- 早川書房 (2016年11月26日発売)
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感想 : 11件
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784150312503
作品紹介・あらすじ
粛清者はさらに12万の恒星反応弾と護衛艦隊を送り込んできたが……第1部、堂々完結!
みんなの感想まとめ
壮大な戦いの結末が描かれる中、キャラクターたちの苦悩と成長が際立つ物語が展開されます。圧倒的な敵、粛清者に対抗する主人公たちは、終わりなき消耗戦を強いられ、絶望的な状況に立たされますが、その中でも希望...
感想・レビュー・書評
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2016年11月ハヤカワ文庫JA刊。シリーズ12作目にして最終巻。納得が行く粛正者の説明とそれ故の取りうる戦略の方向が、興味深く、面白い。新シリーズを期待させてくれる。
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長きにわたる戦いに終止符。しかし、なんか釈然としないのはなんだろうな…。ケーイチの創意工夫的な話がすっかり鳴りを潜めてしまったせいだと思うが、続編に期待。
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スカウト編堂々の完結!
圧倒的な数の力で攻めに攻めてくる粛清者に対して
終わりなき消耗戦を強いられる
あらゆる手段、そしてなりふり構わない防戦で対抗する彼らをしかし
無慈悲な絶望が飲み込もうとしていたーーー
****以下ネタバレあり****
手に汗握る、そして暗い気持ちに包まれる展開で
いくらか憂鬱にはなったけども
これを読んでる時点で最新刊の続編が出て購入していたので
まあなんらかの救済が行われたのであろうと楽観もしていた
たいへんつまらない読み方をしていますね!
地球が終わるまで続く戦い、というのが前提であったので
続々と死者や、戦闘のできない艦が増えていき
いったいどうオチをつけるのかと気を揉んでいたが
絶妙なタイミングで救いの手が差し伸べられて
本当に良かった!
こんな風に誰かの手によって地球が破壊されるのは
やはり悲しいもんだ…
ラストでは次の話に向け時間も経過していて
粛清者の再プッシュはなかったようだけど
あの一度の表面爆発で諦めたのは、物資が尽きたからなのか、解熱剤の存在のおかげなのか判然としない
今後は防戦一方の今までと違い、
こちらから積極的に働きかけていくようだけれど
最終的にどちらかが滅亡という話にはならないと思うから
何かしらの意思疎通が成り、和解というか折り合いをつけていくことになるんだろうか
そういえばアバターは今回失った分はまた再生産?されるのだろうか
新たな種族、文明、そして戦いが待っている
次の出航に向けて、わくわくしている -
うおおおおー!
だった
みんなできることをして、やれることをやって、やりつくして、絶望してるけどせずにやっぱりできることをして、そして、のはなし。
どっちに舵を切るのかが最後までわからなかった。
早く!ともちろん思うけど、まさに全てタイミングなんだよね
ウィルがそうなるのはなんかわかるようなわからないような、わらっちゃう -
凄かった。
最終巻となるわけだが、まさにクライマックス!
太陽系防衛のため闘う有坂ら独立艦隊、アバターを持たない迎撃戦闘機、長城とゲート、危機一髪の地球と太陽……。
特に、強い放射線に焼かれていく地球の描写が凄い。
全巻手に汗を握る展開だった。
そしてエピローグでは、感動の一コマが。 -
宇宙軍士官学校シリーズ第1部完結。
地球防衛する恵一率いる途上種族艦隊。どんどん劣勢になる中で援軍が到着する。
面白かったんだけど防衛戦の最後は天上人が出て来て解決というようなモヤモヤした結末。もっと悲惨なオチでも良かったと思う。敵である粛清者の事が分かってきたのは興味深い。相手には相手なりの正義があったんだと。もっと悪役側の魅力があっても良い。 -
楽しかった
いったい地球は、防衛軍はどうなるのか、粛清者とはなにか、なんのための戦いか、人類の祖はなにかといった数多くの謎に一定の回答を与えて、物語は終わる。
更なる真の解は続編で明らかになるだろうし、登場人物のその後も描かれることだろう。楽しみである。
大きな破綻なく、楽しくここまで物語を紡いでくれた作者に感謝。私は戦闘と筋しか追ってなかった気がするが、次は登場人物を節約して良いから、あと少し濃い物語を期待したいな。 -
粛清者との関係もなんとなく明らかになり始めたところで、第一部完。
ぬう。次も買わざるをえまい。 -
ジュブナイルのようだが緻密で広大な世界観、読みやすいがシリアスなストーリー展開。この第12巻で一区切り。次シリーズ構想中ということで大いに期待。
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宇宙軍士官学校第一部完結の十二巻。
戦死した恵一がアバター化する間に接触した存在。かの存在が提示した人類社会と粛清者の確執のかけら。
全てがアロイスやケイローンより高位の至高者、という存在より上位の存在の手のひらの上にあるかのような描写は気に入らない。恵一の憤激した感情も理解できる。
こういう超々高位存在の倫理観というか死生観というか。そちらには理解できないだろうが、そうであるのだそうであるべきなのだ、という言説は大嫌いだ。
メガテンユーザーならば、理解共感はしやすいのではないでしょうか。高位存在だろうが、自分たちは自分たちで生きているんだ、勝手に指図するんじゃねーよ、という心意気です。神だろうが悪魔だろうがやっちまうぞ、の気概ね。メガテンはそれがないと生き残れません。あと悪魔召喚プログラムをください。
恒星反応弾の影響を少しでも最小限に抑えるために、避難限界ギリギリまで努力を続ける人々の奮闘が多く描かれる12巻。これまでも、恵一たち前線だけでなく後方の地球圏の活動として描かれてきましたが、最後の瞬間まで戦い抗い続ける姿は美しい。
こうでありたい。
滅びを迎える最後の最後まで戦い続けた地球人類の素質を認めたのか、人類社会の上級種族のジュバックが状況に介入を決定。これにて、地球人類の粛清者との戦争は終焉を迎えました。もっと早くに、という感情は当然持ってしまうよなぁ。
どうしても、恵一たちやアロイス、ケイローンの活動が何らかのシナリオ通りに動かされているような気色悪さが拭えない展開になってしまいました。物語の当初から、うっすらとあった疑問が、とうとう表面化してしまった気がします。
だからこそ、メガテンプレイ時の気概が必要になるのですが。
第一部がー前哨ースカウトというのも、選別の為の戦争だったのかな、と思ってしまう。ちょっともやっとした感覚が残った第一部完結の十ニ巻でした。
著者プロフィール
鷹見一幸の作品
