- 早川書房 (2016年10月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784150312480
作品紹介・あらすじ
ついに第一次外惑星動乱が勃発。太陽系各地
で展開される熾烈な戦いを描いた11篇を収録
みんなの感想まとめ
第一次外惑星動乱を舞台にした本作は、宇宙での戦闘をリアルに描き出しています。『火星鉄道一九』では航空宇宙軍の視点から、戦闘の様子や登場人物の物語が展開され、戦争の背景にある資源や技術の考察がしっかりと...
感想・レビュー・書評
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今更ながらのレビュー第2弾。『火星鉄道一九』と『巡洋艦サラマンダー』の二つの短編集を纏めたもの。第一次外惑星動乱の始まりから終わりまでを描いている。
『火星鉄道一九』では、太陽系各所での戦闘を主に航空宇宙軍側から描いている。そして『巡洋艦サラマンダー』では、外惑星連合軍の唯一の正規巡洋艦サラマンダーの最期が描かれる。作中でも触れられている第二次世界大戦時のドイツ戦艦グラーフ・シュペーを思いこされる。艦長の名はドイツ系であるし。
ここで描かれる宇宙空間での戦闘は、アニメ等で描かれるビームが飛び交い、誘導ミサイルが命中するようなものではない。何しろ超遠距離をミサイルより高速で飛行する艦船を攻撃するのだから。ここでの主な兵器は爆雷である、攻撃目標との相対軌道・相対速度を利用するのだ。 また加速・減速に必要な燃料残量や補給の問題がある。実際に計算した星間軌道など、執筆当時の科学的な知見と技術の延長線上にある嘘っぽくなく、かつ地味な戦闘シーンが描かれるのが魅力と言える。また戦争のバックグラウンドである資源、テクノロジーやエネルギー等、そして新技術の運用面等の考察がきちんとされている。例として、外惑星自治政府の戦闘艦開発の制約等がある。また、当初の作品は昭和に書かれたものであり、最近はやりの「戦術AI」 は登場しない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「火星鉄道十九」では、航空宇宙軍の視点から、さまざまな場所と登場人物の物語が描かれました。「巡洋艦サラマンダー」では、開戦前に外惑星同盟が唯一完成させた巡洋艦サラマンダーの追走劇と、戦いの終わりまでが連作短編の形で描かれました。
いずれも華々しい戦闘シーンがあるわけではないのですが。細かな描写を通して、作品世界の様子やそこに生きる人たちの心情に説得力がありました。 -
名前だけはかなり前から聞いていたモノの、読む機会を逸していた『巡洋艦サラマンダー』を遂に読めた。泣いた。完全版として読む機会が与えられたことに感謝。
第一次外惑星動乱はここまで。とあったので、てことは第二次があるのか。(わかってない -
二巻目も変わらずの面白さと読み応え。
読む時間が取れなくて随分時間がかかってしまったけれど、ようやく読み終わった。
短編集だったから、細切れに読んでもあまり支障はなかった。
こういう本を読むと、歴史を勉強してみようかなという気持ちも少し出てくる。
時間のあるうちに読みたかったなと思うようになってしまった。
170402 -
航空宇宙軍史・完全版 二: 火星鉄道一九/巡洋艦サラマンダー (ハヤカワ文庫 JA) ( )
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