死刑にいたる病 (ハヤカワ文庫JA)

  • 早川書房 (2017年10月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784150313005

作品紹介・あらすじ

鬱屈した大学生活を送る雅也は、連続殺人犯の大和から冤罪の証明を頼まれる。戸惑いつつ調査する雅也が辿りついた驚愕の真実とは

みんなの感想まとめ

大学生活に鬱屈した日々を送る主人公が、連続殺人犯からの手紙を受け取ることで展開が始まります。彼は、24人の少年少女を殺害したとして死刑判決を受けた榛村から、最後の1件の冤罪を証明してほしいと依頼されま...

感想・レビュー・書評

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  • いつからか覚えていないくらい前から本棚に滞在し続けた御局様枠の本書。脳内再生は阿部サダヲで良し!と、ネットCMが大々的に許可して下さったので予告映像をオカズにしてから準備万端で挑んだ次第で御座候。

    挫折から卑屈になり下向きな生活を送る筧井雅也の元に送られた一通の手紙。差出人は戦後最大の連続殺人者、榛村大和からであった。彼は、立件された九件の殺人の内、八件目までは認めるが最後の殺人は冤罪であると訴え、その証明を雅也に頼みたいと依頼してきたのであった。冤罪を晴らした所で彼の死刑判決は覆らないのに何故、一介の大学生でしかない自分に何故。樺村の美しい容姿に隠れた殺人鬼の顔。雅也との関係性。最後の被害者 根津かおると、謎の男 金山一輝の存在とはーー。
    「榛村と関わった者は必ず彼に魅了されてしまう。誰もが彼に近付きたい、いや、彼になりたいと望んでしまうのだ。」
    調査のため榛村と関わった雅也も徐々に彼に魅せられていく。そして雅也が辿り着いた真実は余りにも残酷であり、反面美しさすら感じてしまった。本書は、連続殺人者(シリアルキラー)の物語と同時に、彼に魅了された人々の物語だ。

    本書は過去の実在したシリアルキラーの名前が大量に登場する。聞いた事のある名もあれば初めて知った殺人鬼もいた。軽く調べたただけでも目を背けたくなる凄惨な事件模様と描写が書き連ねてあったが、不思議な事に殺人鬼本人達はとても端正な顔立ちをしている。因みに私は人の顔を見た第一印象で「んま!!美しい!!」となったのがGACKT以外で無い(誇張×無駄情報)
    殺人鬼の資料…と言うと大袈裟だが記事やそれに関する本を見る事は多い。そしてその中で常に感じている魅力が、彼等の異常なまでの美学と執着心についてだ。この自身が持ちえない性質に「何故」を含めて惹かれてしまうのだ。現に、その手の資料は「殺人」という残虐なテーマであっても、終始否定的な言葉が並ぶ事はまず無い。必ず、本人に魅了された人間が存在し、故に現在まで形に残り語られ続けているのだと思う。

    少し脱線したが、この作品はまさにそれを、「恐る恐る恐怖に触れる」追体験をしている様な感覚だった。いつの間にか私も阿部サダ...榛村大和という殺人鬼に魅せられていた。魅力を感じるのは心だ。心をコントロールされたら抗えるのだろうか、そんな深淵の恐怖に慄いたし少し憧れてしまった。とても面白かったです。

    ただ、小説としては微妙だ。「殺人鬼に魅了される謎について」丁寧に描写された文を夢中で追っていたが、真相解明からはトントン拍子だった。執着心よ、いずこである。
    【映画史に残る驚愕のラストにトリハダ】...なんて言うてますけど、この拍子抜けラストが映画ではどう表現されるのか楽しみだ。きっと阿部サダヲがどうにかしてくれるのだろう。私は阿部サダヲが大好きだ。Dir en greyの京さんに似てるからで入った身だが、これは言わなきゃバレないはずだ。....このネタに握手してくれる人いるかなぁ。

    ( ゚∀ ゚)ハッ また脱線してしまった!!

    • NORAxxさん
      興奮しすぎて誤字りました(笑)
      「文章でこの間どうと」✕
      「文章でこの興奮をどう」〇
      脳内変換をお願い致します(笑)
      興奮しすぎて誤字りました(笑)
      「文章でこの間どうと」✕
      「文章でこの興奮をどう」〇
      脳内変換をお願い致します(笑)
      2022/04/26
    • akodamさん
      私こそ相棒のレビューでDIRの文字を見た時、満員電車の中で小躍りしていた♪プレイリストに数年入っているLOTUSを聴きながらψ(`∇´)ψ
      ...
      私こそ相棒のレビューでDIRの文字を見た時、満員電車の中で小躍りしていた♪プレイリストに数年入っているLOTUSを聴きながらψ(`∇´)ψ

      相棒とは長い付き合いになりそうだぞ宣言を一方的に申し上げておきます。

      【阿部サダヲ dir 京 画像】で完全一致堪能しました。冷めやらぬ興奮、今宵眠れるかしら…。

      一先ずベッドに潜ってOBSCURE 聴きます(><)
      良き夜を♪
      2022/04/27
    • NORAxxさん
      あぁ..そのベストアルバム良いですよねぇ(*´﹃`*)ロータスはリリースされた時衝撃でしたね!!京さんが珍しくちゃんと歌ってる!!となりまし...
      あぁ..そのベストアルバム良いですよねぇ(*´﹃`*)ロータスはリリースされた時衝撃でしたね!!京さんが珍しくちゃんと歌ってる!!となりました(笑)

      いやこちらこそ一方的に長い付き合いで頼むぞ宣言をさせていただきます。

      寝る前のオブスキュアww絶対良い夢見れますなww相棒を良い夢を( •ω- )☆楽しいお話してくれてありがとう!!おやすみなさい♪
      2022/04/27
  • 会社では京極夏彦の鵼の碑をよみ進めているのだが、あまりにも重くて持ち帰るのが面倒で置いてきてしまった。。。
    厚みは嬉しいのだけど、持ち運びには向かないのよね。。。

    ということで、会社の方に、オススメの本と教えられ、購入していた本を読んでみた(*^▽^*)


    最初はちょっと文章が読み難い印象だったのだが、物語が進むに連れて気にならなくなってきた。物語の方に没頭してきたからだろう。

    大学生の雅也は、小学生の頃は神童と呼ばれる程の優等生だった。
    高校の時に挫折したが、何とか有名では無い私立大学に入学した。変にプライドが邪魔をし、こんな筈ではないと思っていた雅也は、友人関係も上手くいかず、鬱屈した日々を送っていた。

    そんな時、24人もの少年少女を殺害したとして世間を震撼させている稀代の連続殺人鬼・榛村 (はいむら)大和から1通の手紙を受け取る。
    雅也は中学時代に地元でパン屋の店主をしていた彼をよく知っていた。

    そすでに一審で死刑判決を受けている榛村だったのだが、最後の一件だけは冤罪であることを証明してほしいと、雅也に依頼してきたのである。
    雅也は、その願いを聞き入れ独自に調査に着手する。調査をしていくうちに、自然と雅也の印象が変わっていく、、、



    ちょっとグロい表現があって、痛いのが嫌いな私にはキツかったが、物語は二転三転して、自分が予想した結末とは全く別の結末に落ち着いた(-。-;

    最初のんびり、途中速度が上がり、最後はまたずるずる、、、といった感じだろうか(^◇^;)

    こういうサイコパスの気持ちは感情移入出来ないけど、相手を取り入ってしまうというのか、これがマインドコントロールなのか、、、そのあたりはゾゾっとした(^_^;)

    • bmakiさん
      土瓶さん

      そーなんですよ。
      アレをバッグに入れると、それだけで満杯で。。。

      ところで、伊豆事件ってどの作品でしたっけ?私読んで...
      土瓶さん

      そーなんですよ。
      アレをバッグに入れると、それだけで満杯で。。。

      ところで、伊豆事件ってどの作品でしたっけ?私読んでいないのかも!?と思って、、、
      最初から再読しないといけないかな。。
      記憶があやふや。。。
      2023/12/02
    • 土瓶さん
      伊豆は、たしか「塗仏の宴」ですね。
      作中、過去の事件は地名で表されるのでわかりずらいですよね。
      伊豆は、たしか「塗仏の宴」ですね。
      作中、過去の事件は地名で表されるのでわかりずらいですよね。
      2023/12/02
    • bmakiさん
      土瓶さん

      ありがとうございます。
      塗仏でしたか!
      私途中で挫折しているのかも?

      そうなんですよ、全部地名になっているので、ど...
      土瓶さん

      ありがとうございます。
      塗仏でしたか!
      私途中で挫折しているのかも?

      そうなんですよ、全部地名になっているので、どれだっけ??と、、、

      頭から全部読みたいですが、あの厚み。。。
      結構気合い入れないと読み返せないんですよね( ̄▽ ̄)
      2023/12/03
  • 櫛木理有さん初読みだと思います
    「チェインドッグ」改題

    望んだ大学には入学できず、鬱々とした日々を過ごす大学生、筧。彼の元に連続殺人鬼榛村から
    獄中より手紙が届く。
    24件の少年少女拷問殺害事件の犯人の男は
    最後の1件は冤罪だと主張する。
    殺人鬼は、美しいビジュアルを持ち、優しい笑顔と語り口で、筧をコントロールしていく。
    筧が事件と榛村の過去を調べていくうち
    自分自身の出自とも向き合うことになる。
    シリアスキラーは檻の中から人々を掌握する。
    チェインドッグは“繋がれた犬”

    殺人鬼を阿部サダヲで映画化
    素晴らしかったらしい
    なかなか混み入った過去を繋ぐストーリーを面白く読んだのですが
    最後に驚きの!という展開となるらしいのですが
    私は ちゃんと読めていないのか
    驚かないで受け入れてしまったんですけど
    何か読み方間違ったのかもしれません。

    • おびのりさん
      たろうさん
      ひなちゃんと並行して、ぜひどうぞ
      たろうさん
      ひなちゃんと並行して、ぜひどうぞ
      2025/06/09
    • おびのりさん
      1Qさんはねー
      良いご家庭をお持ちですからねー
      お誘いするの悩みますねー
      1Qさんはねー
      良いご家庭をお持ちですからねー
      お誘いするの悩みますねー
      2025/06/09
    • きたごやたろうさん
      おびのりさんへ

      たぶん、違う作品と同時読みになりそうです…。
      すみません。
      おびのりさんへ

      たぶん、違う作品と同時読みになりそうです…。
      すみません。
      2025/06/09
  •  もともと、櫛木理宇さんのことはこの作品を読みたいと思ったことから知りました(映画は観ていませんが、多分映画化されたから知った感じです)。なので、お安く手に入れた途端、積んであればいつでも読めると…いつまでも積んで、そして櫛木理宇さんの他の作品を読みまくっていました!でも結構この作品読まれている読書家さん多いので、一大決心をして読んでみることにしました(;'∀')

     物語の主人公は、大学生の筧井雅也…中学までは成績優秀で周囲からの期待も厚く同級生を見下していたような生活を送っていたが、高校で挫折し現在はFランと呼ばれる私立大学に通学し鬱屈した大学生活を送っている…。そんな中、以前通っていたパン屋を経営していた榛村(はいむら)大和から手紙が届き、死刑判決を受けた9件の殺人事件のうち1件は身に覚えのない冤罪であることが記されていた。榛村大和はシリアルキラーとして世を震撼させた人物で、立件された9件を含めて24件の少年少女の事件に関わっているとされていた…。雅也は榛村と面会した上で、榛村の過去や概要について調査をはじめるのだが…。

     榛村が関わった事件や過去の描写のについて、結構キツイものがありましたが何とか読めました。榛村と関わることで雅也が変わっていく…これ、洗脳??自身で気づかないまま、取り込まれていく過程が怖いっ…!!しかも、エンディングはちょっとホッとさせておいて、そうくるか!!的な…感じでした。このあと、どうなっちゃうのかも気になるところです。

    • かなさん
      1Q84O1さん、お疲れ様です。
      ultraman719さんは、
      クズアベンジャーズの切り込み部隊隊長とは…(;・∀・)
      いや…恐れ多...
      1Q84O1さん、お疲れ様です。
      ultraman719さんは、
      クズアベンジャーズの切り込み部隊隊長とは…(;・∀・)
      いや…恐れ多くて…、自分から持ち掛けたのにどうしましょ!!
      でも、伊岡瞬さんを並べるのはだいぶ先になりそうなので、
      心の準備をしてからにしますネ…。
      2024/08/28
    • ultraman719さん
      一休さんのコメント欄で、活躍されてるのに、そんな心配は無用ですよ!w
      一休さんのコメント欄で、活躍されてるのに、そんな心配は無用ですよ!w
      2024/08/28
    • かなさん
      ultraman719さん
      あはは(*^▽^*)
      そうですかねぇ…
      じゃ、いつか、頑張ってみますね!
      おふたりの懐を借りるつもりで、...
      ultraman719さん
      あはは(*^▽^*)
      そうですかねぇ…
      じゃ、いつか、頑張ってみますね!
      おふたりの懐を借りるつもりで、ねっ♪
      2024/08/28
  • こわっ!
    シリアルキラー榛村大和の手紙から始まるストーリ。
    徐々に大和にコントロールされていく主人公の大学生筧井雅也。
    ぞくぞくっとしました。

    連続殺人鬼の大和。死刑判決を受けた9件のうち最後の1件は冤罪と主張。それを証明してほしいと雅也に依頼。
    雅也は大和の過去から調査を始めます。
    そして、過去のシリアルキラーの事件を勉強していくことで、シリアルキラーの行動を理解するように。
    果たして最後の1件は冤罪なのか?

    そして徐々に明らかになる大和の過去。
    さらに、自分の出生についても疑惑が...
    そして、大和に魅せられていく雅也。
    何が本当で何が嘘なのか?
    我々読み手もこの大和に翻弄されてしまいます。
    とっても怖い。

    そしてエピローグ..
    なんとなく、そうだと思った!
    これまた怖い!

    ということで、とってもお勧め。

  • 主人公の大学生の元に、シリアルキラーから手紙が届く。 9件の連続殺人のうち、最後の一件だけは冤罪であり、それを証明してほしいとの依頼に、真実を追求していく物語。

    シリアルキラーの人をコントロールする、美しき狂気のさまが描かれていて、最後まで何を信じて良いのか、疑いながら読み進めてグッタリ。

    最後の最後の最後まで、転々とひっくり返る展開にビックリ。

    やはり大好きミステリー。

  • 大学生の筧雅也のもとに、24件の殺人容疑で逮捕され、そのうち9件で立件・起訴・死刑判決を受けている榛村大和からの手紙が届く。
    大和から、死刑判決が出た9件中、1件は冤罪なので立証してほしいと頼まれる。
    なぜ自分が頼まれたのか?戸惑いながらも雅也は大和の過去を、事件を調べるうちに次第にのめり込んでいく。

    大和の過去を知るために、雅也は大和と関わりのあった人々の話を聞く。稀代の連続殺人鬼と皆は知ってるはずなのに、大和に抱く印象がそれぞれであまりにも違うため、読みながら大和の人物像が掴めず戸惑ってしまった。その戸惑いのためか大和をもっと知りたいと思うようになっていた。そして雅也にも感情移入してしまう。

    全ての真実を知ったとき、ゾッとした。


    大和は「やれ」と直接言わない。あくまで選択肢を与えるだけ。選択肢を与えられた方はそれをありがたいと思う。

  • 大学生・筧井雅也は、シリアルキラー・榛村大和(はいむらやまと)から、死刑判決を受けた9件の殺人事件のうち最後の1件の冤罪を証明してほしい、と依頼され、事件を追う ー

    榛村は他の8件は潔く罪を認めると言う。
    最後の1件が冤罪であっても死刑判決は揺るがない。それなのになぜ冤罪を証明してほしいというのか?
    そもそも、本当に冤罪なのか?

    筧井君の頑張りで謎が徐々に解き明かされていく。
    しかし…いくつも同様のループがあって、それを榛村は楽しんでるんだな…と。

    榛村みたいなサイコパスで心を通じ合わすことなど絶対にできない人にみんな惹かれてしまうのはなぜだろう?
    なぜ、自分だけには真実を語ってくれている、と思わされてしまうのだろう?
    怖いね。

    僕はスッキリはしなかったので、映画は見ないかな。

    人に騙されやすい人は人生勉強のつもりで読んでください笑

  • 面白かった。
    雅也、危なかったねー。
    雅也が榛村に翻弄されていく様子がとても恐ろしかった。

    エピローグはぞわっとした。こういう終わり方好き。
    佐村先生、あなたもですか。

    だけどオチがなんだかな。
    結局私も彼のお遊びに振り回されただけか!!

  • 怖いわ!!!

    ぃやぁ…ざわざわする怖さ
    阿部サダヲさん好きで映画見たいけど我慢出来ず読んでしまった(゜ロ゜;ノ)ノ
    映画と登場人物のイメージも少し違うが
    映画はどのくらい原作に忠実なんだろうか…

    読んでて確かに自分までシリアルキラーにのまれそうになる…
    凄く地味なのに
    自分が思ってた展開とは全く違いました…

    かぁぁぁあ…怖っ…
    昔【寄生獣】を読んでて 最終的に人間て怖いよねぇ…ってなった時と同じ感覚だった…

  • 櫛木作品、初読み。9人の殺人の罪で裁判中の榛村大和。しかし、その1人は殺していないと訴える。榛村は自分の店に通っていた雅也に手紙を出してその冤罪を晴らしてほしいと懇願する。雅也は榛村の生い立ちを調べる。そこで彼自身も変わっていく。何故か榛村への親和性が高くなり、似てきてしまったのだ。雅也の母親の秘密から榛村との関係が明らかになり、榛村の正体が明らかになる。この作品、徐々に榛村と雅也への印象が変わっていく。ラストでレンズの焦点完全に合い、そこで分かるサイコキラーへの恐怖、洗脳による恐怖がピークに達した。⑤

    • sayuriさん
      ⑤でしたね!櫛木理宇さんの作品は癖になりますよ~( *´艸`)
      ⑤でしたね!櫛木理宇さんの作品は癖になりますよ~( *´艸`)
      2024/01/28
  • 櫛木さんの作品、2冊目です。
    大学生筧井雅也は鬱屈とした毎日を過ごしている。
    ある日、手紙が送られてきたが送り主は連続殺人鬼の死刑囚だった。

    前回は依存症シリーズでグロすぎたので、ちょっと警戒しましたが今回は心理的恐怖が強かったです。
    刑務所への訪問が増えるにつれ次第に性格が変わっていく雅也。途中、最後の結末が全く読めず、どんどん物語に引き込まれました。
    微妙ですかロバートデニーロが出ていたエンゼルハートを思い出しました。

    ラストもある意味、衝撃的でした。

  • 一審で死刑宣告をされたシリアルキラーから、主人公の元に手紙が届く。8件の殺人は認めるが、最後の9件目は冤罪だと主人公に主張するシリアルキラー。主人公に自分の冤罪を証明してほしいと依頼される。
    といったあらすじ。


    シリアルキラーは許されざる罪人ですが、一定の人を惹きつける何かがあります。
    海外ではシリアルキラーカードが売っていますし、シリアルキラーと獄中婚した女性も存在しますし、シリアルキラーを題材にしたヒット映画も数多くあります。

    自ら人と関わることができない壁の中にいながら、その生活を最期の時が来るまで謳歌するシリアルキラー。恐れを抱きつつも目を離すことができない、そんな作品でした。

    最後に晴れやかな気持ちになったかと思いきやシリアルキラーの足音が後ろから聞こえ、背中がゾクっとしました。

  • これは面白かったな〜
    サイコパス的な?
    人を操るとか洗脳の恐ろしさね
    イメージとしては知的な男性?
    そのあたりサイコパスの本にも興味がある。

    なるほど
    まだ人格が出来上がってない子供か…
    己が理想とする容姿とその気質を持つ子に狙いを定める冷静さ
    じっくり餌を撒き時期を伺う執拗さ
    焦る必要はない…
    必ず上手くいくのだからという自信

    気持ち悪さを感じながら進むストーリーは、連続殺人鬼・榛村と操られる雅也の調査で進んでいく。
    次第に魅せられて危うくなる雅也がどうなるのか?


    中盤までくると雅也が第二の榛村になる先も考えられるし…洗脳から解ける何かがあるのか…
    どうなる?そこを考えるとまたまた面白かった。

    ただエピローグはなくてもいいかな?
    わたしとしてはラストの彼女のセリフでゾワッと終わりたかった。



    演技が上手いから阿部サダヲなのか〜
    でもイケメンって何回も出てくるし笑
    顔だけなら安藤政信じゃない?


    • おびのりさん
      やだ このレビュー気が付いてなかったわ
      ねえ 最後にびっくりとかって
      びっくりした?
      私 なんかそのまま受け入れちゃたんだけど
      やだ このレビュー気が付いてなかったわ
      ねえ 最後にびっくりとかって
      びっくりした?
      私 なんかそのまま受け入れちゃたんだけど
      2026/02/10
    • みんみんさん
      彼女がある人と出会って変わったの…
      ってとこで終わったね

      それでエピローグで種明かしね
      彼女がある人と出会って変わったの…
      ってとこで終わったね

      それでエピローグで種明かしね
      2026/02/10
    • みんみんさん
      ↑ネタバレしちゃった?笑
      ↑ネタバレしちゃった?笑
      2026/02/10
  • 初読みの作家さん
    実際の凄惨な殺人事件なども描かれ結構リアリティがありましたね…

    主人公雅也がだんだんと取り込まれていく過程やキーとなる「選択」が、実に作品に溶け込んでいて、よりキャラクターたちを際立たせている。

    終わり方も色々と考察できそうですがスッキリと終わりたい私にとっては…

  • まるでシリアルキラーの入門書のような内容でもある。
    検索をすれば、「猟奇殺人犯、連続殺人鬼、秩序型殺人犯、演技性人格障害者、鬼畜、シリアルキラー、異常者、怪物」とされる彼からの依頼で(それだけ冤罪という)9件目の事件を調べるために彼の生い立ちから過去のすべてを探る主人公。
    遺伝か?環境か?高い知能指数でもしかしたら祖父のように「成功したサイコパス」になれたかもしれない彼の壮絶な生い立ちから事件内容までに鳥肌が立つ。
    そんな彼との関わりの中で、元優等生だが抜け殻となっていた主人公に変化が…
    ラストで少しホッとするものの、エピローグでまた揺さぶられることに。

  • 殺人犯の大和は嘘をつく時は9割真実を話し、核心のところだけ嘘をつくのが1番嘘がうまくいく、と話していたのが印象に残っていた。

    ネタバレになりますが9件目の殺人は選択を大和がしていないから自分の犯行ではないと主張していた。

    大和にとっては選択することが大事で実際に実行したとしても自分の犯行ではないと考えていた。

    大和に冤罪をはらして欲しいと手紙が来た、筧井雅也は選ばれたのではなく手当たり次第に手紙を送った1人だった。

    最後は筧井雅也が大和に惹かれ同じように殺人をしてみたいと思っていたが、大和が父であるとの嘘も判明し何とか踏みとどまり大和との関係をたった。

    大和の人をコントロールし自分の思い通りに動かしていく術はすごいと感じました。

  • シリアルキラー怖わ!
    マインドコントロール怖わ!
    急に捕まった連続殺人鬼から、手紙が…
    いっぱい罪認めるけど、最後のは違う!
    それ証明して!ってお願い。大学生で暇かもしれんけど、そんな願い請けるか?って思う。
    途中、色々、殺人鬼の経歴なり、冤罪とか訴えてるのを調査する話で、少し飽きてきたんやけど、そういう事か…
    全員ではないんやろうけど、シリアルキラーって、凄い魅力的なんやろな。
    周りの人が皆んな魅了されてる。
    何か皆んなが、殺人鬼の掌で転がされる感じ。
    多分、私もコロコロされるわ(^^;;
    周りにおらんからホッ!
    でも、それが、実は罠やったりするかも?…
    って考えては、やってられんので素直に生きていきます〜!

    あくまで、この主人公である大学生筧井くん目線で、周り全てが取り込まれるように感じるけど、シリアルキラーはしたたか…
    数打ちゃ当たる作戦とは…(_ _).。o○

  • これ映像化なるの?最悪やん
    常に眉間にシワをよせながら読んだ胸糞悪い話です。8人の少年少女を拉致監禁暴行淫行残虐殺害した異常犯罪者の9人目の冤罪を証明するべく、調査する大学生のお話。すげー嫌いな内容です。ようこんな話を書けるわぁとある意味関心しつつ、映像化することが信じられない。どこに需要があるの?

  • 稀代の連続殺人鬼から届いた一通の手紙。

    大学生活に膿んでいた雅也は、テレビや週刊誌で話題となっていたくらいしか事件については知らず、ましてや小学生の頃に通っていたベーカリーの店主だった記憶しかなかった。

    事件の再調査を頼まれ、彼のことを探っていくうちにわかってくる事実。

    次第にこの殺人鬼に取り込まれていく様子に慄きながらもこうやって人は、騙されてしまうのか…といいようもない不安や畏れに怖くなった。

    解説にも書いてあったが、シリアルキラーとは私たちの心理状態を映し出す鏡であり、雅也も大和との触れ合いを通じて自分をかさねてゆくことになる。

    共通する何かを見つけると無意識のうちに同化してしまう。
    それが一番怖いと思った。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

櫛木理宇の作品

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