セルフ・クラフト・ワールド 1 (ハヤカワ文庫 JA シ 4-4)
- 早川書房 (2015年11月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150312114
作品紹介・あらすじ
ゲームが世界の中心である未来。ゲーム内で独自進化した生物や現象を発見し、現実に応用するハンター達の争いが現実を震撼させる
感想・レビュー・書評
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図書館で。
ゲーム内NPCが語り部というAI思考追跡みたいなスタイルと、ゲーム内動物行動学のようなお話の作りは面白いなって思ったのだけれども如何せん、ヒロインが恋愛脳なのと感情がブレッブレでくだらない所に引っかかって話が進まないのがツライ…。私は君の恋愛観よりも主人公の話の方が興味があるのに…。3行に一度、主人公を「変態」と罵倒する感じだし、お前もう少し落ち着け、まあそれがプログラムされた行動なら仕方ないんだけど…という誰に文句を言っていいのかわからない状況で(作者だろうな、うん)先が読めなくなり断念しました。
そういえばまめたんの時もヒロインの感情のブレが激しくて読むのが辛かったんだよなぁ。というわけでこの作者さんの様式は自分と合わないのかもしれないな、ウン。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲーム世界の作り込みすごいなー。ちゃんともうひとつの世界になってる。
人間の意図から離れて進化し続ける生物たち、ロマンを感じる。
ヒロインのNPCエリスがだいぶめんどくさい女の子だったのが、ちょっと個人的にストレスだった……
多分好きな人はすごく好きなキャラだと思うんですけどね。湿度高めのめんどくさい熊本弁女子。 -
基本がNPC視点だからか、このゲーム世界のことがいまひとつよくわからなくて入りきれなかった。元プレイヤーとかいうのも初め???だったし。そして何故かNPCのエリスが熊本弁を喋るという不思議。なぜ熊本?
ゲームものというよりはSFっぽい感じなのかなぁ。普段読まないジャンルだからか馴染みにくいのかな…続きはとりあえずいいかなという感じ。 -
SF。ファンタジー。冒険。ラブコメ。
オンラインゲーム内が舞台、主人公がNPCという設定が特徴的。あと熊本弁。
会話やストーリー展開はライトノベル調のかるい感じ。
VR・AR、ゲーム内での生物学といったSF要素が好みで、期待以上に楽しめた。続編も期待。 -
3部作の1冊目。
オンラインゲームを舞台にした、架空生態学とAIの恋愛フラグと産業スパイと老いらくの恋の話。
ゲーム世界の架空生物と聞いて思い浮かべるもの、オンラインゲームが舞台の話と聞いて思い浮かべるものとのズレがいい。
ズレてなきゃありきたりなラノベになっちゃうもんね。
恋愛部分だけがありきたりで、だからこそリアルに思える。 -
ゲーム世界、生物進化のシミュレーション、熊本弁、いろいろな要素が詰まってます。ゲーム内AIとプレーヤーである人間の、認識の差異が面白い。
全体的にはやや地味。でもなんでチクワ?気がついた範囲では、一カ所だけチワワになってるけど。 -
ゲームを舞台にした話は数あれど、NPCが主人公、というのはなかなかないのではないか?
まあちょっとあんまりにも恋愛脳だな!という気はしないでもなかったけど、相手がそれで満足ならそれでいいのだろう。なんといっても生後数日だし!歌うところはぐっときちゃったしな。
ゲームの中での生き物の進化…うむ、ロマンだなあ。次の巻も気になる。
あと『この空のまもり』読み返したくなった。