- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784150312237
作品紹介・あらすじ
委任事件担当官のウフコックは、弁護士サムから薬害訴訟の告発者の保護を頼まれる。カトル・カールに怯える彼は何者なのか。街を覆う新たな勢力と、ウフコックの戦いを描く
感想・レビュー・書評
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かなり長い間積んでいたが、そろそろ読み始めないとやばいな(5月に8巻が出る)と思い、ようやく手に取った。
『マルドゥック・スクランブル』の2年後という設定らしい。開幕から万能道具存在(ユニバーサル・アイテム)であるウフコックの死が予告されているので、どうにも気が乗らなかった。
事件の始まりはオーソドックスな展開だが、そこから先はいつにも増して過激である。敵味方合わせて何人の超人が登場するんだろう? 映画や漫画同様、シリーズが長くなればさらなる強者が待ち構える構図は変わらないが、果たしてそれが正解なのか……。そしてクランチ文体はどこへ? -
ウフコックという特別能力をもったネズミが、街に蔓延る悪と戦う話。
誕生日プレゼント本。シリーズ物だということを知らずに読み始めた。これまでに何巻も出てる人気作らしい。どうりでキャラ立ちしてるわけだ。登場人物がそれぞれ特殊能力をもってて、それを武器に戦う。
こういう話が好きな人にはめっちゃ刺さる物語だと思うけど、私は悲しい話、暴力の話が苦手なので、読むのに苦労した。あと翻訳っぽい感じもなんか違和感だった。翻訳物は好きだけど、これ翻訳じゃないし。なんか幸せな人がいなさそう(本当はいるんだろうけど)なのも切なかった。 -
魔界都市とゴッサムとオリジナルSF。10年家電よろしく身体のパーツを変えられるのは羨ましい。鮫と鷲をベースにした混合視界なんて夢があり過ぎる。こう言うガジェットのディテールが凄く好き。
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図書館で。
ボイルドの暴力的な所とそぎ落とされたような思考回路が合わなくて、ヴェロシティの方は途中で断念したのですが、ウフコックとバロットのその後らしいし…と借りてみました。冒頭から絶望しかない… ウフコックの尊厳ある死のための物語とか後書きにもあるし。まぁここから挽回するんだろうけれどもしかし。
それにしても悪側強いなぁ。段々びっくり人間大会みたいになってきたので巻き込まれる一般人の警官やらが可哀想…。やられ役もやられ役だものなぁ…
そしてウフコックの煮え切らなさは美徳なのかただの優柔不断の足引っ張りなのか。という訳で2巻を読もうっと。 -
煮え切らない金色のネズミは健在。
だけど、ノスタルジーに浸る事は望んでない。
そんな事を思いつつ読み進める。
とにかく戦闘シーンが圧倒的!
自分の想像力を限界突破して、文字を脳内で映像化。
あぁ、楽しい!
これもSFの楽しみ方なんだよなぁ!!!! -
5巻出たから読み直し。
登場人物が多いけど特徴的だから混乱はしない。
ウフコックとバロットのシーンが癒し。
大きく3つのグループの闘争が描かれる。 -
『マルドゥック・クスランブル』から2年後、自らの人生を取り戻したバロットは勉学の道に進み、ウフコックは新たなパートナーのロックらと事件解決の日々を送っていた。
そんなイースターズ・オフィスに、馴染みの弁護士サムから企業の内部告発者ケネス・C・Oの保護依頼が持ち込まれた。調査に向かったウフコックとロックは都市の新勢力〈クインテット〉と遭遇する。
それは悪徳と死者をめぐる最後の遍歴の始まりだった。
(あらすじより)
マルドゥック・スクランブルは面白かったなー
今回はバロットの出番はないのか…
またバロットとウフコックのコンビが見たい。
でも、ウフコック死んじゃうのか?? 残虐な敵キャラが多数出現。
天地明察書いてた人だけど幅が広いなー -
著者:冲方丁(1977-、各務原市、小説家)
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マイベスト小説はでマルドゥック・スクランブルです。あのカジノシーンは感動でした。ベロシティはバイオレンス寄りというかヒーロー物?的でそれはそれで楽しめましたが。時は流れて久しぶりのマルドゥック。多彩な能力者がてんこ盛りで面白いんだけど。。。というのが1巻目の感想でした。
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風太郎忍法帖を超えて欲しいね
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既にウフコックの終わりを前提としているせいか、とにかく重い雰囲気が漂っている。
何らかの救いがあればと思いながら読む。 -
様々な能力者や、オフィスのイケメンメンバーが登場するなど
映像化が非常に望まれる -
2016 11 5
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マルドゥックシリーズ。
いろいろと思い出すのに時間がかかった。 -
面白いが、俺はヴェロシティのノワール感が超好きだったので残念。しかし次巻以降もっとノワールでハードボイルドになる可能性はありそう。ハンターハンター幻影旅団篇、ジョジョ5部の影がちらつく。
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まだ最初なので、全容が分からないまま語るのはどうかと思うが、また、テーマそのものにかかわる話なのだろうと推測するも、あまりに安易に禁断の科学による異能者が登場し、無意味に戦うシーンが多く、前作までの有用性の証明とか、戦争犯罪とかの必然性が乏しい点で迫力が少ないと思われる。ハンターという敵役がいるものの、カトルカールの様な圧倒的な恐怖を伴うものになっていないので、まだまだこれからということで続編を期待したい。
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もはやアノニマスは刊行されないのではないかと覚悟していたところすらあったので、またウフコックに会えて本当にうれしい。暗い予感が全編にただよっており、バロットが死へと突き進む彼の光になってくれるよう、祈るばかりだ。
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決定された哀しい結末への道程。異能バトル自体はハンター×ハンターをはじめ多くの作品で見られるようになったが、胸を締めつける様な文体と容赦のない展開は未だ唯一無二と感じる。悲しいとわかっているのに次巻が待ち遠しい。
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切ない結末を予感させつつ進行する物語の、これは長引きそうだぞという感触を持ちつつ、何はともあれ続刊を待つしかなし。
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どうしてもスクランブルと比較してしまう。スクランブルのような圧倒的な勢いというか、物語の流れに身を任せられる安心感が足りない気がする。
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ねずみの物語
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前作までの圧倒的な能力もち達が居なくなって、なんだか小物同士の戦いな感じがしてきたような。これはこれで味があるんだけど、個人的にはもっとド派手なバトルが見たかったなぁ
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この物語ははじまったばかりである。まだ完結していない。
完結していないから評価は下せない。
重苦しいスタートの1巻ではあるが、終わったとき、どこへ連れて行ってくれるのか、それはまだわからない。
ただ、“長い付き合いになりそうだ”という予感がする。 -
最早、発売されることはないのでは無いかと思っていたマルドゥックシリーズの続編が発売された!
舞台はスクランブルから2年後の世界、バロットやウフコックら前作の面々の今が語られ、新たな物語の幕が開く。
スクランブル、ヴェロシティ、フラグメンツの登場人物らも話の端々に登場するので、忘れている人は要再読!! -
とうとう待ちに待ったマルドゥック最新作!