ID-0 Vive hodie. ―今日生きよ (II) (ハヤカワ文庫JA)

菅浩江 ID-0Project

• 早川書房 (2017年7月20日発売)

感想・レビュー・書評

[kasuranさんの感想 · 2017年10月21日]

原作アニメを見てから読むと色々と補完される感じがあって「ああ、なるほど、そういうことだったんだ」と気づくところが多かった。人間の承認欲求というのは良くも悪くも行動への原動力であるだけに一旦それが否定されると自分を見失うこともあるだろう。これは人類の救済の物語ではあるが、あまりにもその代償は大きすぎた。

[朱夏さんの感想 · 2019年12月21日]

過去を見つけたイドが主役になる話。
過去の因縁と、過去の自分、記憶がなく、育てられ方が違えばこうも変わるのかと。
心理心情の描写がかなり多いので読む人の好みが分かれそう。

著者プロフィール

1963年生まれ。SF作家。2015年、『放課後のプレアデス　みなとの宇宙』のノベライズを上梓。他の著作に『おまかせハウスの人々』『プリズムの瞳』など。本作がはじめてのビジュアルブックとなる。

「2016年 『ＧＥＡＲ　［ギア］　Ａｎｏｔｈｅｒ　Ｄａｙ　五色の輪舞』 で使われていた紹介文から引用しています。」