オービタル・クラウド 上 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
4.09
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本棚登録 : 258
レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312282

作品紹介・あらすじ

2020年、〈メテオ・ニュース〉の木村和海が衛星軌道上で発見したデブリの不審な動きは前代未聞のスペース・テロの始まりだった。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい!
    日本SF大賞受賞の傑作長篇、と裏表紙には書いてあって期待を持たせられたのですが、上巻を読み終わって思ったのは、SFのジャンルを飛び越えて面白い!ということ。
    ※念のため、SFは大好きだし、低く見ているということも無いです。歴史小説だろうがビジネス書だろうが、なんかもう普遍的に面白いな!的な驚きと興奮がある本だと言いたい…

    最初は別々の出来事に見えていたそれぞれの情景が、物語が進むにつれて徐々にリンクしていき、ジェイソン・ボーン的なスピード感や緊張感が生まれてきて…の途中で上巻は終わります(笑
    登場人物も今のところ非常に魅力的で(ちょっと全員スペック高すぎ感はあるのですが)、カッコいい。上巻だけで2箇所ほど「うおー」ってなったシーンが。。
    理論やIT、諜報関係等々の考証は私には検証不能ですが、よくぞここまで贅沢に盛り込んでくれた、という印象です。かつ、決してこれらの要素にストーリーが振り回されることなく、上手く調和しているのが素晴らしいところ。

    下巻が楽しみですが、同時に上巻を読み終わった時点で自分の中でのハードルが上がりすぎてしまっているのでそこが心配。。

  • 前半はもう何度も読むのを止めようかと思ったほど、何が何だかさっぱりわからず。(前半でのめり込めない本は、自分との相性が悪いと判断して、本を閉じてしまうことが多い)IT系と理系の内容が多く、かつ登場人物に外人が多く、複雑なのがその原因だと思われる。

    しかし、この本、約2年も待ってやっと当たった「一万円選書」で選んでもらった本なので、そう易々と諦めきれない。また、他の方のレビューも非常に好評だったので、絶対これから面白くなるはずと思って、がまんして読み進めた。

    面白くなってきたのは、本の半ばをすぎた頃。ゆうに100ページ以上は前振りだ。もうちょっと初心者でもわかりやすく、話の展開も早いとよかったのだが・・・。

    そんなわけで、下巻に期待しながらも、上巻は★2つとさせていただいた。

  • "近未来の宇宙で起きる国家規模の陰謀を描くSF小説。
    だんだんと物語に引き込まれていく。
    下巻が楽しみだ。
    ローレンツ力という言葉を覚えた。フレミングの左手の法則で向きを確認できるもの。
    説明できるほど理解をしていない。量子力学とともに理解を深めたいと思った。"

  • SF。サスペンス。
    良いスピード感。
    序盤こそ内容が分からず、なかなか進まなかったが、気付けば止まらなくなってました。
    このまま下巻へ。

  • みんな、これは面白いよ〜!
    いま、地球でくすぶってる色んな問題を散りばめて、様々なバックボーンの専門家であるメンバー達の有機的なチームが敵に立ち向かう!
    巻末の用語解説を見るだけで、この本の多様性とリアル感が伝わると思う。(僕はそこ読んでニヤけてしまった。)

  • テザーがここまで活躍するものとは思っていなかった。実際のものはどうなんだろう…それ以外にもなんだか身近すぎるキーワードが出て来て、私にとってはリアルタイムな内容だった。

  • 下巻も一緒に買っとくんだった

  • 面白いだろうと思ってはいたけど予想以上に面白かった!
    イランが打ち上げたロケットブースターの2段目〈サフィール3〉が、大気圏に落下することなく逆に高度を上げている…これに気付いた面々がやがてつながっていく過程が実にエキサイティング。
    やっぱり宇宙というキーワードには、世界規模での「協力」とか「力を合わせる」とかそういう挑み方がふさわしい…。
    しかしそれにしても関口さんは有能だな…!?

  • 『日本SF大賞』『星雲賞日本長編部門』『ベストSF2014国内篇第一位』などを受賞。

    なるほど。いろんな賞を受賞するだけのことはあると思います。日本人が書くSFは、荒唐無稽な設定であることはままありますが、これはそうでもありません。現在理解されている科学に基づいて書かれていると思われ、中々の説得力があります。著者は、もともとSEをやっていたようですが、どこでこんな知識を仕入れたんでしょう?

    上巻は、場面設定。下巻でどの様に物語が進むか興味があります。

  • とりあえず上巻読了。
    最初のうちは複数のエピソードが散らかってるだけのイメージでやや忍耐を要しますが、3分の2ぐらい読み進んだ辺りから急にストーリー展開にドライブがかかって、ガンガン面白くなってきます。下巻はどう展開するのか?なかなか楽しみ。

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著者プロフィール

藤井太洋(ふじい たいよう)
1971年、鹿児島県奄美大島生まれの作家。国際基督教大学中退。ソフトウェア開発会社に勤務しながら小説を執筆し、2012年電子書籍『Gene Mapper』をセルフパブリッシングして話題になる。翌年、増補改訂版『Gene Mapper - full build-』を早川書房より刊行、単行本デビュー。2014年には『オービタル・クラウド』(早川書房)を発表、「ベストSF2014[国内篇]」1位、第46回星雲賞(日本部門)、そして第35回日本SF大賞をそれぞれ受賞。2018年『ハロー・ワールド』を刊行し、同作が2019年に第40回吉川英治文学新人賞を受賞。
2015年には日本SF作家クラブ第18代会長に就任している。

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