僕が愛したすべての君へ (ハヤカワ文庫 JA オ 12-1)

著者 :
  • 早川書房
3.83
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本棚登録 : 3281
感想 : 192
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312336

感想・レビュー・書評

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  • 平行世界を行き来してることが証明された世界の話。どっちから読むかによって読後感が変わる恋愛SF小説。君を→僕が、順に読んだけど、これ逆から読んだ人と話したい!逆から読んだら感想とかも変わりそう。

  • 先にこっちから。クールでライトな感じのSFのパラレルワールドもの。読了感は完全にラノベ。これは面白い作家が現れたなという印象。

    並行世界がたくさんあって、1個2個隣は「気のせい」ほどの差で、数十個離れたところは全然違う、そんな世界観が面白い。メインテーマは、いくつもの世界の君と僕との関係、愛としての結論はそんなでもないけど世界観との調和が良い、分かったようなわからないような、でも良い本でした。

  • 君僕→僕君を読了。君僕より内容としては明るくて安心したけど、パラレルワールドならではの不安がつきまとい、話し合いが必要だろなと感じた。ただ内容としてはやはり薄い感じが否めず、揺さぶられる程の感動作ではなかったかなと。

  • 平行世界という設定はよくあるけれど、このような切り口の小説は新鮮だった。
    相互補完的なもう一つの作品と合わせて読んで星4の評価。
    2作とも読むと両作品がとても深まって面白かった。

  • 涙&鳥肌

  • 【購入本】読友さんの読了本から。 人々が日常的に“現実の世界”と“実現した可能性の世界”を行き来していることが実証された時代、高校生の高崎暦と瀧川和音は恋をする。“可能性ごと結婚し、可能性ごと愛する”、そんな特別なこと、自分はできるだろうか。また、私がこの時代観の住人だとして、“実現した可能性”を求めるのなら、私は013の世界の和音同様、“現在進行形の現実”と向き合うことは難しいと思った。次作も読み進めます。

  • 僕は『僕が愛したすべての君へ』から読みました。

    並行世界、パラレルワールドを軸にしたお話し。

  • SF的な設定と切ない恋物語が調和する作品。

    並刊の「君を愛したひとりの僕へ」は和音視点の物語に対して、この作品は暦視点の物語。並行世界の物語の進行と、二人それぞれの視点の立体構造がうまくできている。

  • 随分前に同じようなこと考えたことあるなぁ。

    「あの時これやってたらなぁ」って思うこともあるけど、それを選択した自分が別にいると思うことで気持ちを落ちつけてた笑

    「可能性ごと愛する」、「違う可能性があるから今こうして自分が幸せなんだ」とか面白い。

    こっちから読んだら?って言われたからこっちから。これからもう一冊の方読む。

  • 君愛→僕愛の順に読んだので、基礎情報が分かっていたこともあり読みやすかった。君愛では分かりづらかった部分も僕愛を読んで理解が深まった気がする。
    どちらを先に読むかで結末が変わる構成は面白いが、個人的には、君愛→僕愛の順に読んで良かったと思った。

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著者プロフィール

1981年大分県生まれ。2012年、第18回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞した『ミニッツ ~一分間の絶対時間~』(電撃文庫)でデビュー。初の一般文芸作品『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ともにハヤカワ文庫JA)を同時刊行して、大きなヒット作となる。ほかに『ラテラル ~水平思考推理の天使~』(電撃文庫)、『正解するマド』(ハヤカワ文庫JA)など、トリッキーなアイデアを武器とした作品を得意とする。

「2021年 『アイの歌声を聴かせて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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