天冥の標 IX ヒトであるヒトとないヒトと (PART2) (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2016年10月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784150312312

作品紹介・あらすじ

あまりにも儚い方舟のなかで、人類と〈救世
群〉の哀しい闘いの行方は? 第9巻完結篇

みんなの感想まとめ

人類と〈救世群〉との切ない戦いが続く中、主要キャラクターたちがそれぞれの思いを抱え、戦いを止めようと奮闘する様子が描かれています。物語はクライマックスに向かって進行し、最終巻を前に過去の諍いが一旦の終...

感想・レビュー・書評

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  •  <救世群>との戦いが続くメニー・メニー・シープ。カドムとイサリは戦いを止めさせようとそれぞれに奮闘する。そして彼らに同調する者も出てくる。戦いの行く末が気になる。
     そして、いよいよセレス(メニー・メニー・シープ)がカルミアンの母星まで目前のところに。ただし、旅の終着というわけにはいかない。そこがまた大変なことになっているのだ。
     あとラスト1巻。3冊ありますけど。

  • 誰かが書いていたけど、読んでいると、頭の中で「愛、憶えていますか」が無限ループするようになった本シリーズ。本巻では、最終巻を前に、今までの諍いが一応の終幕を迎えます。最後の敵を前にした登場人物達に、感慨無量。

  • 「収拾?そんなこと、元々できるわけがないじゃない。走り続けるだけのことよ。みんなが走り抜くまで、ね」
    どれが正解かなんて後になってみなきゃわからないから、その時の最適解だと思うやり方で走り抜くしかないんだな。人生。

    とうとう、メニー・メニー・シープ人と救世群と太陽系人類が同盟を結んだ。言いたいことはあるけど棚上げにして…というやり方ができるんだな。お互い様ということも少しだけあるのかも。
    ここまで長くかかって失うものもたくさんあったけれど、取り返しのつかないことはないんだと思い知りました。
    エフェーミアが生き延びてくれていてよかった。メララのことも覚えてるんだな。シュタンドーレ総督の心は受け継がれている。

    カドム、イサリ、アクリラは1巻にもいるけど、9巻はかなり精神的に強くなってて、強くならなければここまで生きてこられなかったのをつぶさに見てきてたから眩しいのと同時に悲しくもあります。
    それは、エランカにも言えることだな。これ程の政治家になるとは思わなかったです。


    次は最終巻3冊、ミスチフと対峙かと思いきや十四万歳の幼女を擁する宇宙勢力とも戦うのか。
    茜華根禍ちゃんはミスン族倒しにきてるし、「昏睡の沼」はミスチフのことなんだろうけど、勢力範囲がどうとか言ってるから三つ巴戦?
    小川先生のあとがきも良かったです。「対立の炎はこの宇宙を燃やし尽くすことはできないだろう」

  • SF。シリーズ9作目part2。通して14冊目。
    とても良かった…。
    クライマックスに向けて進んでいる感じがスゴイ。
    エフェーミアさん好き。以前に名前出てたっけ?
    あと3冊。楽しみすぎる。
    シリーズ読み終わっても、また読み直したいな。

  • 恋愛方面、そっちに行くんかい!
    イサリちゃんと、本人のいない間に共有する相談していたからそうなるんだろうとは思ったけど、イサリちゃんがいなくなった隙にはどうなんだろう。そして、BLはさすがに描写してくれなかった。異種間はあったのに。せっかくだから書いてくださっていいのよ。(台無し)

    あと1巻3冊で完結……。リアルタイムで追わなかったことは逆によかったかも。毎回読み返してからじゃないとわからん。

  • これは本当にあと一巻で終わるのでしょうか。何分冊? そしてアクリラの本領発揮が楽しかったです。

  • 最終巻に向けてヒトもヒトではない人も分断から対話へ結びつける今作は絶望的な状況でもなんとか諦めない強さがみえる
    1人でなんとかならなくても、乗算する効果の凄さを思い知る一作

  • PL 2025.2.21-2025.2.23
    カドムやイサリ、アクリラたちの想いと闘いが続き、ついにメニー・メニー•シープと救世群と太陽系艦隊が手を携えるところまできた。
    残るは1巻3冊。
    最終巻手前のあとがきを読むと、この後のコロナ禍やウクライナ侵攻、ガザ攻撃に作者は何を思うだろうか。

  • いよいよラストへ!

  • <<救世群>>とメニーメニーシープの戦いは佳境に。
    カドム、アクリラ、イサリはそれぞれの役割を全うする。互いの成功を信じて。

    数ヶ月に渡ってちびちびと読み進めたのでまともにあらすじが書けない。また読み直そう。

    最後にあとがきがあるのだが、著者が天冥の標で描きたかった事柄について触れているので、迷子になったら読むといいかも。

  • 学問の心を感じる


    “大きな構図の、外側のさらに大きな構図がわかったところで、いちばん小さな手元の問題が消えてなくなるわけじゃないの。ねえ、知ってるかしら?痛みや悲しみはそれが重なると麻痺してしまうけど、責任というものは、背負えば背負っただけ、無限に重く感じていくものなのよ。
    p100

  • 全10巻全17冊

  • メニー・メニー・シープ人と救世群と太陽系艦隊が同盟を結ぶまで。
    1巻のセナーセーの医師だったカドムとこの巻のカドム、6巻の救世群議長の娘だったイサリとこの巻のイサリでは随分印象が違う。あらゆるものを取り戻すために、終わらせるために、強くならざるを得なかったんだろうな…
    ミヒル一派は逃亡?こんなあっさり戦いをやめるわけないよな…?
    しかし、こんな小さい星の中で争っている場合じゃないぞ!とばかりに現れる新たな種族…
    宇宙はあまりにも大きく、それに比べて人という種族の価値観はあまりにも狭い。

  • クルミが不気味。ユレインの成長が目覚ましい。エランカの変貌に驚く。アクリラの健在ぶりにシビれる。シュタンドーレ総督の思いが夫人と周りの者に受け継がれていることに胸を打たれる。イサリの決意が悲しい。ゲルトールトが心配。メニー・メニー・シープと救世群が停戦にこぎ着け、太陽系艦隊を交えて手を結ぶ展開が熱くて良い。宇宙勢力の「挨拶」の壮大さに圧倒された(次巻でどんな種族が出てくるか楽しみだ)。ついに役者が揃った感がある。次巻にワクワクが止まらない。

  • カドム&アクリラやイサリの働きにより、完全にとはいかないまでも、人類(MMS人類と太陽系人類)と救世群そしてカルミアンが手を結んだ。大きな、とてつもなく大きな敵に立ち向かうために。二惑星天体連合艦隊の助けがあったとは言え、割とあっさり救世群の本拠地が落とされてしまう。ミヒルやアシュムは一体何処へ行ったのか。それにしてもエフェーミアは300年の時を超えて、あの時助けられたヴァンディ家の想いを果たし、また自らが助けたメララの子孫と相まみえ、どんな気持ちを抱いているのだろうか。

  • 著者:小川一水(1975-、岐阜県、小説家)

  • 冥王班の治療薬を知ったときのプラクティスの慟哭がぐっとくる。最終的にミスチフとも手を取り合えるのだろうか?

  • 最終巻の前。いろいろな「ひと」と「ひとでないもの」が終結しつつあるこの巻の後に何が語られるのか楽しみ。

  • ミヒルの退場はちょっとあっけなかった。まぁあれで終わりじゃないんだろうけど。

  • 最終巻目前まで一気読みで読み進めてきました。

    やっと「地球の底力をみせてやりましょう」って決意表明できるところまで来ました。長かった。
    知らないうちに好き勝手にしくまれて、争わなくてもよい人たちが絶滅をもくろむまでに憎しみ合ってしまった世界。とりあえず、ここへきて本当の敵を見つけ団結できるところまでやってきました。細かい齟齬はあれど。

    千茅が成し遂げられなかった世界まで、あと少しなのか。遠回りしてきたけど、取り返しのつかないこともあったけど、とにかくリスタートできるポイントまでたどり着きました。

    さあ「ひっくり返してやる」だけだ。

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著者プロフィール

’75年岐阜県生まれ。’96年、河出智紀名義『まずは一報ポプラパレスより』でデビュー。’04年『第六大陸』で、’14年『コロロギ岳から木星トロヤへ』で星雲賞日本長編部門、’06年「漂った男」で、’11年「アリスマ王の愛した魔物」で星雲賞日本短編部門、’20年『天冥の標』で日本SF大賞を受賞。最新作は『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』。

「2022年 『ifの世界線  改変歴史SFアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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