ヤマユリワラシ ―遠野供養絵異聞― (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
制作 : げみ 
  • 早川書房
3.92
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本棚登録 : 69
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312169

作品紹介・あらすじ

嘉永三年、南部藩・遠野。外川市五郎は、迷い込んだ山里の廃屋で不思議な少女と出会う。

感想・レビュー・書評

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  • 供養絵額より一揆をせずにはいられなかった農民たちの気持ちにぐっときました。
    踏みつけられる人々と、絵の中の幸福の差が悲しい。

  • 天狗、河童、座敷童。それらの伝承が多く残る遠野とファンタジーは、やはり相性が良い。そして新たに「供養絵額」なるものを知る。亡き者たちは現絵(うつつえ)の中で生き続ける。この作品で強烈に印象付けられる「朱」を実際に見てみたいものだ。遠野へ行く際の楽しみがまた一つ増えた。

  • 遠野のもしかしたらあったかもしれない物語。切ないよりも苦しいという感情。

  • 一気に読み終えてしまった。
    最初に描かれている童女がもしやあの子では、とはらはらしながら読んでいったら、なるほど、こういう終わり方か…
    すごいです。面白かった。
    なんとも切ない終わりでしたが、納得のいく終わりだったと思います。
    多賀狐かわいい。

    ふと、この辺りは3・11で被害を受けた辺りかな、と思うような地名がちらほら。
    こうして物語を残し伝えることも、また一つの供養なのだろうか。

  • 穏やかで、優しい。そして強くて、だからこそ胸が苦しくなるほど切なかった。

    現絵の中では幸せであってほしい。
    けれど、この世で幸せであるべきで。

    すべての人の生き様に、いろんなことを考えさせられた。実物のその絵を、見てみたいなぁ…

    • bukukyoさん
      「ヤマユリワラシ 遠野供養絵異聞の勇気と偉業」と題して
      澤見彰自身と作品について深い解説が読めます。
      大勢の作家や著名人の本質を分析し仕...
      「ヤマユリワラシ 遠野供養絵異聞の勇気と偉業」と題して
      澤見彰自身と作品について深い解説が読めます。
      大勢の作家や著名人の本質を分析し仕事や家族
      生き方などあらゆることを解説した何とも深く鋭い内容。
      自分や家族のこれからがより良い人生になるために
      ぜひ読んでみて下さい!
      http://birthday-energy.co.jp/
      2016/03/22
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