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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784150312473
作品紹介・あらすじ
渡仏した黒猫と、日本に残った付き人。二人の旅路を交差させるのは"生きている塔"?
みんなの感想まとめ
テーマは、黒猫とその付き人の複雑な関係性と、彼らを取り巻く不思議な塔の物語です。感情豊かなラブロマンスが描かれ、特にエレナという魅力的な女性が一人の男性の運命を大きく揺さぶる様子が印象的です。読者は、...
感想・レビュー・書評
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遡行する塔の問題より二人の関係が気になってしょうがない。
言葉が無くても交わされた約束を感じ、互いにそこに向かう事を信じているのが凄いなと思います。
成長してそこにたどり着くようにと、歩みを止めない姿勢が美しい。 -
2人の濃密な時間がじれったく、彼女の頑なさがじれったく。
逆さを向く塔はとても興味深く、その背景にあるストーリーもまたなんとも残酷でなかなかわくわくする展開だった。
2017.4.20
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■一歩を踏み出す勇気がほしい。たとえ彼の心が見えなくても。
フランス滞在中の黒猫は、ラテスト教授からの思想継承のため、イタリアへある塔の調査に向かう。建築家が亡くなり、設計図すらないなかで、なぜか建築が続いているという〈遡行する塔〉。だが塔が建つ屋敷の主ヒヌマは、塔は神の領域にあるだけだと言う。一方、学会に出席するために渡英した付き人は、滞在先で突然奇妙な映画への出演を打診される。離ればなれのまま、ふたりの新たな物語がはじまる――黒猫シリーズ第5弾 -
黒猫シリーズ第5弾
相変わらずの論理だけれど、前回は植物と音楽、今回は建築と映画、対象が広がってきている。
知らない事も多いし、美学とは何かもまだ理解できたとは思えないが、その論理と多弁、身を委ねて推理を楽しもう。 -
いつものように、理屈っぽい物語。
黒猫と彼女の関係も少し進展して、良い感じ。
早く日本に帰ってくるとよいなぁ。
ミステリとしてのトリックも、美学的にはありきたりかもね。 -
なかなか国際的な話になってきた。ミステリーとしても面白いけど、ラブストーリーとしてのこの迂遠さがたまりませんね。マチルドが通訳として同行してるけど、この感じだと黒猫に通訳いらないんじゃないか?
あと、やはりこのシリーズはテクストの読み解きをしているシーンが最も心地いい。 -
シリーズ5作目。
過去の自分と重ねて読む部分があるためか
このシリーズには特に愛着がわきます。
「遡行する塔」に係る人たちのお話。
ところどころに引っかかる表現全てに意味があり、
読み終わった時に「あ、そうなのね!」と心地よく
騙されたことに気づきました。
今回、黒猫と付き人のとても短いのに
ギュッと詰まった濃いひと時が素敵に描かれていました。
二人の関係は、もどかしいというよりも、そういうものなのかな
と思わせてしまうところがすごい。
今後この二人はどう成長していくのか、楽しみです。 -
黒猫シリーズ。文庫化にあたり掌編を追加。
ミステリとしても読めるし、不器用な2人のほのかなラブストーリーとしても読める内容。
『成長する塔』というモチーフは面白い。
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