分かりやすく出てくるので勉強にはなるのだが、「ミステリーが読みたい!」と思って読み始めると、ちょっとミスマッチになると思う。
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配置場所:摂枚文庫本
請求記号:913.6||O
資料ID:95161046 -
体外受精時の遺伝子操作の話。だけかと思ったらそれに関連して誘拐事件やら殺人事件やら。医療技術が進むということと、生殖に関することにどこまでその技術は介入していいのかすべきなのか。議論はどこまでも尽きないけれど、その問題を突きつけている。そして可能であるならば、人間の欲望はどこまでも・・・という話と絡んで、考えさせられる話になっていました。
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ドラマとまた違った展開。デザイナーベビー、救世主ベビーの要素が原作の方が弱い印象です。
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冗長。次々に犯罪が起きて、間口がどんどん広がっていくのに、読んでも読んでも収斂しない。探偵役の警部の推理も先入観だらけで噴飯もの。物証がほとんどないのに推理だけで捜査を推し進めるなんて・・。作者はミステリが書きたかったのではなくて、神の領域と言うべき遺伝子レベルの医学に対しての注意喚起と啓蒙を目的にしていたのだろう。小説としてはまったく魅力がなく、登場人物にも共感できない。
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命の問題に医療はどこまで入り込めるのか。先端医療を巡る問題提起としてテーマは興味深い。
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生殖医療に関する情報がてんこ盛り。
その情報過多でストーリーが埋もれてしまったようです。
ポアロばりの髭の警部が、途中から(真面目な)クルーゾー警部になってしまう。
著者プロフィール
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