子どもたちは狼のように吠える1 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房
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本棚登録 : 105
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784150312350

作品紹介・あらすじ

家族を殺されたセナは、大人たちへの復讐のために子どもだけの犯罪組織を立ち上げる。

感想・レビュー・書評

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  • 不穏な日常と過激な非日常、どちらも気が休まらなくてどのシーンもぎりぎりの綱渡りで。ただあいだにはさまれる、セナの率直な青少年らしさが読む側には救いというか(状況それどころじゃなくても)。理不尽に牙むき、絶望も従えて、相容れない世界で何が見えてくるのか。2巻も怖々、読むことにします。

  • アメドラになりそうなくらい展開に勢いがあって面白い。家族を皆殺しにされ理不尽に捕らわれた少年が、同じような境遇の仲間と共に自分たちを陥れた大人たちへ逆襲していく、血みどろで暴力描写満載の容赦ないノワール系。舞台になっているサハリンについてあまり知識がなかったので地名とか位置とか調べながら読んだら予想以上に面白さが倍増した。監獄のような施設から脱出するまでも、脱出してからも、何度も何度も危機が襲ってきて、最早ここまでかと毎回手に汗握る展開が心臓に悪い(くらい面白い)。BL描写も。ハヤカワでBL とか嬉しい。

  • 徹頭徹尾バイオレンスで満たされた液体に一滴友情を垂らしたような物語。センスは悪くない。

  • 親の仇も取れずに、溝蟲みたいに這いつくばって、逃げ回って……それで本当に生きていると言えるのか? 心臓が動いてりゃ万々歳ってわけじゃねえんだ。
    (P.207)

  • おもしろし!!

    くわしくは2のレビューで。

  • 猟奇的な描写も多かったけど、続きが気になって一気に読んだ。2巻出る8月がたのし~み(ノ*'ω'*)ノ

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